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メシアの生涯(8)—マリアのエリサベツ訪問・マリアの賛歌—

  • 2012.04.30
  • ルカ1章:39〜56
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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マリアのエリサベツ訪問とマリアの賛歌からメシアの本質について学ぶ。

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「マリアのエリサベツ訪問」 
ルカ1:39~45

「マリアの賛歌」
 ルカ1:46~56

1.はじめに

  (1)受胎告知を受けたマリアのその後の行動

  ①エリサベツを訪問

  ②エリサベツと胎内の子の反応

      *エリサベツの預言的言葉

      *マリアの賛歌(マグニフィカート。ラテン語訳の最初の言葉)

  ③今回は、2つのセクションを同時に取り上げる。

  2.アウトライン

(1)マリアのエリサベツ訪問(39~45節)

  ①訪問の情景(39~42a節)

  ②エリサベツの預言的言葉(42b~45節)

  (2)マリアの賛歌(46~56節)

    ①マリア自身が受けた祝福(46~50節)

    ②イスラエルの民が受けた祝福(51~56節)

  3.メッセージのゴール

    (1)イエスとヨハネの対比

    (2)信者の手本としてのマリア

    (3)約束と預言の成就

    (4)逆転の真理

このメッセージは、メシアの本質について学ぼうとするものである。

§6 マリアのエリサベツ訪問(39~45節)

Ⅰ.訪問の情景(39~42a節)

  1.マリアの行動

    (1)受胎告知からさほど時間が経たない内に、マリアはエリサベツを訪問した。

      ①ユダの山地にある町

      ②紀元6世紀以降は、この町はエン・カレムと特定されている。

      ③ナザレからの距離は、約160キロ。徒歩で4日前後かかる。

    (2)なぜエリサベツを訪問したのか。

      ①ナザレを逃れるため?

      ②妊娠したことを別の地で確認するため?

      ③エリサベツの助言を受けるため?

      ④天使から聞いた「しるし」に応答するため?

        *マリアは喜んで旅をしたのであろう。

    (3)ザカリヤの家に行って、エリサベツにあいさつした。

      ①ザカリヤは、まだ耳が聞こえず、口もきけなかった。

  2.マリアのあいさつへの応答

    (1)先ず、エリサベツの胎内にいる子が応答した。

      ①胎内にいる時から、メシアの先駆者としての役割を果たしている。

      ②すでにマリアの胎内には子が宿っている。

    (2)エリサベツは、聖霊に満たされ、大声を上げた。

      ①エリサベツの胎内にいる子とエリサベツが、メシアを認識した最初の人である。

      ②聖霊に満たされるという意味

        *ペンテコステ以前は、特定の目的のために聖霊の支配(力)を受ける。

        *ペンテコステ以降は、信者の内に聖霊が住まわれる。

        *満たされるとは、聖霊の支配のことである。

      ③大声で語るとは、預言的言葉である。

Ⅱ.エリサベツの預言的言葉(42b~45節)

  1.42節b

  「あなたは女の中の祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています」

    (1)これは対句法である。

      ①マリアの賛歌もそうであるが、非常にヘブル的である。

      ②「女の中の祝福された方」とはヘブル的表現。「非常に祝福されている」。

    (2)「胎の実」とは胎内の子のことである。

      ①胎の実が祝福されているがゆえに、彼女は「女の中の祝福された方」である。

      ②当時は、女性の偉大さは、どのような子を産んだかによって決まった。

  2.43節

  「私の主の母が私のところに来られるとは、何ということでしょう」

    (1)焦点はマリアではなく、胎内の子に合わせられている。

      ①マリアは、彼女自身の偉大さのゆえではなく、胎内の子のゆえに尊い存在。

    (2)「私の主の母」

      ①イエスは誕生の前から、「私の主」と呼ばれている。

      ②エリサベツはマリアの胎内に宿っている子を「私の主」と認識した。

      ③その認識が広く認められるようになるのは、使2:36。

      「ですから、イスラエルのすべての人々は、このことをはっきりと知らなければ

なりません。すなわち、神が、今や主ともキリストともされたこのイエスを、あ

なたがたは十字架につけたのです」

  3.44~45節

  「ほんとうに、あなたのあいさつの声が私の耳に入ったとき、私の胎内で子どもが喜んで

おどりました。主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなこ

とでしょう」

  (1)エリサベツの子は、胎児の時からメシアの先駆者としての使命を果たしている。

    ①その子は、喜んで使命を果たしている。「喜んでおどりました」

    ②成人したヨハネの言葉。ヨハ3:29

    「花嫁を迎える者は花婿です。そこにいて、花婿のことばに耳を傾けているその

友人は、花婿の声を聞いて大いに喜びます。それで、私もその喜びで満たされて

いるのです」

    (2)マリアは、「主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人」である。

      ①ザカリヤとの比較。ルカ1:20

      「ですから、見なさい。これらのことが起こる日までは、あなたは、ものが言え

ず、話せなくなります。私のことばを信じなかったからです。私のことばは、そ

の時が来れば実現します」

§7 マリアの賛歌
(46~56節)

