私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
創造から新天新地へ(23)―24章でたどる神の救済史 22章 「信仰義認―神の義の啓示」ローマ人への手紙3章
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信仰義認が唯一の救いの道である。この章を4区分して学ぶと、そのことが分かる。
創造から新天新地へ―24章でたどる神の救済史
22章 「 信仰義認―神の義の啓示」
ローマ人への手紙3章
はじめに
(1)これまでの流れ
①創造 ― 神は良い世界を造られた。
②堕落 ― 罪によって死が世界に入った。
③契約の歴史 ― 神は救済計画を進められた。
④メシア到来 ― 約束の救い主が来られた。
⑤御国の提示 ― イエスは御国を宣言された。
⑥イスラエルの拒絶 ― 宗教指導者たちはメシアを退けた。
⑦新しい契約―過越の成就である。
⑧十字架―救済計画の中心である。
⑨復活―新創造が開始された。
⑩聖霊降臨-教会の誕生は決定的転換点となった。
(2)ロマ3章の意義
①人間論:全人類は罪の下にある(完全な堕落)。
②律法論:律法は義認の手段ではなく、罪の認識の手段。
③救済論:義認は恵みにより、信仰によって与えられる。
④キリスト論:十字架は神の義と愛の交差点。
⑤神論:神は義でありつつ、義とする方である。
命題:信仰義認が唯一の救いの道である。
この章を4区分して学ぶと、そのことが分かる。
Ⅰ.ユダヤ人の特権と神の真実(1~8節)
1.ユダヤ人の優位性とは何か(1~2節)
(1)いくつもあるが、パウロは一つだけ挙げている。
Rom 3:2 あらゆる点から見て、それは大いにあります。第一に、彼らは神のことばを委ねられました。
①神のことば(神の託宣)を委ねられたこと。
②これは契約の民としての特権である。
2.人間の不信仰と神の真実(3~4節)
(1)しかし、ユダヤ人は神の期待に応えることができなかった。
①人の不信仰は神の真実を無効にするのか。
Rom 3:4
決してそんなことはありません。たとえすべての人が偽り者であるとしても、神は真実な方であるとすべきです。/「それゆえ、あなたが告げるとき、/あなたは正しくあられ、/さばくとき、勝利を得られます」/と書いてあるとおりです。
②詩篇51篇の引用(ダビデの悔い改め)
3.神の義と人間の罪の誤解(5~8節)
(1)「罪が神の義を際立たせるなら罪を犯してよいのか」という誤謬
①パウロの結論:断じて否(μὴ γένοιτο)
②神の義は罪を正当化しない
Ⅱ.全人類の罪の普遍性(9~20節)
1.ユダヤ人も異邦人もすべて罪の下にある(9節)
Rom 3:9
では、どうなのでしょう。私たちにすぐれているところはあるのでしょうか。全くありません。私たちがすでに指摘したように、ユダヤ人もギリシア人も、すべての人が罪の下にあるからです。
(1)「すべての人は罪の下にある」
①普遍的堕落
2.旧約聖書による罪の総括(10~18節)
(1)詩篇・イザヤ書からの連続引用
①義人はいない(10~12節)
②言葉の罪(13~14節)
③行為の罪(15~17節)
④神への恐れの欠如(18節)
3.律法の役割(19~20節)
Rom 3:19
私たちは知っています。律法が言うことはみな、律法の下にある者たちに対して語られているのです。それは、すべての口がふさがれて、全世界が神のさばきに服するためです。
Rom 3:20 なぜなら、人はだれも、律法を行うことによっては神の前に義と認められないからです。律法を通して生じるのは罪の意識です。
①律法は「口を封じる」ためのもの。
②律法によって罪の自覚が生じる。
③律法の行いによって義とされる者はいない。
Ⅲ.神の義の啓示(21~26節)
1.律法とは別に現された神の義(21節)
Rom 3:21 しかし今や、律法とは関わりなく、律法と預言者たちの書によって証しされて、神の義が示されました。
(1)律法と預言者が証ししている義
①旧約との連続性
2.信仰による義(22~23節)
Rom 3:22 すなわち、イエス・キリストを信じることによって、信じるすべての人に与えられる神の義です。そこに差別はありません。
Rom 3:23 すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができず、
①イエス・キリストを信じる信仰による義
②「すべての人は罪を犯している」
③義認の普遍的必要
3.贖いと恵みによる義認(24節)
Rom 3:24 神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いを通して、価なしに義と認められるからです。
①「価なしに義と認められる」
②「キリスト・イエスによる贖いを通して」
4.宥めのささげ物(ヒラステリオン)(25節)
Rom 3:25
神はこの方を、信仰によって受けるべき、血による宥めのささげ物として公に示されました。ご自分の義を明らかにされるためです。神は忍耐をもって、これまで犯されてきた罪を見逃してこられたのです。
①神はキリストを公に示された。
②血による宥めのささげ物
③神の義の現れ(罪の見逃しとの関係)
5.神の義と義認の両立(26節)
①神は義でありつつ、信じる者を義とされる。
②十字架における神の義の完全な解決
Ⅳ.信仰による義認と律法の関係(27~31節)
1.誇りの排除(27~28節)
①行いではなく信仰の原理
②「人は律法の行いとは別に信仰によって義とされる」
2.神はすべての人の神(29~30節)
Rom 3:29 それとも、神はユダヤ人だけの神でしょうか。異邦人の神でもあるのではないでしょうか。そうです。異邦人の神でもあります。
Rom 3:30 神が唯一なら、そうです。神は、割礼のある者を信仰によって義と認め、割礼のない者も信仰によって義と認めてくださるのです。
①ユダヤ人だけでなく異邦人の神でもある。
②割礼の有無に関係なく信仰によって義認
3.律法の確立(31節)
Rom 3:31
それでは、私たちは信仰によって律法を無効にすることになるのでしょうか。決してそんなことはありません。むしろ、律法を確立することになります。
①信仰は律法を無効にしない。
②むしろ律法を確立する。
結論:今日の信者への適用
1.自分の義ではなく、キリストの義に立つべきである。
(1)信仰生活の中心は「受け取ること」。
2.罪の認識を深めることが福音理解を深める鍵である。
(1)律法の正しい役割を理解する。
3.誇りを捨て、恵みに生きるべきである。
(1)すべては神の恵みである、
4.福音はすべての人に開かれているという確信を持つべきである。
(1)これが伝道の動機である。




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