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ローマ人への手紙(35)—拒否の現実(2)—

  • 2011.08.29
  • ローマ書9章:6〜13
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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2つのイスラエルについて学ぶ。
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「拒否の現実(2)―2つのイスラエル―」

1.はじめに

  (1)ロマ書9~11章の扱いについて

①省略する(置換神学の立場。教会は新しいイスラエルであると考える)。

②軽視する(これは挿入句的なものである)。

③神が3章も使って啓示しておられる内容が軽いものであるはずがない。

    (3)ロマ書全9~11章で、パウロはイスラエルに関する神の義の弁護をしている。

2.文脈の確認

  (1)前回の内容(9:1~5)

    ①パウロの悲しみ(1~3節)

      ②イスラエル人の7つの特権(4~5節)

        *子とされる

*栄光

        *契約(複数形)

        *律法を与えられること

        *礼拝

        *約束(複数形)

        *先祖たち(族長たち)

    (2)こういう特権が与えられているのに、イスラエルはメシアを拒否した。

      ①神の約束、計画は、挫折したのではないか。

  ②これは、私たちにとっても重大問題である(100%でなければ信頼できない)。

      ③この疑問に、パウロは答える。

  3.アウトライン

    (1)2つのイスラエル(6節)

    (2)アブラハムの2人の息子(7~9節)

    (3)イサクの2人の息子(10~13節)

  4.メッセージのゴール(適用)

    (1)現代の教会について

    (2)救いについて

    (3)使命について

このメッセージは、2つのイスラエルについて学ぶものである。

Ⅰ.
2
つのイスラエル(6節)

  
1.6節a

  「しかし、神のみことばが無効になったわけではありません」

    (1)「しかし」

      ①1~5節で述べたことへの疑問

②では、神のことばは効力を失ったのか。

③パウロはそれに答える。

    (2)「神のみことばが無効になったわけではありません」

      ①「無効になる」は、ギリシア語で「エクピプトウ」である。

      ②コースから外れる。

    (3)聖書の用例(非常に絵画的な言葉で、意味の広がりを感じる)

      ①ヤコ1:11 (草花が枯れる)

      「太陽が熱風を伴って上って来ると、草を枯らしてしまいます。すると、その花

は落ち、美しい姿は滅びます。同じように、富んでいる人も、働きの最中に消え

て行くのです」

      ②使12:7 (鎖が外れる)

      「すると突然、主の御使いが現れ、光が牢を照らした。御使いはペテロのわき腹

をたたいて彼を起こし、『急いで立ち上がりなさい』と言った。すると、鎖が彼の

手から落ちた」

③ガラ5:4 (恵みから落ちる)

「律法によって義と認められようとしているあなたがたは、キリストから離れ、

恵みから落ちてしまったのです」

④使27:26 (打ち上げられる。漂流する)

「私たちは必ず、どこかの島に打ち上げられます」

  2.6節b

  「なぜなら、イスラエルから出る者がみな、イスラエルなのではなく、」

    (1)「なぜなら」

      ①神のことばは今も有効であることの理由を、これから説明しようとしている。

    (2)「イスラエルから出る者がみな、イスラエルなのではなく、」

      ①ここからパウロは、神の選びについて説明する。

      ②その説明が、11章の終わりまで続く。

      ③ロマ書9~11章が難解に感じる理由

    *パウロの主張が論理的に理解し難いわけではない。

        *「神の選び」という教理に反発を感じるのである。

    (3)2つのイスラエル

      ①「イスラエルから出る者」とは、民族的イスラエル。

        *彼らは、アブラハム、イサク、ヤコブの子孫である。

      ②「イスラエルなのではなく」とは、霊的イスラエル。

      ③よくある誤解

        *イスラエルと教会の区別ではない。

        *イスラエルと異邦人の区別でもない。

      ④民族としてのイスラエルの中に、少数の信仰のあるイスラエルが存在する。

        *肉体的にイスラエル人であれば受ける祝福もある。

        *しかし、霊的祝福(救い)は、信仰のあるイスラエル人にのみ与えられる。

      ⑤信仰のあるイスラエルの呼称

        *霊的イスラエル

        *神のイスラエル(ガラ6:16)

        *レムナント(残りの者)

        *まことのイスラエル人(ヨハ1:47)

Ⅱ.アブラハムの2人の息子(7~9節)

