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メシアの生涯(85)—天から下ったパン(1)—

  • 2013.11.11
  • ヨハネ6章:22〜35
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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イエスの3番目の説教を通して、イエスとは誰かを確認する。

「天から下ったパン(1)」

§076 ヨハ6:22~35

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①湖の東側で5,000千人のパンの奇跡が起こった。

    ②弟子たちは、舟に乗って湖の西側に向かった。

    ③イエスは、祈るために山に上られた。

    ④向かい風のために、弟子たちは湖上で格闘していた。

    ⑤イエスは水の上を歩き、舟に近づかれた。

    ⑥ペテロの水上歩行の出来事があった。

    ⑦イエスが舟に入ると、舟はすぐに目的地に着いた。

  (2)この箇所は、5000人のパンの奇跡が起こった日の翌日のことである。

①イエスは、カペナウムの会堂で群衆を教えた。

②ヨハネの福音書にはイエスの説教が7つ出てくる。その3番目のもの。

  (3)A.T.ロバートソンの調和表

    「人々が期待するメシア像に答えないイエスと、ガリラヤ伝道の崩壊」(§76)

ヨハ6:22~71

2.アウトライン(対比)

  (1)肉的動機と霊的動機(22~29節)

  (2)旧いマナと新しいマナ(30~35節)

  (3)信じない者と父から招かれた者(36~40節)

  (4)つぶやきと信頼(41~59節)

(5)棄教と忍耐(60~71節)

  今回は、(1)と(2)を取り上げる。

  3.結論:イエスの7つの自己宣言

イエスの3番目の説教を通して、イエスとは誰かを確認する。

Ⅰ.肉的動機と霊的動機
(22~29節)

