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メシアの生涯(69)—種蒔く人のたとえ—

  • 2013.07.22
  • マルコ4章:3〜23、マタイ13章:3〜23、ルカ8章:5〜18
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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種蒔く人のたとえを理解し、適用するために学びます。
(チャート資料「神の国」を添付してあります)

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「種蒔く人のたとえ」

§064 マコ4:3~23、マタ13:3~23、ルカ8:5~18

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①ベルゼブル論争以降、イエスの奉仕の方法が変化した。

    ②イエスは、大衆伝道から弟子訓練に方向転換した。

    ③イエスの奇跡は、弟子訓練のためのものとなった。

    ④イエスの教えは、たとえ話が中心となった。

  (2)「奥義としての王国」に関する9つのたとえ話

    ①種蒔く人のたとえ(詳細な解説がある)

    ②種のたとえ

    ③毒麦のたとえ(詳細な解説がある)

    ④からし種のたとえ

    ⑤パン種のたとえ

    ⑥畑に隠された宝のたとえ

    ⑦高価な真珠のたとえ

    ⑧網のたとえ

    ⑨一家の主人のたとえ

  (3)これらのたとえ話を解釈する際の原則

    ①イエスが弟子たちに、「奥義としての王国」の進展について教えた。

    ②多くの象徴が用いられているが、その大半が旧約聖書ですでに用いられていた。

      *その場合は、その解釈をそのまま採用する。

    ③新しく登場する象徴は、イエス自身が解説される。

    (4)A.T.ロバートソンの調和表

      「最初の主要なたとえ話群」(§64)

2.アウトライン

  (1)種蒔く人のたとえ(3~9節)

  (2)たとえ話で語る理由(10~13節)

  (3)種蒔く人のたとえの解説(14~20節)

  3.結論:私たちへの適用(21~23節)

このメッセージは、種蒔く人のたとえを理解し、適用するためのものである。

Ⅰ.種蒔く人のたとえ(3~9節)

   1.最も重要なたとえ話である。

    (1)注意を喚起する言葉が、最初と最後に出て来る。

      「よく聞きなさい」 (3節a)

      「耳のある者は聞きなさい」 (9節)

    (2)その理由

      ①種蒔く人のたとえが、最も重要なものである。

      ②意味は鮮明ではないが、そこには深い真理が隠されている。

      ③霊的真理に関心を払って聞くなら、理解できるようになる。

  2.4種類の土地

    (1)道ばた(3b~4節)

    「種を蒔く人が種蒔きに出かけた。蒔いているとき、種が道ばたに落ちた。すると、

鳥が来て食べてしまった」

      ①ある種は道ばたに落ちた。

      ②マコ2:23には、麦畑の中にある道が登場する。

      「ある安息日のこと、イエスは麦畑の中を通って行かれた。すると、弟子たちが

道々穂を摘み始めた」

③人が歩いた結果、踏み固められた道である。

④その種が地中に根を張ることはない。

⑤その種は、鳥の餌になる。

    (2)岩地(5~6節)

    「また、別の種が土の薄い岩地に落ちた。土が深くなかったので、すぐに芽を出した。

しかし日が上ると、焼けて、根がないために枯れてしまった」

   ①ある種は岩地に落ちた。

  ②見た目には他の地と変わらないが、土壌が薄い。

  ③石灰岩の地層の上に、土壌が薄くかぶさっている状態である。

  ④この地層では根は深く張ることができない。

  ⑤日が上ると、枯れてしまう。

    (3)いばらの地(7節)

    「また、別の種がいばらの中に落ちた。ところが、いばらが伸びて、それをふさいで

しまったので、実を結ばなかった」

   ①別の種は、いばらが群生する地に落ちた。

  ②いばらには生命力がある。

  ③いばらは、他の植物が必要とする水や光をさえぎり、それらをふさぐ。

  ④その結果、いばらの中では実を結ぶことができなくなる。

    (4)良い地(8節)

    「また、別の種が良い地に落ちた。すると芽ばえ、育って、実を結び、三十倍、六十

倍、百倍になった」

   ①良い地に落ちた種は、実を結ぶ。

  ②当時のパレスチナでは、10倍の収穫があれば、良い収穫とされた。

    *種を1粒蒔けば、10粒の収穫がある。

  ③30倍、60倍、100倍の収穫は、大収穫である。

Ⅱ.たとえ話で語る理由(10~13節)

   1.弟子たちの疑問(10節)

  「さて、イエスだけになったとき、いつもつき従っている人たちが、十二弟子とともに、

これらのたとえのことを尋ねた」

  (1)質問したのは、12弟子と他の信者たち

    ①イエスが急にたとえ話で教えるようになったので、説明を求めた。

  (2)質問の内容

    ①たとえ話全般について(10節では複数形である)

    ②特に、種蒔く人のたとえ(13節では単数形である)

2.イエスの答え(11~12節)

「そこで、イエスは言われた。『あなたがたには、神の国の奥義が知らされているが、ほ

かの人たちには、すべてがたとえで言われるのです。それは、「彼らは確かに見るには見

るがわからず、聞くには聞くが悟らず、悔い改めて赦されることのないため」です』」

   (1)3つの理由(前回すでに学んだ)

    ①群衆から、真理を隠すため。

      *彼らはすでに、多くの特権に与ってきた。

    ②弟子たちに、真理をより詳しく教えるため。

    ③メシア預言の成就のため。

  (2)「神の国の奥義」(チャート参照)

