2026年 ハーベスト夏期聖会 「40という数字の意味(1)」—創世記から出エジプト記まで―

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命題:「40」は偶然の数字ではなく、神が用意されたものである。
そのことを3つの事例から学んでみよう。

「40という数字の意味(1)」

—創世記から出エジプト記まで―

はじめに

  (1)ハーベスト・タイム40周年記念メッセージシリーズ

  (2)シリーズ全体の基本命題

    ①「40」は、神が民を試し、整え、使命へと送り出すために定められた期間。

②それは裁きではなく、回復と前進のための「恵みの時間」である。

命題:「40」は偶然の数字ではなく、神が用意されたものである。

そのことを3つの事例から学んでみよう。

Ⅰ.ノアの洪水の期間(創7:11~13)

Gen 7:11 ノアの生涯の六百年目の第二の月の十七日、その日に、大いなる淵の源がことごとく裂け、天の水門が開かれた。

Gen 7:12 大雨は四十日四十夜、地に降り続いた。

Gen 7:13 ちょうどその日に、ノアは、息子たちのセム、ハム、ヤフェテ、またノアの妻と、息子たちの三人の妻とともに、箱舟に入った。

  1.40日40夜の雨

    (1)文脈:堕落が極みに達した世界

      ①創6:1~7で神の子らが人の娘たちと結婚した。

      ②ネフィリムという超人が誕生した。

      ③「神のかたち」の破壊

    (2)徹底的な裁きが下った。

      ①同時に、新しい世界への移行期間でもあった。

    (3)箱舟は、キリストの十字架の予型である。

      ①箱舟の中にいる人と外にいる人の運命は対照的である。

      ②「キリストのうちにある」ことの幸いを知れ。

  2.40という数字は、「終わり」ではなく「始まりの前段階」

Ⅱ.イサク40歳で結婚(創25:20)

Gen 25:20 イサクが、パダン・アラムのアラム人ベトエルの娘で、アラム人ラバンの妹であるリベカを妻に迎えたときは、四十歳であった。

  1.約束の子としての成熟

    (1)超自然的誕生

      ①アブラハム100歳

②サラ90歳

    (2)40歳で結婚するというのは、神の契約継承者として十分に成熟した段階に

入ったことを示している可能性がある。

      ①イサクは、自分で妻を探しに行かなかった。

②しもべによって導かれ、神の備えによって妻を迎えた(創24章)。

③彼の人生は「神の主導」によって進んでいる。

  2.息子のエサウは、40歳で異邦人の妻を迎えた(創26:34)。

Gen 26:34 エサウは四十歳になって、ヒッタイト人ベエリの娘ユディトと、ヒッタイト人エロンの娘バセマテを妻に迎えた。

Gen 26:35 彼女たちは、イサクとリベカにとって悩みの種となった。

    (1)イサク

      ①神の導きによる結婚

②契約の系譜を守る花嫁

③アブラハムの信仰を継承

④一人の妻

⑤神の時を待つ姿勢

    (2)エサウ

①肉的衝動による結婚

②異教徒との結婚

③両親への配慮の欠如

④二人の妻

⑤霊的無関心

  3.「40歳」という同じ数字を用いて2つの生き方を描き分けている。

    (1)イサクとエサウの対比

①約束の系統を重んじる者

②この世的欲望を優先する者

    (2)エサウの霊的成熟の欠如が露呈

      ①エサウは、真に価値あるものとそうでないものの見分けがつかなかった。

    (3)40歳は「成熟を求められる時」

Ⅲ.モーセの三つの40年

  1.第一の40年 ― 「自分は何者か」を学ぶ時(使7:22)

Act 7:22 モーセは、エジプト人のあらゆる学問を教え込まれ、ことばにも行いにも力がありました。

    (1)人間的には完全に成功者だった。

      ①最高の教育

      ②王子としての権力

      ③軍事的学び

      ④行政の体験

      ⑤宮廷文化を体得

    (2)しかしこの40年の終わりに、彼は失敗する。

①エジプト人を殺し、自分の力でイスラエルを救おうとした(出2章)。

      ②「神の召命」は正しかった。

③「方法」が肉的だった。

    (3)モーセは、「自分にはできる」と思っていた。

①しかし神は、まずその自信を砕かれた。

  2.第二の40年 ― 「自分には何もできない」を学ぶ時

    (1)ミディアンの地での40年

      ①羊飼いとしての経験を積む。

    (2)出3章では、80歳になったモーセに主が現れる。

      ①ここでのモーセは、以前とは別人である。

②「私はいったい何者なのでしょう」(出3:11)

      ③40年前は、「自分が救える」と思っていた。

      ④しかし今は、「自分には無理です」と言う。

      ⑤この変化こそ、荒野の40年の目的である。

(3)羊飼いの生活は、王宮とは真逆である。

①孤独

②無名

③単調

④忍耐

⑤静けさ

    (4)神はそこで、モーセを砕いた。

      ①神は「能力」を捨てさせたのではない。

②「自己依存」を砕かれた。

③モーセの教育も知識も経験も、後に全部使われる。

④ただし、「自分の栄光」のためではなく、「神の栄光」のために。

  3.第三の40年 ― 「神ならできる」を学ぶ時

    (1)出エジプトと荒野の40年(80歳から120歳まで)

      ①モーセは神の器として用いられる。

(2)最も偉大な働きは、最も年老いてから始まる。

①現代社会は「若さ」を重視する。

②しかし聖書では、神はしばしば長い準備期間の後に人を用いられる。

(3)この最後の40年でモーセは、巨大な使命を果たす。

  ①十の災い

  ②紅海

  ③シナイ契約

  ④律法授与

  ⑤幕屋

  ⑥荒野での導き

    (4)「モーセの力」ではなく、神の力が中心である。

①「わたしはある、という者である」(出3:14)

②神の力による奉仕、召命の完成、神の栄光の現れ

今日の信者への適用

  1.現代人は「すぐ結果」を求める。

(1)しかしモーセを見ると、神は80年かけて一人を整えられた。

(2)しかも、その大半は「目立たない期間」である。

(3)神にとって、荒野の40年は、王宮の40年よりも重要だった。

(4)神は「有能な人」以上に、「砕かれた人」を用いられる。

2.モーセの人生は、3つのことを教えている。

  (1)待つこと

  (2)砕かれること

  (3)神に依存すること

    ①最終的には、「人の力ではなく、神の力によって御業は進む」。

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