Ⅰ.マリア自身が受けた祝福(46~50節)

  1.ハンナの祈りが背景にある(1サム2:1~10)。

  「ハンナは祈って言った。『私の心は【主】を誇り、私の角は【主】によって高く上がりま

す。私の口は敵に向かって大きく開きます。私はあなたの救いを喜ぶからです』」(1節)

  (1)不妊の女であったハンナは、主に願ってサムエルを得た。

    ①サムエルとは、「神が聞いてくださった」という意味。

    ②本来は子を宿さない処女が子を宿したことの中に、ハンナとの関連性がある。

2.46~48節

  「マリヤは言った。『わがたましいは主をあがめ、わが霊は、わが救い主なる神を喜びたた

えます。主はこの卑しいはしために目を留めてくださったからです。ほんとうに、これか

ら後、どの時代の人々も、私をしあわせ者と思うでしょう』」

  (1)対句法が見られる。

    ①「わがたましい」も「わが霊」も「私」という意味。

    ②「主」と「救い主なる神」とは同じ意味。

    ③旧約聖書の「ヤハウェ」は新約聖書の「キュリオス」である。

  (2)マリアが主をたたえている理由

    ①自分は取るに足りない者であるとの自己認識。

    ②メシアを胎内に宿したのは、100%神の恵みによる。

    ③神の恵みを受けた者として、自分は「しあわせ者」である。

3.49~50節

「力ある方が、私に大きなことをしてくださいました。その御名は聖く、そのあわれみは、

主を恐れかしこむ者に、代々にわたって及びます」

  (1)「大きなこと」とは、単に処女懐胎のことではない。

①メシア到来の出来事に自分が参加させられていること。

    (2)「その御名は聖く」とは、「そのお方は聖いお方である」という意味。

      ①これは、道徳的聖さだけでなく、契約に基づく約束に忠実であることを示す。

    (3)詩103:17が背景にある。

    「しかし、【主】の恵みは、とこしえから、とこしえまで、主を恐れる者の上にある。

主の義はその子らの子に及び、」

  ①マリアの賛歌は、ヘブル的であり、旧約聖書の影響を受けている。

Ⅱ.イスラエルの民が受けた祝福(51~56節)

  1.51~53節

  「主は、御腕をもって力強いわざをなし、心の思いの高ぶっている者を追い散らし、権力

ある者を王位から引き降ろされます。低い者を高く引き上げ、飢えた者を良いもので満ち

足らせ、富む者を何も持たせないで追い返されました」

  (1)イエスの御業の預言である。

    ①ヘブル語の未来完了形(まだ起こっていないが、神の視点からは完了した)。

  (2)イエスは、この世に逆転をもたらす。

    ①心の思いの高ぶっている者、権力ある者、富む者は、辱めを受ける。

    ②低い者、飢えた者は、祝福を受ける。

    ③マリアはすでにそれを体験したが、これがイスラエルの民全体の体験となる。

  2.54~55節

  「主はそのあわれみをいつまでも忘れないで、そのしもべイスラエルをお助けになりまし

た。私たちの父祖たち、アブラハムとその子孫に語られたとおりです」

  (1)マリアは、イエスの御業を契約の成就と見た。

  (2)アブラハムとその子孫への約束

    ①出2:24

    「神は彼らの嘆きを聞かれ、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約を思い起こさ

れた」

②詩105:8~10

「主は、ご自分の契約をとこしえに覚えておられる。お命じになったみことばは

千代にも及ぶ。その契約はアブラハムと結んだもの、イサクへの誓い。主はヤコ

ブのためにそれをおきてとして立て、イスラエルに対する永遠の契約とされた」

  3.56節

  「マリヤは三か月ほどエリサベツと暮らして、家に帰った」

    (1)エリサベツの出産を見届けてから帰宅したのであろう。

      ①自らの妊娠を確認する意味もあったか。

      ②安定期に入ってから移動したか。

結論:

  1.イエスとヨハネの対比

    (1)キリスト論的認識がある。

    (2)イエスはヨハネよりも偉大である。

      ①ヨハネはイエスに敬意を表した。

      ②ヨハ1:8

      「彼は光ではなかった。ただ光についてあかしするために来たのである」

    (3)エリサベツは、マリアが祝福された女であることを認めた。

      ①イエスの偉大さを認めたということ。

  2.信者の手本としてのマリア

    (1)ザカリヤとマリアの対比

    (2)信仰は、年数ではない。

    (3)マリアは、旧約聖書をよく知っていた。

3
.約束と預言の成就

    (1)マリアの信仰は、神の契約に対する信頼である。

(2)旧約聖書と新約聖書の連続性

(3)恵みの時代(教会時代)は、ペンテコステの日までは始まらない。

(4)福音書の時代は、律法の時代である。

  4.逆転の真理

    (1)イエスによってこの世の価値観が逆転する。

    (2)高慢な者は低くされ、自らの貧しさを認識する者は高くされる。

      ①山上の垂訓のことば

      ②5000人のパンの奇跡

      ③ルカ19:10

      「人の子は、失われた人を捜して救うために来たのです」

      ④最後の晩餐

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