  1.22~24節

「その翌日、湖の向こう岸にいた群衆は、そこには小舟が一隻あっただけで、ほかにはな

かったこと、また、その舟にイエスは弟子たちといっしょに乗られないで、弟子たちだけ

が行ったということに気づいた。しかし、主が感謝をささげられてから、人々がパンを食

べた場所の近くに、テベリヤから数隻の小舟が来た。群衆は、イエスがそこにおられず、

弟子たちもいないことを知ると、自分たちもその小舟に乗り込んで、イエスを捜してカペ

ナウムに来た」

  (1)イエスが与えるパンを食べた人々は、イエスに注目した。

    ①舟が一隻しかなく、弟子たちだけがその舟で西岸に向かうのを見ていた。

    ②イエスが山に上るのを見た。

③イエスはまだ付近にいると思っていたが、そうではないことに気づいた。

  (2)そこで、イエスを捜すために西側に移動した。

    ①ちょうど、テベリヤから数隻の小舟が入って来た。

②それに乗って、カペナウムに移動した。

③彼らは、イエスを熱心に探した。もっと多くのパンをもらおうとした。

  2.25節

「そして湖の向こう側でイエスを見つけたとき、彼らはイエスに言った。『先生。いつこ

こにおいでになりましたか』」

  
(1)イエスがなぜカペナウムにいるのか、不思議であった。

    ①いつ、どのようにして、カペナウムに移動したのか、知りたがった。

  (2)イエスは、その質問には答えない。

    ①水上歩行は、弟子訓練のための私的「しるし」であった。

    ②群衆は、イエスを強引に王に祭り上げようとしていた。

    ③このままでは、イエスの主張は群衆の熱狂的な動きの中に埋没してしまう。

    ④そこでイエスは、明確に真理を教える。非常にストレートな教えである。

    ⑤この教えは、カペナウムの会堂で語られたものである。

3.26~27節

「イエスは答えて言われた。『まことに、まことに、あなたがたに告げます。あなたがた

がわたしを捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからです。

なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きな

さい。それこそ、人の子があなたがたに与えるものです。この人の子を父すなわち神が認

証されたからです』」

  
(1)「まことに、まことに、あなたがたに告げます」

    
①「アーメン、アーメン」という言葉が2回、文章の最初に出てくる。

    ②この説教の中では、この表現は4回も使われている。

      *6:26、32、47、53

(2)イエスは、人々が肉的動機で動いていることを指摘した。

    ①彼らは、「しるし」の意味を考えることをしなかった。

      *イエスはメシアであり、創造主である。

    ②単にパンを食べて満腹したので、もっとパンをもらうためにイエスを捜した。

    ③彼らが求めていたのは、パンと政治的解放を与えてくれる預言者モーセである。

  (3)「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のた

めに働きなさい」

  
①労働を否定しているのではない。それが人生のゴールになってはいけない。

  ②これは、比喩的言葉である。

*朽ちる食物と永遠のいのちに至る食物の対比がある。

    *それは、肉的動機と霊的動機の対比でもある。

  ③永遠のいのちに至る食物とは、霊的食物、神のことばである。

  ④人の子(メシアである自分)が与えるのは、後者である。

  ⑤人の子は、父なる神の認証を受けて活動している。

    *シールやラベルの役割

  4.28節

「すると彼らはイエスに言った。『私たちは、神のわざを行うために、何をすべきでしょ

うか』」

  
(1)「働き」というキーワードを中心に議論が回る。

①ユダヤ教は、義なる業を強調した。

②ユダヤ人の習性は、「業による救い」を求めることである。

    ③ここで人々は、何をしたら神に喜ばれるかと問うている。

    ④自分には、神を喜ばせる業ができるとの思い込みがある。

    ⑤「業による救い」は、人間には心地よいものである。

  (2)ロマ10:2~4

  「私は、彼らが神に対して熱心であることをあかしします。しかし、その熱心は知識

に基づくものではありません。というのは、彼らは神の義を知らず、自分自身の義を

立てようとして、神の義に従わなかったからです。キリストが律法を終わらせられた

ので、信じる人はみな義と認められるのです」

5.29節

「イエスは答えて言われた。『あなたがたが、神が遣わした者を信じること、それが神の

わざです』」

  
(1)イエスは、たったひとつの神のわざを指摘した。

①それは、「神が遣わした者を信じること」である。

②自分の無力を知り、それを認めること。

    ③そして、イエスを救い主として信じること。

    ④ここで教えられているのは、信仰による救いである。

  (2)ロマ6:23

  「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエ

スにある永遠のいのちです」

  
①罪という主人に仕えるなら、報酬として死が与えられる。

  ②永遠のいのちは、神からの賜物(プレゼント)である。

    *主キリスト・イエスを信じることが、その贈り物を受け取ることである。

Ⅱ.旧いマナと新しいマナ
(30~41節)

  1.30~31節

  「そこで彼らはイエスに言った。『それでは、私たちが見てあなたを信じるために、しる

しとして何をしてくださいますか。どのようなことをなさいますか。私たちの父祖たちは

荒野でマナを食べました。「彼は彼らに天からパンを与えて食べさせた」と書いてあると

おりです』」

    
(1)人々の邪悪な心が見える。

      ①イエスは数々の「しるし」を行われた。

      ②5000人のパンの奇跡を行われた。

      ③その翌日、人々は何もなかったかのように、さらに「しるし」を求めた。

      ④自分たちの要求を満たすために、イエスを操ろうとしている。

      ⑤見たら信じてやるという提案であるが、これは逆である。

      ⑥信じる→見えるようになる。見る→信じる、ではない。

    (2)人々は、詩78:24~25を引用した。

    「食べ物としてマナを、彼らの上に降らせ、天の穀物を彼らに与えられた。それで人々

は御使いのパンを食べた。神は飽きるほど食物を送られた」

(3)人々は、イエスよりもモーセの方が偉大だと考えた。

  ①モーセは、40年間、イスラエル民族を養った。

    *イエスは5000人をたった一度養っただけだ。

  ②モーセは、天からのパンを与えた(マナ)。

    *イエスはすでに地上に存在しているパンを増やしただけだ。

  
2.32~33節

  「イエスは彼らに言われた。『まことに、まことに、あなたがたに告げます。モーセはあ

なたがたに天からのパンを与えたのではありません。しかし、わたしの父は、あなたがた

に天からまことのパンをお与えになります。というのは、神のパンは、天から下って来て、

世にいのちを与えるものだからです』」

(1)ユダヤ人の3つの誤解を解く。

      ①マナを与えたのはモーセではなく、「わたしの父」である。

「わたしの父」とは、イエスの神性宣言である。

      ②父は今も、パンを与えておられる。

      ③父が今与えるパンは、「天からのまことのパン」である。

        *旧いマナは、肉体を養うためであり、一時的なものである。

        *新しいマナは、魂を養い、永遠のいのちを与える真の食物である。

    (2)イエスの自己啓示

      ①天から下って来た「神のパン」とは、イエスのことである。

      ②イエスはモーセよりも偉大である。

      ③イエスは荒野のマナよりも偉大である。

      ④旧いマナは、イスラエル民族の肉体的生存を可能にした。

      ⑤新しいマナは、全人類に永遠のいのちを与えるものである。

  
3.34~35節

「そこで彼らはイエスに言った。『主よ。いつもそのパンを私たちにお与えください。』イ

エスは言われた。『わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがな

く、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません』」

  (1)霊的に盲目な人々

    ①彼らは、イエスが「神のパン」であることを理解しなかった。

    ②それで、「いつも、ただで食べられるパンが欲しい」と願ったのだ。

    ③サマリヤの女と似ている。

「先生。私が渇くことがなく、もうここまでくみに来なくてもよいように、その

水を私に下さい」(ヨハ4:15)

④彼らには、真の信仰はない。

  (2)「わたしがいのちのパンです」

    ①これは、イエスの神性宣言である。

    ②もし人がこの言葉を発したなら、その人は愚か者である。

      *私たちは、自分の飢えや渇きを癒すことはできない。

      *ましてや、全人類の飢えや渇きを癒すことなどできない。

結論:イエスの7つの自己宣言

  1.ヨハ6:35

  「わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じ

る者はどんなときにも、決して渇くことがありません」

  2.8:12

「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのち

の光を持つのです」

  3.10:7、9

  「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしは羊の門です」

  「わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら、救われます。また安らかに出入

りし、牧草を見つけます」

  4.10:11

  「わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます」

  5.11:25

  「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです」

  6.14:6

  「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひ

とり父のみもとに来ることはありません」

  7.15:5

  「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしもその人

の中にとどまっているなら、そういう人は多くの実を結びます。わたしを離れては、あな

たがたは何もすることができないからです」

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