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使徒の働き(38)―割礼を受けた者たちへの弁明―

  • 2018.11.19
  • 使徒の働き 11:1~18
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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割礼を受けた者たちへの弁明について学ぶ。

「割礼を受けた者たちへの弁明」

使徒11:1~18

1.はじめに

(1)教会は、使2章で誕生した。

①最初は、ユダヤ人信者だけで構成されていた(2章)。

②次にサマリヤ人信者が加えられた(8章)。

③最後に、異邦人信者が加えられた(10章)。

 

(2)ペテロはコルネリオの家を訪問した。

①彼は、そこに集まっていた人たちに福音を語った。

②語っている途中に、聖霊が彼らの上に下った。

*異邦人は、ユダヤ教に改宗しなくても救われた。

③信じた者たちは、洗礼を受けた。

④ペテロは、数日間そこに留まった。

 

2.アウトライン

(1)ペテロに向けられた非難(1~3節)

(2)ペテロの弁明(4~17節)

(3)弁明の結果(18節)

 

結論:メシアニックジューの食事

(1)コルネリオの家でのペテロ

(2)アンテオケでのペテロ

(3)現代のメシアニックジュー

 

 

割礼を受けた者たちへのペテロの弁明について 学ぶ。

Ⅰ.ペテロに向けられた非難(1~3節)

1.1節

Act11:1 さて、使徒たちやユダヤにいる兄弟たちは、異邦人たちも神のみことばを受け入れた、ということを耳にした。

(1)ペテロがエルサレムに帰還する前に、噂が広範囲に伝わっていた。

①カイザリヤからの知らせが、エルサレムだけでなくユダヤ全域に伝わった。

②サマリヤ人の救いは、許容範囲のことであった。

*サマリヤ人は、ユダヤ人とは半分兄弟の関係にあった。

③しかし、異邦人の救いは、想定外のことであった。

 

2.2~3節

Act11:2 そこで、ペテロがエルサレムに上ったとき、割礼を受けた者たちは、彼を非難して、

Act11:3 「あなたは割礼のない人々のところに行って、彼らといっしょに食事をした」と言った。

(1)エルサレムに帰還したペテロを待っていたのは、激しい非難の言葉であった。

①教会は、分裂の危機に直面した。

「割礼を受けた者たち」とは、ユダヤ人信者のことである。

*エルサレム教会の信者は、ユダヤ人だけである。

*つまり、エルサレム教会の信者のほぼ全員がペテロを非難したのである。

*彼らは、異邦人は救われる前に割礼を受けなければならないと考えていた。

③使徒たちのリーダーであるペテロが、初めて挑戦を受けた。

 

(2)非難の理由

①異邦人にみことばを語り、救いに導いた、というのが理由ではない。

②異邦人のもてなしを受けたということが、非難の理由である。

*ローマ人の家に入った。

*食事のもてなしを受けた。

*客間で寝た。

③異邦人は儀式的に汚れているという考え方が根底にある。

④ペテロがなぜ「汚れた動物の幻」を見せられたかが、次第に明らかになる。

 

(3)ユダヤ人信者たちは、ユダヤ人伝道への悪影響を恐れたのであろう。

①ペテロが衝動的に行動する人物であることは分かるが、これはやり過ぎである。

②ユダヤ人たちは、異邦人と親しくしている者の言葉に耳を傾けないはずだ。

③しばらく平和な時期が続いたが、これでユダヤ人伝道の可能性が閉ざされた。

 

Ⅱ.ペテロの弁明(4~17節)

1.4節

Act11:4 そこでペテロは口を開いて、事の次第を順序正しく説明して言った。

(1)ペテロは、何が起こったかを時系列順に説明した。

①汚れた動物の幻(使10:9~16)

②それに続く出来事(使10:17~48)

 

2.5~7節

Act11:5 「私がヨッパの町で祈っていると、うっとりと夢ごこちになり、幻を見ました。四隅をつり下げられた大きな敷布のような入れ物が天から降りて来て、私のところに届いたのです。

Act11:6 その中をよく見ると、地の四つ足の獣、野獣、はうもの、空の鳥などが見えました。

Act11:7 そして、『ペテロ。さあ、ほふって食べなさい』と言う声を聞きました。

(1)ペテロは、きよい動物ときよくない動物が敷布の中にいたことを強調した。

①ここでは、新しい情報が追加されている。ペテロの体験談となっている。

「天から降りて来て」

「私のところに届いた」

「その中をよく見ると」

「野獣」(野の獣)

 

(2)さらに彼は、天からの声の内容を強調した。

①これは、バット・コルである。

②父なる神からの語りかけである。

「ペテロ。さあ、ほふって食べなさい」

 

3.8~11節

Act11:8 しかし私は、『主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません』と言いました。

Act11:9 すると、もう一度天から声がして、『神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない』というお答えがありました。

Act11:10 こんなことが三回あって後、全部の物がまた天へ引き上げられました。

(1)ペテロは、それらの物を食べることを拒否した。

「一度も、・・・食べたことがありません」(新改訳)

「まだ一度も口に入れたことがありません」(新改訳2017)

 

(2)もう一度、バット・コルが下った。

「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない」

 

(3)同じことが3回繰り返された。

①ペテロの訓練には、3という数字が付きものである。

 

