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創造から新天新地へ(24)―24章でたどる神の救済史 23章 「イスラエルの回復」ローマ人への手紙11章 | メッセージステーション

創造から新天新地へ(24)―24章でたどる神の救済史 23章 「イスラエルの回復」ローマ人への手紙11章

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神がイスラエルに与えた約束は必ず成就する。そう確信する理由を4つ上げる。

創造から新天新地へ―24章でたどる神の救済史

23章 「 イスラエルの回復」

ローマ人への手紙11章

はじめに

(1)これまでの流れ

  ①創造 ― 神は良い世界を造られた。

  ②堕落 ― 罪によって死が世界に入った。

  ③契約の歴史 ― 神は救済計画を進められた。

  ④メシア到来 ― 約束の救い主が来られた。

  ⑤御国の提示 ― イエスは御国を宣言された。

  ⑥イスラエルの拒絶 ― 宗教指導者たちはメシアを退けた。

  ⑦新しい契約―過越の成就である。

  ⑧十字架―救済計画の中心である。

  ⑨復活―新創造が開始された。

  ⑩聖霊降臨-教会の誕生は決定的転換点となった。

  ⑪信仰義認-これが唯一の救いの道である。

(2)ロマ11章の意義

  ①イスラエルの将来に関する決定的啓示

  ②神の契約の不可逆性の証明

  ③教会とイスラエルの区別の明確化

  ④終末論への橋渡し(千年王国の前提)

  ⑤9章は「神の選び」、10章は「イスラエルの責任」、11章は「イスラエルの将 来」を扱う。

命題:神がイスラエルに与えた約束は必ず成就する。

そう確信する理由を4つ上げる。

Ⅰ.神はイスラエルを退けたわけではない(1~10節)

1.否定の宣言(1節)

Rom 11:1
それでは尋ねますが、神はご自分の民を退けられたのでしょうか。決してそんなことはありません。この私もイスラエル人で、アブラハムの子孫、ベニヤミン族の出身です。

  ①「決してそんなことはありません」

  ② パウロ自身がその証拠(ユダヤ人信者)

  ③パウロはイスラエル人で、アブラハムの子孫、ベニヤミン族の出身。

2.残れる者の原則(2~6節)

Rom 11:4
しかし、神が彼に告げられたことは何だったでしょうか。「わたしは、わたし自身のために、男子七千人を残している。これらの者は、バアルに膝をかがめなかった者たちである。」

Rom 11:5 ですから、同じように今この時にも、恵みの選びによって残された者たちがいます。

  ①エリヤ時代の7000人の例

  ②「恵みによる選び」

  ③民族全体ではなく「残れる者(レムナント)」

  ④今の時代は、メシアニックジューたちが存在している。

3.霊的鈍感の現実(7~10節)

Rom 11:7
では、どうなのでしょうか。イスラエルは追い求めていたものを手に入れず、選ばれた者たちが手に入れました。ほかの者たちは頑なにされたのです。

Rom 11:8 「神は今日に至るまで、彼らに鈍い心と見ない目と聞かない耳を与えられた」と書いてあるとおりです。

  ①選ばれた者は得た。

  ②他の者はかたくなにされた。

  ③民族的拒絶=完全な拒絶ではない。

  ④常に「信じるユダヤ人」が存在する。

Ⅱ.イスラエルのつまずきには目的がある(11~24節)

1.つまずきの目的(11~15節)

Rom 11:11
それでは尋ねますが、彼らがつまずいたのは倒れるためでしょうか。決してそんなことはありません。かえって、彼らの背きによって、救いが異邦人に及び、イスラエルにねたみを起こさせました。

Rom 11:12
彼らの背きが世界の富となり、彼らの失敗が異邦人の富となるのなら、彼らがみな救われることは、どんなにすばらしいものをもたらすことでしょう。

  ①イスラエルの失敗 → 異邦人の救い

  ②異邦人の救い → イスラエルにねたみを起こさせる

  ③神の二重目的:

