私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q317 人を赦せなくても救われますか。
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317 人を赦せなくても救われますか。
Q
:以前、プロポーズを受けた直後に相手が二股をかけていたことが発覚しました。その後彼は、全く別の女性と付き合い始め、そのまま結婚しました。不幸になればいい、なんなら死んでしまえばよいのにと思ってしまいます。人を赦すことができないのは罪だと自覚していますが、人を赦せなければ救われないのでしょうか。
A:はじめに
相手の不誠実な姿勢によって深く傷つかれましたね。この質問に関して、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、救いは恵みと信仰によって与えられます。
(1)質問者さまがイエス・キリストを信じているなら、救われています。
(2)一度救われたなら、その救いを失うことはありません。
(3)赦せない人がいるというのは、救いとは無関係です。
2番目に、マタ6:12を正しく解釈する必要があります。
「私たちの負い目をお赦しください。私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦します」(マタ6:12)
(1)これは、主の祈りの中の一節です。
(2)これは、信仰によって救われた人の祈りです。
(3)これは、父なる神との関係が維持されるようにという祈りです。
(4)人を赦さないなら、父なる神との交流が途絶えます。
(5)父なる神との交流が回復されるためには、人を赦す必要があります。
(6)マタ6:14~15は、マタ6:12の補足説明です。
「もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたを赦してくださいます。 しかし、人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しになりません」(マタ6:14~15)
3番目に、裁きは神に委ねましょう。
(1)その人と結婚しなかったのは、神の守りがあったからだと思います。
(2)ご自身の視点を、痛みや怒りから、感謝に移し替えてみましょう。
(3)これ以上時間を浪費するのは、無益なことです。
参考になる聖句
「私たちの負い目をお赦しください。私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦します」(マタ6:12)
裁きは神に委ねましょう。
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