  1.7~8節

  「アブラハムから出たからといって、すべてが子どもなのではなく、『イサクから出る者が

あなたの子孫と呼ばれる』のだからです。すなわち、肉の子どもがそのまま神の子どもで

はなく、約束の子どもが子孫とみなされるのです」

  (1)創21:12の引用

  「すると、神はアブラハムに仰せられた。『その少年と、あなたのはしためのことで、

悩んではならない。サラがあなたに言うことはみな、言うとおりに聞き入れなさい。

イサクから出る者が、あなたの子孫と呼ばれるからだ」

    ①アブラハムの子孫と言う呼び名は、イサクから出る者に与えられる。

    ②その背後には、神の選びがある。

  (2)アブラハム契約を継承するのは、ひとりである。

    ①肉の子どもではない。

    ②約束の子どもである。

2.9節

「約束のみことばはこうです。『私は来年の今ごろ来ます。そして、サラは男の子を産みま

す』」

  (1)創18:10の引用

    ①イサクは、アブラハムの肉の子であると同時に、約束の子です。

(2)イシュマエルとイサクは、同じ父親から生まれた異母兄弟である。

①神は、女奴隷の息子ではなく、正妻の息子を選ばれたのか、という疑問がわく。

②もしそうなら、神の選びは血筋によって影響されたことになる。

③その誤解を解くために、パウロは次の例を取り上げる。

Ⅲ.イサクの2人の息子(10~13節)

  1.10節

  「このことだけでなく、私たちの父イサクひとりによってみごもったリベカのこともあり

ます」

「それだけではなく、リベカが、一人の人、つまりわたしたちの父イサクによって身ごも

った場合にも、同じことが言えます」(新共同訳)

  (1)同じ父と、同じ母から誕生した2人の息子の場合

    ①エサウとヤコブ

    ②しかも彼らは、双子であった。

    ③神の選びが、より鮮明に証明される。

2.11~12節

  「その子どもたちは、まだ生まれてもおらず、善も悪も行わないうちに、神の選びの計画

の確かさが、行いにはよらず、召してくださる方によるようにと、『兄は弟に仕える』と彼

女に告げられたのです」

(1)創25:23からの引用

  ①アブラハム契約の祝福は、イサク、ヤコブと継承される。

(2)神の計画の確実性

  ①誕生前から、行いによらずに、神の選びがあった。

  3.13節

  「『わたしはヤコブを愛し、エサウを憎んだ』と書いてあるとおりです」

    (1)マラ1:2~3の引用

  ①「愛し」、「憎む」を誤解してはならない。

  (例話)求道中に通った教会でのメッセージ。エサウのような人は神に憎まれる。

  ②「憎む」とは、感情ではなく、理性的判断である。選びからもれたということ。

③)メシア的約束の継承者は、ひとりの息子である。

  ④神は主権によって、弟のヤコブを選ばれた。

(2)聖書の歴史を振り返ると、神の選びによって少数の者が選ばれたことが分かる。

  ①イシュマエルではなく、イサクが選ばれた。

  ②エサウではなく、ヤコブが選ばれた。

  ③肉のイスラエルの中から、霊的イスラエルが選ばれた。

  ④神の約束が無効になったわけではない。

結論

1
.現代の教会について

  (1)普遍的教会と地域教会の違い

    ①普遍的教会とは、ペンテコステから携挙までの間に救われる人の総体である。

    ②地域教会とは、各地に存在する信者の集合体である。

  (2)地域教会の問題点

    ①イスラエル全体の中に、霊的イスラエルが存在していた。

    ②地域教会には、真の信仰者とそうでない者とが混在している。

    ③ちょうど、イスラエル全体と霊的イスラエルの関係のようである。

    ④教会籍を持っていることは、救いの保証ではない。

  (3)私たちへのチャレンジ

    ①信仰のオーナーシップを回復する。

    ②主との生きた関係を保持し続けているかどうかが、問題である。

  2.救いについて

    (1)アブラハム、イサク、ヤコブの子孫というだけでは救われない。

      ①クリスチャンホームに生まれ、育ったというだけでは救われない。

    (2)行いによっては義とされない。

      ①誕生の前から、神の選びがある。

    (3)ヨハ1:12~13


「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子ど

もとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人

の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである」

  ①血によってではない。

  ②肉の欲求や人の意欲によってでもない。

  ③神によって生まれた。

  ④その名を信じるとは、神の選びに対して霊的に応答することである。

  3.使命について

    (1)選びには、使命が伴っている。

      ①イスラエルはそれを理解しなかった。

    (2)選びには、苦難が伴う。

      ①預言者たちの例

      ②パウロの例

      ③何よりも、メシアの例

      ④そして、私たちも。

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