Loading...

メシアの生涯(19)—イエスのバプテスマ—

  • 2012.07.16
  • マタイ3章:13〜17
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
このメッセージに感謝を贈る

この無料配信メッセージは、皆様の祈りと献金のサポートで成り立っています。
あなたの「ちょっとした感謝」を300円献金で贈ってみませんか?

ハーベスト・タイム・ミニストリーズへのサポーター献金はこちら

メッセージを会場で聞く

これらのメッセージは、恵比寿と大阪で定期的に行っている集会で収録されています。
どなたでもお気軽にお越し下さい。

このメッセージでは...

イエスのバプテスマについて学ぶ

関連テーマ

テーマを全て見る

関連キーワード

キーワードを全て見る

「イエスのバプテスマ」
 マタ3:13~17

1.はじめに

  (1)イエスの公生涯の開始

①バプテスマのヨハネとともに始まった。

      ②神の国運動は、民族的運動となった。

      ③今日の箇所で、いよいよメシアが登場する。

    (2)イエスのバプテスマ(A.T.ロバートソンの§24)

        *マコ1:9~11

        〇マタ3:13~17

        *ルカ3:21~23

  
  (例話)映画「鳥」 1963年

        映画「マーニー」 1964年 ティッピー・ヘドレンとショーン・コネリー

        サイコサスペンス 主人公の登場シーン

    (3)イエスのバプテスマは、私的生活と公生涯を区分する出来事である。

      ①マタ3:13と4:12に挟まれた箇所

        *前者では、イエスはガリラヤを出、後者ではガリラヤに戻っている。

      ②2つの出来事が記されている。

*ヨハネによるバプテスマとサタンによる誘惑である。

      ③2つの出来事は、イエスのメシアとしての自己認識に深く関係している。

  2.アウトライン

    (1)イエスのバプテスマ(マタ3:13~15)

    (2)天からの承認(マタ3:16~17)

  3.メッセージのゴール

    (1)聖霊が下ったことの意味

(2)天からの声がしたことの意味

このメッセージは、イエスのバプテスマについて学ぼうとするものである。

Ⅰ.
イエスのバプテスマ(マタ3:13~15)

  
1.イエスの登場

  「さて、イエスは、ヨハネからバプテスマを受けるために、ガリラヤからヨルダンにお着

きになり、ヨハネのところに来られた」
(13節)

  (1)神の国運動は、民族的運動となった。

    ①エズラの時以来、あるいは、それ以上の霊的覚醒が起こった。

    ②人々は、民族的罪と個人的罪を告白し、ヨハネからバプテスマを受けた。

    ③メシア到来の希望が高まった。

④そして、神の時が満ちた。ヨハネのバプテスマの噂がナザレにまで届いた。

    (2)ガリラヤからヨルダンにお着きになり、」

      
①イエスは12歳以降も、ガリラヤのナザレに住み続けた。

        *約30年間

      ②そして、メシアとして荒野に登場する。

      ③多くの目撃者の前でという意味では、最高の舞台である。

    (3)「ヨハネからバプテスマを受けるために、」

      ①ガリラヤからヨルダンに来たことは、自発的行為である。

      ②ここで、2つの道が交差し、先の道が舞台から徐々に消えていく。

  2.ヨハネの疑問(14節)

  「しかし、ヨハネはイエスにそうさせまいとして、言った。『私こそ、あなたからバプテ

スマを受けるはずですのに、あなたが、私のところにおいでになるのですか』」
(14節)

  (1)ヨハネのバプテスマの性質

    ①罪を悔い改めた人が受けるバプテスマである。

    ②イエスには罪がないので、このバプテスマはイエスとは無関係である。

  (2)ヨハネの謙遜

    ①イエスはヨハネよりも偉大である。

    ②ヨハネはイエスの前では罪人である。

    ③それゆえ、ヨハネがイエスからバプテスマを受けるべきである。

  (3)ヘブル人の福音書(紀元2世紀の外典)

