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メシアの生涯(29)—ガリラヤ伝道—

  • 2012.09.24
  • ヨハネ4章:43〜45、マルコ1章:14〜15
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

イエス・キリストのガリラヤ伝道の始まりについて学びます。

「ガリラヤ伝道」

§036 ヨハ4:43~45

§037 マコ1:14~15

1.はじめに

  (1)サマリヤ伝道

①ひとりの女から伝道が始まり、多く者が救われた。

②このリバイバルは、伝道者ピリポの伝道につながる(使8章)。

③イエスは、ガリラヤに向かう。

    (2)A.T.ロバートソンの調和表

イエスのガリラヤ到着(§36)

ガリラヤ伝道の概略(§37)

    (3)イエスの公生涯の大きな区切り

      ①これまでは、公生涯初期の活動を見てきた。

②これからは、ガリラヤ伝道を見ていく。

  *英語で、「The Great Galilean Ministry」という。

  *約1年半続く。

  2.アウトライン

    (1)イエスのガリラヤ到着(ヨハ4:43~45)

    (2)ガリラヤ伝道の概略

      ①マコ1:14~15

      ②マタ4:17

      ③ルカ4:14~15

  3.メッセージのゴール

    (1)福音とは何か。

このメッセージは、ガリラヤ伝道の始まりについて学ぼうとするものである。

Ⅰ.イエスのガリラヤ到着(ヨハ4:43~45)

  1.43~44節

  「さて、二日の後、イエスはここを去って、ガリラヤへ行かれた。イエスご自身が、『預

言者は自分の故郷では尊ばれない』と証言しておられたからである」

  (1)サマリヤの町に二日滞在し、それからガリラヤに行かれた。

    ①ユダヤを発った時の計画通りである。

  (2)イエスがよく口にされた格言

    「預言者は自分の故郷では尊ばれない」

      
①共観福音書に、この格言がより詳細に出て来る。

      ②次の45節とのつながりが、難解である。

        *「そういうわけで、」

    (3)3つの解釈

      ①「自分の故郷」とはユダヤのことである。歓迎されないので、ユダヤを去った。

        *しかし、ユダヤがイエスの故郷という情報は、ヨハネの福音書にはない。

        *ベツレヘムで誕生したという情報もない。

      ②格言はその通りであるが、実際は、よい結果が出た。

      「イエスは常々、『預言者は、故郷では尊敬されないものです』と言っておられ

ました。ところが、どうでしょう。 ガリラヤの人たちは、大喜びでイエスを迎

えたのです」
(リビングバイブル、44~45節a)

      ③「自分の故郷」とは、ナザレのことである。

        *マタイとマルコでは、そうなっている。

*イエスはナザレを避けて、ガリラヤの別の場所に行かれた。

        *恐らくカナに直行されたと思われる。カナ・サイクルが明らかに存在する。

        *ナザレでの拒否は、ルカが記録している。

  2.45節

  「そういうわけで、イエスがガリラヤに行かれたとき、ガリラヤ人はイエスを歓迎した。

彼らも祭りに行っていたので、イエスが祭りの間にエルサレムでなさったすべてのことを

見ていたからである」
(45節)

  (1)ガリラヤ人は、イエスを歓迎した。

    ①まだ、完全な信仰にはなっていない。

    ②イエスを、神からの使者として受け入れた。

  (2)その理由は、イエスの活動を目撃していたから。

    ①彼らもまた、過越の祭りを祝うために、エルサレムに上っていた。

    ②そこで、イエスがなさったすべてのことを見ていた。

      *宮清め

      *しるし

3.ここまでのイエスの自己啓示

  (1)最初の弟子たちは、イエスがメシアであると認識した。

    ①イエスはそれを否定しなかった。

  (2)サマリヤの女に、自分がメシアであることを啓示された。

    ①サマリヤの町にリバイバルが起こった。

  (3)しかし、エルサレムの宗教的指導者たちには、まだ啓示していない。

    ①宮清めはメシア宣言であるが、神殿と礼拝に関する情熱がその背景にある。

    ②まだ啓示していない理由は、彼らとの対決を避けるためである。

    ③「十字架の時」が来る前に、民を教え、弟子たちを訓練する必要があった。

4.ガリラヤ伝道は、好意的な雰囲気の中で始まった。

  (1)ガリラヤ人の信仰は不完全であったが、イエスはそれを受け入れた。

    ①それ以下の状態から始まったのが、ザアカイの救いである(ルカ19:3~10)。

  (2)イエスは、どんな小さな信仰でも受け入れてくださる。

Ⅱ.ガリラヤ伝道の概略

  
1.はじめに

(1)注目すべき3つの流れ(進展)

  ①イエスの自己啓示の進展

  ②弟子訓練の進展(自分がいなくなった後、働きを継続する人々)

