私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.137 婚前交渉はなぜいけないのですか。
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ドラマや漫画などでは、恋人同士が愛し合って最終的にそうなる・・・、というのは、いかにも当たり前と言った風潮のご時世に、「婚前交渉はダメ!」なんて考えはいかにも窮屈に思えるかもしれません。
クリスチャンにとって性的関係とは、結婚とは? そして、過去にもう性的な罪を犯してしまった場合には? 今回も中川健一牧師がズバリお答えします。
Q. 質問
Q:まだ結婚をしていない男女は、なぜ性的関係を持っていけないのですか。クリスチャンでない友人に何度も聞かれるのですが、いつも納得してもらえる説明ができません。
A. 回答
A:私たち人間は、日々なんらかの選びをしながら生きています。神を信じていない方にとっては、選びの基準は「私がどう感じるか」です。つまり、自分が自分にとっての神になっているのです。それに対して、クリスチャンは、「神がどうお感じになるか」を基準に選びを行ないます。クリスチャンにとって最も大切なことは、神は婚前交渉に不快感を覚えておられるという事実です。このテーマについて、いつものように3つ申しあげます。
1番目に、結婚に関する神の意図について考えてみましょう。
結婚という制度は、神がお造りになったものです。神は、法的な結婚という枠組みの中でのみ、男女が性的関係を持つことを意図されました。つまり、性的関係は、献身し合った者同士の間でのみ楽しむべきものだということです。結婚という枠組みから外れた男女の性的関係は、すべて神の意図に反するものです。
2番目に、性的関係の重要性について考えてみましょう。
人間関係にはさまざまなレベルのものがありますが、男女の性的関係ほど親密なものはありません。聖書には、「それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである」(創2:24)とあります。「一体となる」という関係は、結婚した男女だけが経験する祝福です。それが神の意図です。婚前交渉に走る人たちは、「私たちは愛し合っており、いずれ結婚するつもりだ。だから、結婚を待たないで関係を結んでも問題はないだろう」と考えます。もしそのように主張する男性がいたとしたら、その人は、性道徳が次第に崩壊し、やがて姦淫を犯す可能性が大です。一方、「結婚するまで忍耐して待つ」と言う男性がいたら、その人は将来の妻に対して、「君はそれほど価値のある女性だ」というメッセージを送っているのです。このような忍耐は、より強固な信頼関係を生み出すことにつながります。信頼関係で結ばれた夫婦は、性的関係の喜びを深く体験するようになります。
3番目に、神の赦しについて考えてみましょう。
クリスチャンになる前に、性的な罪を犯した人はどうすればいいのでしょうか。その人が神に近づくと、いくつかのことが起こります。①聖霊がその人の罪を責め始めます。その人は、自分が罪を犯したことを認めざるを得なくなります。②しかし、イエス・キリストの十字架によって赦されない罪はありません。自らの罪を告白し、イエス・キリストを信じるなら、その人の罪は赦されます。③それどころか、その人は清められ、全く新しい状態に変えられます。聖書には、「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(2コリ5:17)とあります。
参考になる聖句
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(2コリ5:17)
神がよしとされる道を選ぶ人は、幸いです。
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