  「見よ、主の母と、主の兄弟たちが、彼に言った。『バプテスマのヨハネが罪の赦しの

  ためのバプテスマを施している。私たちも行って、彼からバプテスマを受けようでは

ないか。』しかし、主は彼らに言った。『下って行って、ヨハネからバプテスマを受け

よとは、私がどのような罪を犯したというのか。ただし、もし私がこのように言うこ

とが無知のゆえであるとするなら、それが罪である可能性はあるが』」

  ①ヘブル人の福音書は、イエスのバプテスマに関して疑問を呈している。

  ②マタイは、誰もが感じるこの疑問に答えようとしている。

    *マタ3:14~15は、マタイの福音書に特有のものである。

  3.イエスの回答(15節)

  「ところが、イエスは答えて言われた。『今はそうさせてもらいたい。このようにして、

  すべての正しいことを実行するのは、わたしたちにふさわしいのです』。そこで、ヨハネ

は承知した」
(15節)

  (1)イエスは、ヨハネの理屈を否定していない。

    ①別の理由で、バプテスマを受けるのである。

  (2)「すべての正しいことを実行する」

    ①メシアはモーセの律法を成就するために来られた。

    ②メシアは罪人の罪を贖うために来られた。

    ③イエスのバプテスマは、ヨハネのバプテスマを承認し、罪人と一体化すること。

    ④イエスは、神の御心をすべて行おうとされた。

  (3)バプテスマの本来の意味は、一体化である。

    ①布を染料液に浸けると、その色に染まる。それがバプテスマの意味である。

②ヨハネが語る神の国のメッセージとの一体化

③メシアの先駆者であるヨハネとの一体化

④罪人との一体化(罪人の一人のようになった)

「神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。それは、私たち

が、この方にあって、神の義となるためです」(Ⅱコリント5:21)

Ⅱ.天からの承認(マタ3:16~17)

  1.神の御霊(16節)

  「こうして、イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると、天が

開け、神の御霊が鳩のように下って、自分の上に来られるのをご覧になった」

  (1)バプテスマそのものではなく、バプテスマの結果が記されている。

    ①ルカ3:21

    「さて、民衆がみなバプテスマを受けていたころ、イエスもバプテスマをお

受けになり、そして祈っておられると、天が開け、」(ルカ3:21)

②イエスは、そこで祈っておられた。

③バプテスマそのものに神秘的力があるのではない。

    (2)「神の御霊が鳩のように下って、」

①聖霊は、三位一体の第3位格である。

②この箇所は、ユダヤ的解釈が必要である。

③鳩の姿は、ユダヤ人たちがそれを聖霊と認識できるようにするため・

④聖霊を鳩と結びつける考え方の起源は、創世記1:2にある。

「地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてを

おおっていた」(口語訳、創1:2)

  *母鳥が卵を抱くように、神の霊が地表を抱いている。

⑤後代のラビ文書では、その鳥は鳩であるとの解説がされるようになる。

  *鳩の性質は、柔和、平和、聖潔、などである。

    (3)イエスの性質がこの時から変化したわけではない。

      ①イエスは、聖霊によって誕生したお方である。

      ②最初から、その性質は聖い。

      ③これは、メシアとして公に宣言されたということである。

      ④また、イエスはメシアとしての奉仕のための力を受けた。

      「その上に、【主】の霊がとどまる。それは知恵と悟りの霊、はかりごとと

能力の霊、主を知る知識と【主】を恐れる霊である」(イザ11:2)

  2.天からの声(17節)

  「
また、天からこう告げる声が聞こえた。『これは、わたしの愛する子、わたしはこ

れを喜ぶ』」
(17節)

  (1)専門的には、これは「バット・コル」と呼ばれる現象である。

    ①中間時代のユダヤ教では、「バット・コル」は、預言者が登場しなくなっ

て以降の神との交流法であるとされた。

②ここで、神との交流が再開された。

③イエスの公生涯で、3度天からの声が聞こえてきた。

  3.イエスのバプテスマは、三位一体の神がすべてかかわった出来事となった。

    (1)御子がバプテスマを受け、御霊が鳩のように下り、父なる神が声を出された。

(2)天からの声もまた、イエスのメシア性の公の宣言である。

「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ」
(17節)

