私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.92 安息日は日曜日に変わったのでしょうか。
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旧約聖書には土曜日を安息日とせよと書かれていますが、現在、ほとんどのキリスト教会では日曜日に礼拝が行われていますね。なぜでしょう。今回のご質問、実は「旧約聖書の律法は新約時代(=現代)の私たちにどう関係するか?」というところに行き着きます。
キリストの十字架の意味が改めてよくわかる、必見の解説です。
Q. 質問
Q:安息日は日曜日に変わったとするイエスのことばはありますか。聖書を根拠とするなら、ユダヤ教と同じ土曜日が安息日ではないかと言われました。どう答えればよいですか。
A. 回答
A:これは、旧約聖書の律法を今の私たちにどのように適用したらよいかという問題です。いつものように3つ申し上げます。
1.安息日の規定は、モーセの律法に含まれるものです。
(1)神は、エジプトを出たイスラエルの民にモーセの律法をお与えになりました。
(2)十戒は、モーセの律法に含まれます。
(3)十戒の第4戒が安息日の規定です。
(4)イスラエルの民は、土曜日に労働することを禁じられました。
(5)この規定は、彼らが自由の民となったことの象徴です。
2.イエス・キリストが十字架で死なれた時に、モーセの律法の要求は満たされました。
(1)「完了した」とは「完済した」という意味です。
(2)新約時代の信者は、モーセの律法に束縛されることはありません。
(3)安息日の規定によって束縛されることもありません。
(4)また、安息日が日曜日に変わったということでもありません。
(1)キリストの律法とは、聖霊によって心に書かれる律法です。
(2)より具体的には、種々の書簡の中で教えられている内容がキリストの律法です。
(3)キリストの律法は、礼拝の曜日は指定していません。
(4)定期的に集まって礼拝することを命じています。
(5)つまり、日曜日でもよいし、それ以外の日でもよいということです。
参考になる聖句
「ある人々のように、いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか」 (ヘブ10:25)
新約時代の聖徒には、安息日の規定は適用されません。
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