4.11~12節

Act11:11 すると、どうでしょう。ちょうどそのとき、カイザリヤから私のところへ遣わされた三人の人が、私たちのいた家の前に来ていました。

Act11:12 そして御霊は私に、ためらわずにその人たちといっしょに行くように、と言われました。そこで、この六人の兄弟たちも私に同行して、私たちはその人の家に入って行きました。

(1)ペテロがカイザリヤに行ったのは、自分の考えによるのではない。

①カイザリヤから遣わされた3人の使者が家の前に来た。

②聖霊が、ためらわずに彼らとともに行くようにと言われた。

③そこで、その命令に従った。

 

(2)神の権威によって自らの行為を正当化するのは、古代世界での常套手段である。

①6人の兄弟たちがペテロに同行した。

②彼らは、ペテロの行為を弁護する証人たちである。

*2人の証人(最低限の人数)×3=6人の証人

「この六人の兄弟たち」と言いながら、ペテロは彼らを指さしたことであろう。

 

(3)話は、旅程を省略して、コルネリオの家に入ったところに飛ぶ。

 

6.13~14節

Act11:13 その人が私たちに告げたところによると、彼は御使いを見ましたが、御使いは彼の家の中に立って、 『ヨッパに使いをやって、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。

Act11:14 その人があなたとあなたの家にいるすべての人を救うことばを話してくれます』 と言ったというのです。

(1)コルネリオが見た幻

①天使は、ヨッパにいるペテロと呼ばれるシモンを招くように命じた。

②その人があなたとあなたの家にいるすべての人を救うことばを話してくれる。

*この時点では、コルネリオとその家の人たちは、救われていなかった。

 

7.15~16節

Act11:15 そこで私が話し始めていると、聖霊が、あの最初のとき私たちにお下りになったと同じように、彼らの上にもお下りになったのです。

Act11:16 私はそのとき、主が、『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテスマを授けられる』と言われたみことばを思い起こしました。

(1)話を聞いていた彼らの上に、聖霊が下った。

①これは、彼らが救われたことの証明である。

「あの最初のとき私たちにお下りになったと同じように、」

③これは、ペンテコステの日(使2章)に起こったことへの言及である。

④異言で語ったことが、聖霊を受けたことのしるしとなった。

 

(2)ここでペテロは、主イエスのことばを思い出した。

『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは、聖霊によってバプテス

マを授けられる』

②主イエスのこの約束が、異邦人の上にも成就した。

 

8.17節

Act11:17 こういうわけですから、私たちが主イエス・キリストを信じたとき、神が私たちに下さったのと同じ賜物を、彼らにもお授けになったのなら、どうして私などが神のなさることを妨げることができましょう。」

(1)神は、信じた異邦人に同じ賜物をお授けになった。

「同じ賜物」とは、「賜物としての聖霊」である。

②この点に関しては、ユダヤ人と異邦人の区別はない。

③異邦人も、信じるだけで救われ、聖霊を受ける。

 

(2)人間は、神の業に逆らうことができない。

①ペテロの行為を批判する人は、神の業に逆らっているのである。

 

Ⅲ.弁明の結果(18節)

1.18節

Act11:18 人々はこれを聞いて沈黙し、「それでは、神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ」と言って、神をほめたたえた。

(1)ユダヤ人信者たちは、ペテロの弁明に納得した。

①彼らは、沈黙した。

②彼らは、異邦人を救った神をほめたたえた。

③恐らく彼らは、この異邦人の救いを例外的なものとして理解したのであろう。

④多くの者が、異邦人はまずユダヤ教に改宗する必要があると考えていた。

 

(2)この出来事は、2つの重大な結果をもたらした。

①教会は、一致を保つことができた。

②教会時代の信者と神殿で礼拝する者の間に、くさびが打ち込まれた。

*ユダヤ教が教会を迫害する時代に入って行く。

 

結論:メシアニックジューの食事

1 .コルネリオの家でのペテロ

(1)ペテロが直ちに不浄な食物を食したと考える必要はない。

①不浄な食物を食べることを許可することと、実際に食べることとは別である。

②コルネリオは、食事の準備に約4日間の期間が与えられた。

③彼は、ペテロのために食事を準備したはずである。

 

(2)ペテロは、以下のようなものを食べたのであろう。

①野菜、果物、乳製品、パンなど

 

2 .アンテオケでのペテロ

(1)ガラ2:11~13

Gal2:11 ところが、ケパがアンテオケに来たとき、彼に非難すべきことがあったので、私は面と向かって抗議しました。

Gal2:12 なぜなら、彼は、ある人々がヤコブのところから来る前は異邦人といっしょに食事をしていたのに、その人々が来ると、割礼派の人々を恐れて、だんだんと異邦人から身を引き、離れて行ったからです。

Gal2:13 そして、ほかのユダヤ人たちも、彼といっしょに本心を偽った行動をとり、バルナバまでもその偽りの行動に引き込まれてしまいました。

①ここでのペテロの行為は、使11章で語っている内容と矛盾する。

②アンテオケでのペテロは、異邦人といっしょに食事をしていた。

③しかし、割礼派のユダヤ人たちがやって来ると、異邦人から離れて行った。

④パウロは、福音の真理を守るために、ペテロを糾弾した。

 

(2)私たちへの教訓

①知的理解と感情的な感覚が一致するためには、時間がかかる。

②神から目が離れると、どんな人でも肉の状態に戻ってしまう。

 

3 .現代のメシアニックジュー

(1)食事内容によって、その人の霊性を判定してはならない。

(2)彼らには、食物規定を守る自由も、守らない自由もある。

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