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メシアの生涯(24)—最初の宮清め—

  • 2012.08.20
  • ヨハネ2章:12〜22
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

メシアの最初の宮清めについて学ぶ

「最初の宮清め」
 ヨハ2:12~22

1.はじめに

  (1)イエスの弟子たちが集められた。

①彼らは、バプテスマのヨハネの弟子たちであった。

②イエスは、カナの婚礼において最初の奇跡を行われた。

    (2)A.T.ロバートソンの調和表

①カペナウムへの短期訪問(§30)

②最初の宮清め(§31)

    (3)カペナウムでの短期滞在(12節)

    「その後、イエスは母や兄弟たちや弟子たちといっしょに、カペナウムに下って行き、

長い日数ではなかったが、そこに滞在された」
(12節)

      ①エルサレム訪問に移るための、つなぎの聖句である。

      ②カペナウムがイエスの活動のホームベースになる予感がある。

      ③家族と別れて活動に入る。

      ④ナザレを離れて活動に入る。

    (4)場所的展開に注目

      ①ヨルダン川の東側→②ガリラヤのカナ→③ガリラヤ湖畔のカペナウム→

      ④エルサレム→⑤サマリヤ→⑥ガリラヤ

  2.アウトライン

    (1)イエスのメシア宣言(13~17節)

    (2)ユダヤ人たちの視点(18~20節)

    (3)弟子たちの視点(21~22節)

  3.メッセージのゴール

    (1)イエスの愛の本質

(2)イエスの預言の意味

このメッセージは、最初の宮清めについて学ぼうとするものである。

Ⅰ.イエスのメシア宣言(13~17節)

  1.宮の状況(13~14節)

  「ユダヤ人の過越の祭りが近づき、イエスはエルサレムに上られた。そして、宮の中に、

牛や羊や鳩を売る者たちと両替人たちがすわっているのをご覧になり、」
(13~14節)

  
(1)「ユダヤ人の過越の祭り」

    ①過越の祭り、七週の祭り(ペンテコステ)、仮庵の祭りは、巡礼祭。

    ②ヨハネは、エルサレムが滅んだ後に、教会全体のためにこの福音書を書いた。

    ③イエスは、ユダヤ人の男子として過越の祭りを祝うためにエルサレムに上った。

      *これは、公生涯に入ってから初めてのエルサレム訪問であった。

      *地理的な意味でも、霊的な意味でも、「上り」に当たる都である。

    (2)「宮の中に」

「宮」は、ギリシア語でヒエロン。

「宮の中」とは、異邦人の庭のことである。

「神殿」(19節)は、ギリシア語でナオス。

*聖所・至聖所の建物ことである。

    (3)「牛や羊や鳩を売る者たちと両替人たちがすわっているのをご覧になり、」

      ①巡礼者の便宜を図るために、いけにえの動物を売っていた。

      ②両替人もいた。

*ローマのデナリ貨は、像が彫られているために、使用不可。

*ツロ貨(銀の含有量が多い)を使用する。

      ③いけにえの購入のため

      ④神殿税を支払うため

        *登録された成人男子は、2分の1シェケルを納める(出30:13)。

        *ペテロが釣った魚の口からスタテル1枚が出て来た(マタ17:27)。

        *ギリシア貨幣の1シェケルであり、2人分の「宮の納入金」に相当する。

  2.イエスの怒り(15~16節)

  「細なわでむちを作って、羊も牛もみな、宮から追い出し、両替人の金を散らし、その台

を倒し、また、鳩を売る者に言われた。『それをここから持って行け。わたしの父の家を

商売の家としてはならない』」
(15~16節)

  
(1)イエスは、いけにえを捧げることを否定しているのではない。

    ①いけにえを捧げる目的が破壊されていることを怒っておられる。

  (2)イエスは、いけにえの動物、商人、両替人を、宮から追い出した。

    ①神殿を清める方が突然来るという預言は、マラ3:1~3にある。

  (3)「わたしの父の家を商売の家としてはならない」

    ①「わたしの父の家」

     
 *ルカ2:49では、「父の家」はイエスの自己認識を示す言葉となっていた。

      *ここでは、イエスのメシア宣言となっている。

      *イエスは、父なる神を啓示する方である(マタ11:27)。

    ②「商売の家としてはならない」

      *商人や両替人たちに営業許可を与えていたのは、サンヘドリンであった。

      *サドカイ人やパリサイ人は、彼らから歩合を取っていた。

      *特に、大祭司の一家が大きな利益を得ていた。

      *神殿での礼拝をファミリービジネスに変えていた。

3.弟子たちの驚き(17節)

「弟子たちは、『あなたの家を思う熱心がわたしを食い尽くす』と書いてあるのを思い起

こした」
(17節)

  (1)詩69:9の成就

    ①真の礼拝を回復することへの情熱

    ②不信仰な者からの迫害がやって来る。

  (2)公生涯の中の宮清め

    ①公生涯の最初に、宮清めを行った。

    ②公生涯の最後にも、宮清めを行った。

      *これが十字架に付けられる直接的原因となった。

  (3)公生涯の最初から、メシアに敵対する勢力の大きさが窺える。

Ⅱ.ユダヤ人たちの視点(18~20節)