  4.ルカ3:23a

  「教えを始められたとき、イエスはおよそ三十歳で、人々からヨセフの子と思われて

いた」(ルカ3:23a)

  (1)旧約聖書では、30歳は奉仕を開始する年齢であることが多い。

    ①ヨセフは、30歳でエジプトの宰相となった(創41:46)。

    ②祭司は、30歳から奉仕を始めた(民4:2)。

    ③ダビデは、30歳で王となった(2サム5:4)。

  (2)ルカはイエスの年齢を知らなかったわけではない。

    ①イエスが、公生涯に立つ準備ができていることを伝えている。

結論:

1
.聖霊が下ったことの意味

  (1)バプテスマのヨハネのバプテスマと、クリスチャンのバプテスマは違う。

  (2)クリスチャンのバプテスマは、キリストに付くバプテスマである。

  (3)バプテスマは、キリストを信じた人にすでに起こっていることの象徴である。

    ①キリストとの一体化

    ②普遍的教会の一員となっている。

  (4)キリストに起こったことは、私たちにも起こる。

    ①イエスの上に聖霊が下り、メシアの奉仕に必要な力を与えた。

    ②私たちにも同じことが起こる。

      *聖霊の内住

      *聖霊の賜物の付与

  (例話)小学校5年生で、父からご褒美を受けた。50ドル以下のもの。

2
.天からの声がしたことの意味

「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ」
(17節)

  (1)詩2:7とイザ42:1の合体

    ①中間時代のユダヤ教は、この2つの箇所をメシア預言と理解していた。

  (2)詩2:7

  「わたしは【主】の定めについて語ろう。主はわたしに言われた。『あなたは、

わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ』」
(詩2:7)

(3)イザ42:1

「見よ。わたしのささえるわたしのしもべ、わたしの心の喜ぶわたしが選んだ者。

わたしは彼の上にわたしの霊を授け、彼は国々に公義をもたらす」
(イザ42:1)

(4)天からの声は、イエスにメシアとしての自己認識を与えた。

  ①メシアは、根源的な意味で、神の子である。

  ②メシアは、主の僕である。

    *登場して最初にしたのは、ヨハネからバプテスマを受けることである。

(例話)代替わりした社長の息子が、最初にトイレ掃除をするようなもの。

(5)サタンの誘惑は、メシアが本当に主のしもべであるかどうかを試す。

    (6)クリスチャンの自己認識

      ①神の子

      ②キリストのしもべ

週間アクセスランキング

1

信仰がぐらつく時

2

60分でわかる旧約聖書(1)「創世記」

3

使徒の働き(78)―エペソの長老たちへのメッセージ(1)―

4

使徒の働き(77)―トロアスからミレトへの旅―

5

「ダビデ契約、聖霊、黙示録」中川洋

6

Q221試練の時どうすればいいのですか。

ハーベスト・タイムを応援する

ハーベスト・タイムの働きは、サポーターの皆様のお祈りと、献金により維持されております。
ぜひ、応援をよろしくお願いいたします。

ハーベスト・タイムのSNSでは、新着メッセージなどをお知らせしています。

ハーベスト・タイムの情報

3分でわかる!聖書

大人気動画を書籍化した「3分聖書」第2巻が文芸社より発売!

日本の教会に忍び寄る危険なムーブメント

異端・カルト研究40年のウッド氏が、初めて怖さを感じた。

聖書解釈の逸脱と回復

なんか変だな?摩訶不思議な聖書解釈が生まれる理由を検証!

1日でわかるセミナー「イスラエル論」

1日セミナーCD化!イスラエルがわかると、聖書がわかる。

イスラエル学 組織神学の失われた環

「神のご計画」その全貌を理解できる!フルクテンバウム博士 著

なぜ良い人に悪いことが起こるのか

クリスチャンカウンセラーとうつを通過した牧師が綴る「苦難の歩き方」

聖書箇所の引用には新改訳聖書を使用しています。その他の場合は明記いたします。
Copyright © Harvest Time Ministries, All Rights Reserved.