ヨハネの黙示録(25)—天からの7つの宣言(1)—

  • 2017.03.06
  • 黙示録14章:1〜8
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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黙示録14章の7つの宣言について学ぶ。

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「天からの7つの宣言(1)」

黙14:1~8

1.はじめに

(1)キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている。

  ①10章~14章は、挿入箇所である。

  ②10章~13章では、大患難時代の中間に起こる数々の出来事が取り扱われた。

  ③15章~16章では、大患難時代後半の3年半に起こる出来事が取り上げられる。

  ④14章は、10章~13章と15章~16章の「つなぎ役」を果たしている。

    *14章の内容は、7つの宣言として出て来る。

    *未来完了形の宣言である。

    (2)14章の内容とそれが啓示された目的

      ①偽の三位一体の目的は、必ず失敗することを示すため。

        *イスラエル民族を抹殺しようとする試みは、失敗に終わる。

      ②「鉢の裁き」(15~16章)の結果がどのようなものであるかを示すため。

      ③大患難時代の後半を生きる聖徒たちに、励ましを与えるため。

  2.アウトライン

    (1)第一の宣言:シオンの山の上の144,000人(1~5節)

    (2)第二の宣言:永遠の福音(6~7節)

    (3)第三の宣言:バビロンの崩壊(8節)

    (4)第四の宣言:獣を拝む者たち(9~11節)

    (5)第五の宣言:聖徒たち(12~13節)

    (6)第六の宣言:刈り取り(14~16節)

    (7)第七の宣言:神の激しい怒り(17~20節)

  3.結論

    (1)シオンの山

    (2)小羊に従う人

    (3)口に偽りのない人

黙示録14章の7つの宣言について学ぶ。

Ⅰ.第一の宣言:シオンの山の上の144,000人(1~5節)

  
1.1節


Rev 14:1
また私は見た。見よ。小羊がシオンの山の上に立っていた。また小羊とともに十四万四千人の人たちがいて、その額には小羊の名と、小羊の父の名とがしるしてあった。

    
(1)ヨハネは、キリストの再臨後の状況を見ている。

      ①実際にキリストの再臨が起こるのは、19章になってからである。

      ②この幻は、キリストの再臨後に成就する千年王国の先取りである。

      ③将来起こる事を、今起こっていることと見なすのは、ヘブル的手法である。

        *これは、神の約束は必ず成就するということを保証するためである。

    (2)小羊と144,000人のユダヤ人たちがシオンの山の上に立っていた。

      ①小羊とは、神の小羊イエスのことである。

      ②144,000人とは、全世界に福音を伝えたユダヤ人たちである。

      ③シオンの山とは、文字通り、地上のエルサレムにある山である。

        *神殿が建設された丘をシオンの山と呼ぶ。

      ④144,000人の額にある「しるし」は、彼らを迫害から守るためのものであった。

        *黙7:3~4では、「印」と呼ばれていた。

        *ここでは、「小羊の名と、小羊の父の名」と、より詳細に啓示されている。

        *彼らは、大患難時代の終わりの時点でも生きている。

        *キリストの再臨後、そのまま千年王国に入るように招かれる。

        *偽の三位一体の試みは失敗に終わる。

  
2.2~3節


Rev 14:2
私は天からの声を聞いた。大水の音のようで、また、激しい雷鳴のようであった。また、私の聞いたその声は、立琴をひく人々が立琴をかき鳴らしている音のようでもあった。


Rev 14:3
彼らは、御座の前と、四つの生き物および長老たちの前とで、新しい歌を歌った。しかし地上から贖われた十四万四千人のほかには、だれもこの歌を学ぶことができなかった。

