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メシアの生涯(28)—サマリヤの女との対話(2)—

  • 2012.09.17
  • ヨハネ4章:27〜42
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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「サマリヤの女との対話(2)」  ヨハ4:27~42

1.はじめに

  (1)ユダヤからガリラヤへの移動

①サマリヤを通る霊的必然性があった。

②井戸のそばでサマリヤの女と対話した。

③彼女に、「I am.」と宣言された。

    (2)A.T.ロバートソンの調和表

スカルのヤコブの井戸にて(§35の後半)

    (3)ユダヤ人とサマリヤ人の対立

      ①人種的壁

②宗教的壁

  2.アウトライン

    *ヨハネは、非常に優れた語り部である。

(1)この女の証し(4:27~30)

    (2)弟子たちに対する教え(4:31~38)

    (3)サマリヤ人たちの応答(4:39~42)

  3.メッセージのゴール

    (1)第2の糧

(2)伝道の原則

このメッセージは、キリストの弟子としての道を学ぼうとするものである。

Ⅰ.この女の証し(4:27~30)

   1.弟子たちの帰還(27節)

  「このとき、弟子たちが帰って来て、イエスが女の人と話しておられるのを不思議に思っ

た。しかし、だれも、『何を求めておられるのですか』とも、『なぜ彼女と話しておられる

のですか』とも言わなかった」

  (1)弟子たちは、町へ買い物に出かけていた。

    ①コシェルの食物を探す。

    ②代価は支払う。

    ③それを持って、イエスのもとに帰って来た。

  (2)彼らは、あり得ない光景を目撃した。

  「ちょうどそのとき、弟子たちが帰って来て、イエスが女の人と話をしておられるの

に驚いた」(新共同訳)

「時に弟子たち歸りきたりて、女と語り給ふを怪しみたれど、」(文語訳)

  ①3ストライクの状態

*イエスが、公の場で女と話している。

      *しかも、この女はサマリヤ人である。

      *さらに、いかがわしい風体の女である。

    ②ラビたちは、公の場での妻との対話さえ疑問視した。

    ③ラビたちは、スキャンダルになりかねない状況を、なんとしても避けた。

  (3)弟子たちは、気にはなったが、沈黙した。

    ①イエスを諌めることはしなかった。

    ②イエスに質問することも控えた。

    ③イエスに対する信頼の表れ。

      *私たちも、分からなくても信頼する必要がある。

  2.その場を離れる女(28節)

  「女は、自分の水がめを置いて町へ行き、人々に言った」

     (1)その場を離れた理由

      ①イエスに、自分の過去を言い当てられたため、大いに驚いた。

      ②弟子たちが帰って来たので、2人だけの対話が難しくなった。

    (2)「女は、自分の水がめを置いて町へ行き」

       ①目撃者情報のにおいがある。

      ②水汲みよりも、自分が出会った人を紹介することに関心が移った。

      ③これは、非常に象徴的な言葉だという印象がある。

        *彼女が負ってきた重荷

        *彼女の過去

        *それを、イエスの足元に置いて帰って行った。

  3.町に帰って証しする女(29節)

  「来て、見てください。私のしたこと全部を私に言った人がいるのです。この方がキリス

トなのでしょうか」

   (1)女の証言

    ①イエスは、彼女の人生における主要な出来事を言い当てた。

    ②「私のしたこと全部を私に言った」とは、そういう意味である。

    ③それを聞いた人々の中には、彼女と関係した男たちもいたであろう。

    ④「来て、見てください」は、ヨハネの福音書では重要な言葉である(1:46)。

  (2)女の疑問

      ①「この方がキリストなのでしょうか」とは、女の心の揺れを表現した言葉。

      ②これは、「NO」という答えを予想した、結論を保留する質問である。

      ③女は、まだ信仰と疑いの間を揺れ動いている。

      ④求道者が、最高の宣教師になることがある。

  4.応答する町の人々(30節)

  「そこで、彼らは町を出て、イエスのほうへやって来た」

      ①人々は、自分の目と耳で確かめるために、イエスのほうにやって来た。

      ②この時点から、女の姿は消える。

③最終的には、この女も信仰を告白する人々の中に含まれるようになる。

Ⅱ.弟子たちに対する教え(4:31~38)