    ①私たちはこれを、「奥義としての王国」と呼んだ。

    ②ユダヤ人たちがイエスを拒否して以降登場した御国である。

    ③イエスを信じる者は、霊的な意味ですでに御国に入っている。

    ④しかし、王であるキリストが地上にいない間は、「奥義としての王国」である。

    ⑤それは、信者と未信者をともに含む概念である。

    ⑥「奥義としての王国」は、普遍的教会と同じではない。

    ⑦普遍的教会は、その中に含まれる。

    ⑧「奥義としての王国」は、ユダヤ人たちがイエスを信じる時まで続く。

    ⑨つまり、一連のたとえは、メシアが再臨するまでの地上の状態を教えている。

  3.種蒔く人のたとえの重要性(13節)

    (1)訳文の比較

    「そして彼らにこう言われた。『このたとえがわからないのですか。そんなことで、

いったいどうしてたとえの理解ができましょう』」 (新改訳)

  「また、イエスは言われた。『このたとえが分からないのか。では、どうしてほかの

たとえが理解できるだろうか』」 (新共同訳)

(2)イエスは、弟子たちの無知に驚かれた。

  ①種蒔く人のたとえは、最も単純である。

  ②と同時に、これが他の8つのたとえ話を解釈する土台となる。

  ③もしこれが分からないなら、より複雑なたとえ話が分かるはずがない。

  (例話)数独の上級本

Ⅲ.種蒔く人のたとえの解説(14~20節)

 「種蒔く人は、みことばを蒔くのです。みことばが道ばたに蒔かれるとは、こういう人たちのことです──みことばを聞くと、すぐサタンが来て、彼らに蒔かれたみことばを持ち去ってしまうのです。同じように、岩地に蒔かれるとは、こういう人たちのことです──みことばを聞くと、すぐに喜んで受けるが、根を張らないで、ただしばらく続くだけです。それで、みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまいます。もう一つの、いばらの中に種を蒔かれるとは、こういう人たちのことです──みことばを聞いてはいるが、世の心づかいや、富の惑わし、その他いろいろな欲望が入り込んで、みことばをふさぐので、実を結びません。良い地に蒔かれるとは、みことばを聞いて受け入れ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶ人たちです」

  1.象徴的言葉

    (1)種とは、みことばのことである。

      ①イエスがそれを解説された。

    (2)種蒔く人が誰かは解説されていないが、それは容易に推察される。

      ①イエスご自身

      ②イエスの代理人としての弟子たち

      ③奥義としての御国に住むすべての信者たち

  2.4つの土地の意味

    (1)道ばた

      ①不信仰な人の応答

      ②福音を聞いても、信じないことを選ぶ人たち。

      ③福音の真理は、自分の生活には無関係であると考える人たち。

      ④鳥=サタン

    (2)岩地

      ①この人たちは信じるが、みことばに根差した信仰を持たない。

      ②信者ではあるが、みことばの乳から堅い肉に進もうとしない人たち。

      ③体験主義的信仰が中心で、みことばの真理を学ぼうとしない人たち。

      ④困難や迫害が来ると、容易につまずく人たち。

    (3)いばらの地

①この人たちは信じるが、霊的勝利を自分のものにできない。

②みことばを知っているかもしれないが、それを自分の人生に適用できない。

③信仰生活と、この世の生活とが、別区分になっている。

④信仰以上に大切にしている偶像がある。

  *富、健康、快楽、名声、幸福

⑤(2)と(3)の信者は救われているが、霊的成長を経験しない。

(4)良い地(8節)

  ①みことばに根差した信仰を持つ人たち。

  ②聖書研究をし、その結果学んだ真理が、自分の判断と行動の規準となる。

  ③彼らの存在は周りの人たちに良い影響を与、多くの魂が救いに導かれる。

結論:

  1.奥義としての王国は、永遠ではなく、一時的なものである。

    (1)ユダヤ人たちがイエスを拒否した結果入って来た、中間期である。

    (2)旧約聖書には預言されていなかったので、「奥義」という。

  2.奥義としての王国は、信者と未信者を含む。

    (1)本物の信者と、偽物の信者が同居している。

    (2)教会レベルでも、同じことが言える。

    (3)さらに、異端の出現も予想されている。

  3.奥義としての王国は、教会(普遍的教会)とは区別されるものである。

    (1)教会はその一部である。

  4.奥義としての王国の特徴は、福音の伝達が行われることである。

    (1)ユダヤ教には、宣教師はいない。

      ①異邦人がユダヤ人のところに来るという考え方がある。

      ②求心力的伝道

    (2)キリスト教は、その最初から伝道的である。

      ①種蒔く人のたとえの通りである。

      ②遠心力的伝道

    (3)しかし、福音に対する応答は、さまざまである。

      ①種蒔く人のたとえは、4種類の応答が起こることを教えている。

  5.福音の真理を知った者には、それを伝える責務がある。

  「また言われた。『あかりを持って来るのは、枡の下や寝台の下に置くためでしょうか。

燭台の上に置くためではありませんか。隠れているのは、必ず現れるためであり、おおい

隠されているのは、明らかにされるためです。聞く耳のある者は聞きなさい』」 (21~23

節)

  (1)「あかり」とは、福音の真理である。

  (2)それを燭台の上に置くのが、私たちの使命である。

  (3)私たちの働きが忠実なものであったかどうかは、終わりに日に明らかになる。

  (4)私たちの責任範囲は、種を蒔くところまでである。

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