    
(1)「私は天からの声を聞いた」

      
①声は絵画的に描写されている。

        *大水の音のようで、激しい雷鳴のようであった。

        *立琴をかき鳴らしている音のようでもあった。

    (2)御座の前で144,000人が新しい歌を歌った。

      ①彼らは、御座の前と、4つの生き物および長老たちの前とで歌った。

      ②これは、神の恵みと勝利を称える歌である。

(3)144,000人だけがこの歌を学ぶことができた。

  ①144,000人は、大患難時代の全期間を通過したので、その歌の意味が分かる。

  ②144,000人以外にも、大患難時代の終わりに地上に存在する聖徒たちがいる。

  
3.4~5節


Rev 14:4
彼らは女によって汚されたことのない人々である。彼らは童貞なのである。彼らは、小羊が行く所には、どこにでもついて行く。彼らは、神および小羊にささげられる初穂として、人々の中から贖われたのである。

Rev 14:5 彼らの口には偽りがなかった。彼らは傷のない者である。

    
(1)彼らは、独身で神に仕える人たちである。

      ①大患難時代は、結婚して子どもを育てる時代ではない。

      ②彼らは、神への奉仕に集中することができた。

    (2)彼らは、主イエスに忠実に歩んだ人たちである。

      ①小羊が行く所には、どこにでもついて行った。

    (3)彼らは、初穂である。

      ①「初穂」とは、それに続く人たちがいるということを示している。

      ②144,000人は、大患難時代の始まりに救われた。

      ③イスラエル民族は、大患難時代の最後に救われる。

      ④大患難時代の途中で救われるユダヤ人たちもいる。

    (4)彼らは、その口に偽りがなかった。

      ①大患難時代には、偽りの情報が拡散した。

      ②彼らは、真実だけを宣べ伝えた。

    (5)彼らは、傷のない者であった。

      ①外側にも内側にも汚れがなかった。

Ⅱ.第二の宣言:永遠の福音(6~7節)

  
1.6節


Rev 14:6
また私は、もうひとりの御使いが中天を飛ぶのを見た。彼は、地上に住む人々、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音を携えていた。

    
(1)ここで別の場面が展開する。

      ①第二の宣言の内容は、悔い改めへの招きである。

②ヨハネは、もうひとりの天使が中天を飛ぶのを見た。第一の天である。

③全世界に住む人たちに直接語りかけるためである。

    (2)天使は、永遠の福音を携えていた。

      ①永遠に変わることのないメッセージ

      ②永遠の結果をもたらすメッセージ

      ③そのメッセージは、福音(グッドニュース)である。

      ④大患難時代に地上に住む人たちが、もう一度福音を聞く機会が与えられる。

  
2.7節


Rev 14:7 彼は大声で言った。「神を恐れ、神をあがめよ。神のさばきの時が来たからである。天と地と海と水の源を創造した方を拝め。」

    
(1)天使の宣言の内容

      ①神の最後の裁きがすぐにでも下ろうとしている。

      ②それゆえ、神に立ち返れ。

      ③信仰者のあるべき姿は、神を恐れ、神をあがめることである。

      ④ルカ12:5

Luk 12:5
恐れなければならない方を、あなたがたに教えてあげましょう。殺したあとで、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方を恐れなさい。そうです。あなたがたに言います。この方を恐れなさい。

    (2)被造物のあるべき態度

      ①天と地と海と水の源を創造した方を拝むことである。

      ②そのお方は、誰にとっても「天の父」である。

Ⅲ.第三の宣言:バビロンの崩壊(8節)

  
1.8節


Rev 14:8
また、第二の、別の御使いが続いてやって来て、言った。「大バビロンは倒れた。倒れた。激しい御怒りを引き起こすその不品行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませた者。」

    (1)第三の宣言は、第二の天使によってもたらされた。

      ①その内容は、バビロン崩壊の預言である。

    (2)バビロンは文字通りのバビロンである。

      ①バビロンは、神への冒涜と不道徳を象徴する町である。

      ②再建されたバビロンは、反キリストが支配する世界の政治的中心地となる。

      ③ここでは、バビロンが擬人法で、誘惑する女として描写されている。

        *人々を不品行に導いた張本人である。

    (3)大バビロン崩壊の預言は、黙示録17~18章のテーマである。

      ①「倒れた」が繰り返されているのは、それが確実であるという意味である。

      ②これは、大患難時代を通過するようになる聖徒たちへの励ましである。

結論:

  1.シオンの山

    (1)終末論におけるエルサレムの重要性

    (2)旧約聖書

      ①2サム5:7

2Sa 5:7 しかし、ダビデはシオンの要害を攻め取った。これが、ダビデの町である。

      ②詩48:1~2(コラの子たちの賛歌)

Psa 48:1 【主】は大いなる方。大いにほめたたえられるべき方。/その聖なる山、われらの神の都において。

Psa 48:2 高嶺の麗しさは、全地の喜び。/北の端なるシオンの山は大王の都。

      ③イザ2:2~3


Isa 2:2 終わりの日に、/【主】の家の山は、山々の頂に堅く立ち、/丘々よりもそびえ立ち、/すべての国々がそこに流れて来る。


Isa 2:3
多くの民が来て言う。/「さあ、【主】の山、ヤコブの神の家に上ろう。/主はご自分の道を、私たちに教えてくださる。/私たちはその小道を歩もう。」/それは、シオンからみおしえが出、/エルサレムから【主】のことばが出るからだ。

      ④ミカ4:1~2


Mic 4:1 終わりの日に、/【主】の家の山は、山々の頂に堅く立ち、/丘々よりもそびえ立ち、/国々の民はそこに流れて来る。


Mic 4:2
多くの異邦の民が来て言う。/「さあ、【主】の山、ヤコブの神の家に上ろう。/主はご自分の道を、私たちに教えてくださる。/私たちはその小道を歩もう。」/それは、シオンからみおしえが出、/エルサレムから【主】のことばが出るからだ。

      ④ヨエ2:32


Joe 2:32
しかし、【主】の名を呼ぶ者はみな救われる。/【主】が仰せられたように、/シオンの山、エルサレムに、/のがれる者があるからだ。/その生き残った者のうちに、/【主】が呼ばれる者がいる。

  2.小羊に従う人

    (1)144,000人は、すべての信仰者にとって模範である。

    (2)聖書研究と実践は、車の両輪である。

    (3)私たちは、妥協なき実践に召されている。

      ①マタ16:24


Mat 16:24
それから、イエスは弟子たちに言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。

      ②ヨハ10:27


Joh 10:27 わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。

      ③ヨハ12:26


Joh 12:26
わたしに仕えるというのなら、その人はわたしについて来なさい。わたしがいる所に、わたしに仕える者もいるべきです。もしわたしに仕えるなら、父はその人に報いてくださいます。

  3.口に偽りのない人

    (1)144,000人の人たちは、口に偽りにない人たちである。

    (2)旧約聖書

      ①詩51:6

Psa 51:6 ああ、あなたは心のうちの真実を喜ばれます。/それゆえ、私の心の奥に知恵を教えてください。

      ②箴14:25

Pro 14:25 誠実な証人は人のいのちを救い出す。/欺く者はまやかしを吹聴する。

      ③ゼカ8:16


Zec 8:16 これがあなたがたのしなければならないことだ。互いに真実を語り、あなたがたの町囲みのうちで、真実と平和のさばきを行え。

    (3)新約聖書

      ①1ペテ3:10~11


1Pe 3:10 「いのちを愛し、/幸いな日々を過ごしたいと思う者は、/舌を押さえて悪を言わず、/くちびるを閉ざして偽りを語らず、

1Pe 3:11 悪から遠ざかって善を行い、/平和を求めてこれを追い求めよ。

      ②2テモ4:2


2Ti 4:2 みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。

  *真実を伝えることが重要である。「みことばを宣べ伝える」

  *「しっかりやりなさい」とは、緊急性をもって、という意味である。

  *これは、常識的な判断を排除するものではない。

  *マタ7:6


Mat_7:6
聖なるものを犬に与えてはいけません。また豚の前に、真珠を投げてはなりません。それを足で踏みにじり、向き直ってあなたがたを引き裂くでしょうから。

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