   1.食物を差し出す弟子たち(31~32節)

「そのころ、弟子たちはイエスに、『先生。召し上がってください』とお願いした。しか

し、イエスは彼らに言われた。『わたしには、あなたがたの知らない食物があります』」

   (1)イエスの姿は変化していた。

    ①イエスは、疲れ切っていた。

    ②空腹と渇きで苦しんでいた。

    ③しかし、今は見違えるほど元気になっている。

    ④弟子たちは、イエスに食物を勧めた。

  (2)イエスの答えは、謎めいていた。

  「わたしには、あなたがたの知らない食物があります」

     ①ここでイエスは、霊的糧について語っている。

2.当惑する弟子たち(33~34節)

「そこで、弟子たちは互いに言った。『だれか食べる物を持って来たのだろうか』」。イエ

スは彼らに言われた。『わたしを遣わした方のみこころを行い、そのみわざを成し遂げる

ことが、わたしの食物です』」

   (1)弟子たちは、肉体の糧について論じている。

    ①苦労して食物を買ってきた。

    ②遅すぎたので、誰か別の人が食物を持ってきたのだろうか。

  (2)イエスは、霊的糧について解説する。

    ①イエスの使命は、自分を派遣された父なる神の御心を実行すること。

      *これは、ヨハネの福音書の最初からのテーマである。

    ②父なる神の御心を実行することは、霊的力となる。

      *サマリヤの女に伝道したことは、イエスにとっては喜びであった。

    (例話)アンケートのコメント:疲れていたが、礼拝に出て、元気になった。

3.収穫時期に関する格言(35節)

「あなたがたは、『刈り入れ時が来るまでに、まだ四か月ある』と言ってはいませんか。

さあ、わたしの言うことを聞きなさい。目を上げて畑を見なさい。色づいて、刈り入れる

ばかりになっています」

  (1)この地方の格言

    ①麦の種を蒔いて発芽してから、収穫までに4か月ある。

    ②これは、自然界の収穫のことである。

    ③知っていることから、知らないことへと導く(霊的収穫のこと)。

  (2)「目を上げて畑を見なさい。色づいて、刈り入れるばかりになっています」

     ①霊的世界の収穫は、別の原理で動いている。

②「色づいて」(新改訳)、(新共同訳)、(口語訳)、「黄ばみて」(文語訳)

③ギリシア語は「リューコス」(白)である。

④緑色が、薄い白や黄色に変わると、収穫の時となる。

⑤イエスは、サマリヤ人たちが大勢、こちらに向かってくるのを見たのであろう。

  4.蒔く者と刈る者に関する格言(36~38節)

「すでに、刈る者は報酬を受け、永遠のいのちに入れられる実を集めています。それは蒔

く者と刈る者がともに喜ぶためです。こういうわけで、『ひとりが種を蒔き、ほかの者が

刈り取る』ということわざは、ほんとうなのです。わたしは、あなたがたに自分で労苦し

なかったものを刈り取らせるために、あなたがたを遣わしました。ほかの人々が労苦して、

あなたがたはその労苦の実を得ているのです」

   (1)神の国の原則

       ①イエスが登場して以降、常に収穫の時である。

②刈る者と蒔く者が、ともに喜ぶ。

  (2)「わたしは、あなたがたに自分で労苦しなかったものを刈り取らせるために、あ

なたがたを遣わしました」

①イエスは、預言的に語っている。

②イエスは、十字架と復活後の視点を持っておられた。

Ⅲ.サマリヤ人たちの応答(4:39~42)

  1.証しによって導かれた信仰(39~40節)

  「さて、その町のサマリヤ人のうち多くの者が、『あの方は、私がしたこと全部を私に言

った』と証言したその女のことばによってイエスを信じた。そこで、サマリヤ人たちはイ

エスのところに来たとき、自分たちのところに滞在してくださるように願った。そこでイ

エスは二日間そこに滞在された」

   (1)最初は、女の証言によって、イエスがメシアであることを信じた。

    ①サマリヤ人たちは、メシアを待ち望む信仰を持っていた。

  (2)イエスはサマリヤ人たちの要請に応えて、そこに2日間滞在した。

    ①「メノウ」(留まる)という動詞が、2回使用されている。

    ②1:39で、弟子たちはイエスのもとに留まったとあった。

    ③イエスは、ユダヤ教の「清め・汚れ」の教えを完全に無視された。

    ④イエスはサマリヤ人の町に留まり、人々はイエスに留まった。

2.サマリヤでの霊的覚醒(41~42節)