  ③エルサレムの宗教的指導者たちとの対立の進展

(2)当時のガリラヤ地方

  ①ガリラヤ湖周辺には、コスモポリタンの雰囲気があった。

  ②ヴィア・マリスという通商路が、ガリラヤ湖の西岸を南北に走っていた。

  ③軍隊、商人、外交官などが行き来した。

  ④ユダヤ人、シリア人、ローマ人、パルテヤ人(使2:9)などが住んでいた。

  ⑤ヘブル語、アラム語、ギリシア語などが話されていた。

  ⑥イエスの伝道は、この現実の中で始められた。

  2.マコ1:14~15

  「ヨハネが捕らえられて後、イエスはガリラヤに行き、神の福音を宣べて言われた。『時

が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい』」

  
(1)バプテスマのヨハネの逮捕は、イエスの公生涯の転機となった。

    ①それは、イエスの働きの時が来たことを意味している。

  (2)「神の福音を宣べて言われた」

    
①神が与えてくださった福音という意味である。

    ②「福音」とは、良き知らせ(グッド・ニュース)のことである。

    ③バプテスマのヨハネが伝えたメッセージと同じである。

  (3)「福音の内容」

    ①2つの宣言

      *「時が満ち」。メシアが到来する時が来た。

      *「神の国は近くなった」

    ②2つの命令

      *「悔い改めて」。認識を変える。信頼を置く対象を変える。

「福音を信じなさい」。イエスをメシアとして受け入れる。

*悔い改めと信じることは、同時に起こる。

  3.ルカ4:14~15

  「イエスは御霊の力を帯びてガリラヤに帰られた。すると、その評判が回り一帯に、くま

なく広まった。イエスは、彼らの会堂で教え、みなの人にあがめられた」

    (1)イエスの役割

      ①教師

      ②ラビ

      ③預言者

    (2)イエスの伝道の特徴

①御霊の力

②会堂から会堂へと巡回された。

③有名になり、みなの人に尊敬された。

      ④次回に見るが、ナザレでは尊敬されなかった。

結論:福音とは何か。

1
.はじめに

  (1)ギリシア語で「ユーアンゲリオン」である。

  (2)「グッド・ニュース」、「グッド・メッセージ」のことである。

  (3)ここでイエスが伝えた「福音」と、私たちが信じている「福音」は同じか。

2
.イエスが伝えた「福音」

  (1)漸進的啓示

    ①十字架以前のことなので、私たちが信じている福音と同じではない。

    ②話し手と聞き手の間に、どういう共通認識があったかを常に考慮する。

3
.「神の国」(Kingdom of God)

  (1)「天の御国」(Kingdom of Heaven)と同じ意味である。

    ①マタイは、「天の御国」を使う。

  (2)基本的には、神の支配という意味である。

  (3)イエスは、「神の国」について詳しく説明する必要はなかった。

    ①当時のユダヤ人たちは、長い間、神の国の到来を待ち望んでいた。

    ②この期待は、メシア待望と密接に結びついていた。

    ③ここでの「神の国」とは、メシア的王国のことである。

4
.メシア的王国に関する預言

  (1)これが旧約聖書の預言のピークである。

    ①2サム7:8~17

    ②イザ11:1~9、24:23

    ③エレ23:4~6

    ④ミカ4:6~7

    ⑤ゼカ9:9~10、14:9

  (2)2サム7:8~17は、ダビデ契約の箇所である。

  「あなたの日数が満ち、あなたがあなたの先祖たちとともに眠るとき、わたしは、あ

なたの身から出る世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。彼

はわたしの名のために一つの家を建て、わたしはその王国の王座をとこしえまでも堅

く立てる。…あなたの家とあなたの王国とは、わたしの前にとこしえまでも続き、あ

なたの王座はとこしえまでも堅く立つ」(2サム7:12~16)

  ①ある部分は、ソロモンへの預言である。

  ②永遠の王座の部分は、メシア的王国の預言である。

  5.イエスが伝えた福音とは。

    (1)時が満ち、メシアが到来した。

    (2)考え方を変え、そのメシアを受け入れよ。

    (3)そうすれば、旧約聖書の預言者たちが預言してきたメシア的王国は成就する。

    (4)しかし、彼らがイエスを拒否したため、この預言は未だに成就していない。

  6.私たちが信じる福音は、1コリ15:1~4に記されている。

  「兄弟たち。私は今、あなたがたに福音を知らせましょう。これは、私があなたがたに宣

べ伝えたもので、あなたがたが受け入れ、また、それによって立っている福音です。また、

もしあなたがたがよく考えもしないで信じたのでないなら、私の宣べ伝えたこの福音のこ

とばをしっかりと保っていれば、この福音によって救われるのです。私があなたがたに最

もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリスト

は、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、

聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと、」

  (1)キリストは、私たちの罪のために死なれた。

  (2)キリストは、葬られた。

  (3)キリストは、三日目によみがえられた。

  7.では、旧約聖書が約束しているメシア的王国の成就は、どうなったのか。

    (1)イエスの死、復活、昇天によって、聖霊が下る時代になった。

    (2)ペンテコステの日に、教会が誕生した。

      ①ユダヤ人信者と、異邦人信者が新しいひとりの人を形成する。

      ②この真理は、旧約聖書では預言されていなかった。

    (3)教会時代は、救われる異邦人の数が満ちる時まで続く。

      ①その間、ユダヤ人も個人的には救われ続ける。

      ②異邦人の数が満ちると、教会は携挙される。

    (4)大患難時代を通して、ユダヤ人は民族的救いを体験するようになる。

      ①ロマ9~11章に預言されている。

    (5)ユダヤ人の祈りに答えて、メシアが再臨される。

    (6)その時、メシア的王国の預言は成就する。

  8.聖書は、ユダヤ人の書か。

    (1)Yes. 神はユダヤ人を選び、人類救済計画を実行しようとされた。

    (2)No. 救いの計画は、最初から全人類に向けられたものである。

      ①神は、ユダヤ人がメシアを拒否した結果、異邦人に救いが伝わることを知って

おられた。

②サマリヤの町でのリバイバルは、福音が人種的壁を乗り越えることの象徴であ

る。

    (3)讃美歌529番 (Blessed Assurance)

      ああうれし、我が身も 主のものとなりけり

      浮世だにさながら 天つ世の心地す

      Chorus:


     This is my story, this is my song,

Praising my Saviour all the day long;

This is my story, this is my song,

Praising my Saviour all the day long.

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