私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.192 聖書は、独身について どう教えていますか。
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最近は結婚しないという人も増えてきています。パウロは第1コリントで「皆がわたしのように独身ででいてほしい」と書いていて、それについてのご質問をいただきました。
引用された聖書箇所の「後半」、かなり重要です。
192 聖書は、独身についてどう教えていますか
Q:パウロは、独り身でいられるなら、それに越したことはないと書いています。この点について、もう少し詳しく教えてください。
A:パウロは、こう述べています。「私の願うところは、すべての人が私のようであることです。しかし、ひとりひとり神から与えられたそれぞれの賜物を持っているので、人それぞれに生き方があります」(1コリ7:7)。この聖句を基に、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、この聖句のキーワードは、「賜物」です。
大半の人たちが結婚するというのは事実ですが、独身生活をする人たちもいます。これは、どちらが正しいかという問題ではなく、どのような賜物が与えられているかという問題です。神の御心は、すべての人が結婚するということではありません。独身の賜物が与えられているなら、その人にとっては、独身でいることが神の御心です。パウロは、コリントの教会の中にいる未婚の者とやもめに、自分のように独身でいるのが良いと助言しました。その方が、より神に仕えることができるからです。独身の賜物があるかどうかを判定するひとつの方法は、性的自制心があるかどうかです。もしそれがないなら、その人には独身の賜物はないのだから、結婚したほうが良いと言うのです。パウロは、結婚を軽視しているわけではありません。彼は、理想主義者であると同時に、現実主義者なので、このような助言を書いているです。
2番目に、独身の利点について考えてみましょう。
パウロを例に取って考えてみましょう。もしパウロが独身でなかったとしたら、彼はあのように自由に飛び回り、世界宣教の働きを展開することはできなかったでしょう。結婚した者には、妻や子どもたちを養い守るという責任があります。また、結婚関係がもたらす種々の問題に対処する必要があります。パウロには、独身の賜物が与えられていました。賜物が与えられている目的は、神に仕えるためです。パウロは、その賜物を活用して、キリストの福音を伝えるために、自分のすべてを神に捧げました。
3番目に、結婚の利点について考えてみましょう。
独身と同じように、結婚もまた神の賜物です。賜物が与えられている目的は、神に仕え、神の栄光を表すためです。独身でいるよりも、パートナーがいる方が、より良い奉仕ができる人たちがいます。彼らは、夫婦で、あるいは、家族全体で神に仕えるように召された人たちです。
人生で最も大切なことは、配偶者を見つけることでも、子どもを産むことでもありません。神に仕えることこそ、クリスチャンにとっての最優先課題です。私たちは、神の栄光のために生かされています。このような人生観は、この世の価値観とは大いに異なります。
参考になる聖句
「私の願うところは、すべての人が私のようであることです。しかし、ひとりひとり神から与えられたそれぞれの賜物を持っているので、人それぞれに生き方があります」(1コリ7:7)
各人が、自分に与えられた賜物に従って生きるべきです。
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