「そして、さらに多くの人々が、イエスのことばによって信じた。そして彼らはその女に

言った。『もう私たちは、あなたが話したことによって信じているのではありません。自

分で聞いて、この方がほんとうに世の救い主だと知っているのです』」

   (1)信仰の進展が見られる。

    ①女の証しによって信じた。

    ②イエスのことば(ロゴス、単数形)によって信じた。

  (2)「この方がほんとうに世の救い主だと知っているのです」

    ①「世の救い主」という表現は、福音書の中ではここだけに登場する。

    ②イスラエルはメシアを拒否する方向に進む(1:11)。

    ③サマリヤ人は、信仰に導かれる。

      *彼らは、最早軽蔑された民、二級市民ではなくなった。

  (3)サマリヤの女の箇所は、大きな文脈の中で読む必要がある。

    ①使1:8

    「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。

そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたし

の証人となります」

②イエスのここまでの動き

  *エルサレム→ユダヤ→サマリヤ→ガリラヤ(遠隔地)

③イエスは弟子たちに、福音宣教の普遍性について教えようとされた。

       ④礼拝の改革の予感はすでにあった。

*宮清めと3日目の復活

*礼拝する場所は、問題ではなくなる。

結論:

1 .第2の糧

    (1)ヨハ4:34

「イエスは彼らに言われた。『わたしを遣わした方のみこころを行い、そのみわざを

成し遂げることが、わたしの食物です』」

(2)申8:3

「それで主は、あなたを苦しめ、飢えさせて、あなたも知らず、あなたの先祖たちも

知らなかったマナを食べさせられた。それは、人はパンだけで生きるのではない、人

は【主】の口から出るすべてのもので生きる、ということを、あなたにわからせるた

めであった」

(3)現代人の特徴

  ①物の世界だけが現実であるという認識

  ②目に見えない世界(心の世界)の軽視

(4)第2の糧の原則

  ①第1の糧の否定や軽視ではない。

  ②第2の糧には優先性がある。

  ③一時的なものと、永続性のあるものの対比である。

  2.伝道の原則

    (1)「ひとりが種を蒔き、ほかの者が刈り取る」という格言について

①これは成就するが、本来の意味では、蒔く者と刈る者の運命は正反対である。

    (2)聖句

      ①レビ26:16

      「わたしもまた、あなたがたに次のことを行おう。すなわち、わたしはあなたが

たの上に恐怖を臨ませ、肺病と熱病で目を衰えさせ、心をすり減らさせる。あな

たがたは、種を蒔いてもむだになる。あなたがたの敵がそれを食べる」

②申28:30

「あなたが女の人と婚約しても、他の男が彼女と寝る。家を建てても、その中に

住むことができない。ぶどう畑を作っても、その収穫をすることができない」

③ヨブ31:8

「私が種を蒔いて他の人が食べるがよい。私の作物は根こぎにされるがよい」

    (3)収穫の時は、喜びの時である。

      ①ルツ3章

      ②イザ9:3

      ③霊的収穫の喜び。ルカ15:7

      「あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、

悔い改める必要のない九十九人の正しい人にまさる喜びが天にあるのです」

④蒔く者は、その喜びに参加できない。

    (4)新約時代の原則

      ①蒔く者

        *旧約聖書の預言者たち

        *特に、バプテスマのヨハネ

      ②刈る者

        *イエスの弟子たち

        *バプテスマのヨハネは、ペンテコステの祝福の前に死んだ。

      ③蒔く者も、刈る者も、ともに喜ぶ。

        *ともに報酬に与る。

      ④福音宣教の普遍性に着目する必要がある。

      ⑤クリスチャンは、互いに宣教のパートナーである。

        *蒔く者は、刈る者に対して妬みを覚えてはならない。

        *刈る者は、蒔く者に対して優越感を覚えてはならない。

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