    *異邦人救済

    *イスラエルの回復への導き

2.オリーブの木の比喩(16~24節)

Rom 11:17
枝の中のいくつかが折られ、野生のオリーブであるあなたがその枝の間に接ぎ木され、そのオリーブの根から豊かな養分をともに受けているのなら、

Rom 11:18 あなたはその枝に対して誇ってはいけません。たとえ誇るとしても、あなたが根を支えているのではなく、根があなたを支えているのです。

  ①根:アブラハム契約

  ②自然の枝:イスラエル

  ③野生の枝:異邦人

    *異邦人は「接ぎ木」された存在

    *異邦人の高ぶりへの警告

    *置換神学の否定

Ⅲ.イスラエルの将来の回復が約束されている(25~32節)

1.奥義の啓示(25節)

Rom 11:25
兄弟たち。あなたがたが自分を知恵のある者と考えないようにするために、この奥義を知らずにいてほしくはありません。イスラエル人の一部が頑なになったのは異邦人の満ちる時が来るまでであり、

  ①イスラエルの一部はかたくなになった。

  ②異邦人の満ちる時まで。

2.「こうして全イスラエルが救われる」(26~27節)

Rom 11:26 こうして、イスラエルはみな救われるのです。/「救い出す者がシオンから現れ、/ヤコブから不敬虔を除き去る。

Rom 11:27 これこそ、彼らと結ぶわたしの契約、/すなわち、わたしが彼らの罪を取り除く時である」/と書いてあるとおりです。

  ①民族的・将来的救い

  ②メシアの再臨と結びつく

  ③民族的イスラエルの終末的回心

    *終末時に生存している民族的イスラエル全体である。

3.神の契約の不可逆性(28~29節)

Rom 11:28
彼らは、福音に関して言えば、あなたがたのゆえに、神に敵対している者ですが、選びに関して言えば、父祖たちのゆえに、神に愛されている者です。

Rom 11:29 神の賜物と召命は、取り消されることがないからです。

  ①「賜物と召命は取り消されることがない」

  ②アブラハム契約の永続性

4.すべてをあわれみに閉じ込めた神(30~32節)

Rom 11:32 神は、すべての人を不従順のうちに閉じ込めましたが、それはすべての人をあわれむためだったのです。

  ①ユダヤ人も異邦人も不従順

  ②すべてがあわれみによる救い

Ⅳ.神の知恵への賛美がある(33~36節)

Rom 11:33 ああ、神の知恵と知識の富は、なんと深いことでしょう。神のさばきはなんと知り尽くしがたく、神の道はなんと極めがたいことでしょう。

Rom 11:34 「だれが主の心を知っているのですか。/だれが主の助言者になったのですか。

Rom 11:35 だれがまず主に与え、/主から報いを受けるのですか。」

Rom 11:36 すべてのものが神から発し、神によって成り、神に至るのです。この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。

  ①神の知恵と知識の深さ

  ②人間の理解を超える救済計画

  ③救済史全体は神の主権的計画である。

  ④神学のない礼拝はなく、礼拝のない神学もない。

今日の信者への適用

1.イスラエル論の理解

  ①イスラエルは完全に退けられていない。

  ②現在は部分的・一時的なかたくなさの時代。

  ③異邦人の救いは神の計画の一部。

  ④将来、民族的イスラエルは回復する。

  ⑤神の契約は取り消されない。

2.高ぶりの否定

  ①異邦人信者は「恵みによる接ぎ木」にすぎない。

  ②「栽培種の枝」に対して誇ってはならない。

3.神の契約への信頼

  ①神は約束を破らない。

  ②新しい契約はそのまま信頼できる。

4.終末論の理解

  ①置換神学の拒否

  ②終末的回復への期待

  ③異邦人の救いがイスラエル回復に用いられる。

5.神の主権への礼拝

  ①理解を超える神の計画を信頼する。

Rom 11:36 すべてのものが神から発し、神によって成り、神に至るのです。この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。

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