  
1.ユダヤ人たちの要求

  「そこで、ユダヤ人たちが答えて言った。『あなたがこのようなことをするからには、ど

んなしるしを私たちに見せてくれるのですか』」
(18節)

  (1)「ユダヤ人たち」とは、神殿域を管理している人たちであろう。

    ①ユダヤ人たちは、権威をもって行動する者へ敬意を表する。

    ②預言者たちの系譜がある。

    ③メシア待望がある。

    (2)「あなたがこのようなことをするからには、どんなしるしを私たちに見せてくれ

るのですか』」

    ①「このようなこと」とは、メシアとして行動。

    ②「しるし」とは、メシアであることを証明する奇跡。

    ③1コリ1:22

    「ユダヤ人はしるしを要求し、ギリシヤ人は知恵を追求します」

2.イエスの回答

「イエスは彼らに答えて言われた。『この神殿をこわしてみなさい。わたしは、三日でそ

れを建てよう』」
(19節)

  (1)イエスは、信仰のない者のために時間を無駄にしない。

    ①求道のための疑問と、否定のための疑問がある。

  (2)イエスの回答は、たとえ話と同じ原理を持っている。

    ①聞く人には、謎めいている。

    ②すぐには分からないので、聞き手は考えざるを得なくなる。

    ③真理を求める者には、やがて解き明かしが与えられる。

  (3)「この神殿をこわしてみなさい」

    ①常識的には、神殿(ナオス)を指していると聞こえる。

    ②しかし、イエスはご自身の体を指している。

    (4)「わたしは、三日でそれを建てよう」

 
     ①預言者ヨナのしるし(マタ12:38~40)

      ②これは、イエスの復活の預言である。

  3.ユダヤ人たちの驚き

  「そこで、ユダヤ人たちは言った。『この神殿は建てるのに四十六年かかりました。あな

たはそれを、三日で建てるのですか』」
(20節)

  (1)ヘロデ大王による神殿拡張工事

    ①ヨセフスの記録によれば、ヘロデの第18年(前20~19年)に開始。

    ②それから46年後は、紀元27~28年。

    ③この工事は、紀元63年まで続く。

    ④そして、紀元70年に破壊される。

    (2)「あなたはそれを、三日で建てるのですか」

      ①「あなた」に強調点がある。

  (3)ユダヤ人たちの誤解

    ①イエスのことばは、命令形(条件節)であるが、ユダヤ人たちは誤解した。

    ②イエスの裁判の場面

    「偽証者がたくさん出て来たが、証拠はつかめなかった。しかし、最後にふたり

の者が進み出て、言った。『この人は、「わたしは神の神殿をこわして、それを三

日のうちに建て直せる」と言いました』」(マタ26:60~61)

      ③ステパノの殉教の場面

      「そして、偽りの証人たちを立てて、こう言わせた。『この人は、この聖なる所と

律法とに逆らうことばを語るのをやめません。「あのナザレ人イエスはこの聖なる

所をこわし、モーセが私たちに伝えた慣例を変えてしまう」と彼が言うのを、私

たちは聞きました』」(使6:13~14)

Ⅲ.弟子たちの視点(21~22節)

  
1.21~22節

  「しかし、イエスはご自分のからだの神殿のことを言われたのである。それで、イエスが

死人の中からよみがえられたとき、弟子たちは、イエスがこのように言われたことを思い

起こして、聖書とイエスが言われたことばとを信じた」

  
(1)復活後の視点

    ①弟子たちもまた、イエスのことばの意味を理解しなかった。

    ②メシアの死は、弟子たちの考えの中にはなかった。

    ③イエスの復活を目撃して以降、神殿とはイエスの体であることを理解した。

  (2)今は分からなくても、やがて分かるようになる。

    ①復活を目撃した。

    ②イエスのことばを思い起こした。

    ③聖書とイエスが言われたことばとを信じた。

    ④信仰の前進がある。

結論:

1.イエスの愛の本質

  (1)恵みと義は、同じコインの裏表である。

    ①恵みのない愛はなく、義のない愛もない。

  (2)イスラエルの民は、出32章と同じ状態にあった。

    ①2枚の石板の破壊(裁きの要素)

    ②2枚の石板の再提供(恵みの要素)

  (3)ロマ1:18~32

  「というのは、不義をもって真理をはばんでいる人々のあらゆる不敬虔と不正に対し

て、神の怒りが天から啓示されているからです」(ロマ1:18)

(4)イエスの怒りは、神の栄光が汚されていることへの怒りである。

  ①礼拝の重要性

    *神殿の重要性

    *エルサレムの重要性

  ②神の栄光がクリスチャン生活のゴールである。

2.イエスの預言の意味

  (1)イエスの預言には、死と三日目の復活ということ以上の意味がある。

  (2)礼拝の改革

    ①神殿といけにえを中心とした礼拝は、終わろうとしている。

      *イエスは古いものを破壊し、新しいものを創造しようとしている。

    ②エルサレムからの帰路、サマリヤの女に語られたことば

    「しかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今が

その時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。神は

霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません」

(ヨハ4:23~24)

③復活したイエスを通して、新しいいけにえを捧げる時代が来る。

④ロマ12:1

「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがた

にお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供

え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です」

⑤クリスチャンとは、キリストにあって古い人生を破壊し、新しい人生を再構築

している人々である。

    (例話)北方領土問題、尖閣諸島問題、竹島問題など。

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