申命記(42)諸々の規定(3)~(5)21:15~23

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諸々の規定の中の(3)~(5)について学ぶ。

申命記 42回

「諸々の規定(3)~(5)」

申21:15~23

1.はじめに

    (1)第2の説教:契約に基づく義務

      ③律法の解説と日常生活への適用(12:1~26:15)

    (2)「律法の解説と日常生活への適用」は、律法の各論的解説とその適用である。

      ①この箇所を12項目に分割して説明している。

      ②第11の項目:諸々の規定(21:1~25:19)

      ③諸々の規定の中には34の細かい項目がある。

      ④今回は(3)~(5)を取り上げる。

  
2.メッセージのアウトライン

    

(3)長子の権利(21:15~17)

    (4)反抗的な息子(21:18~21)

    (5)木にかけられた死体(21:22~23)

  
3.結論:3つの「どんでん返し」

諸々の規定の中の(3)~(5)について学ぶ。

Ⅲ.長子の権利(21:15~17)

1.15節

Deu 21:15
ある人が二人の妻を持ち、一人は愛され、もう一人は嫌われていて、愛されている者も嫌われている者もその人に男の子を産み、長子が、嫌われている妻の子である場合、

(1)神が意図した結婚の形は、一夫一婦制である。

      ①創2:22~24

Gen 2:22 神である【主】は、人から取ったあばら骨を一人の女に造り上げ、人のところに連れて来られた。

Gen 2:23 人は言った。/「これこそ、ついに私の骨からの骨、/私の肉からの肉。/これを女と名づけよう。/男から取られたのだから。」

Gen 2:24 それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである。

      ②一夫多妻制は、人間の罪のゆえに生まれたものである。

      ③創4:19

Gen 4:19 レメクは二人の妻を迎えた。一人の名はアダ、もう一人の名はツィラであった。

      ④聖書には、一夫多妻制を積極的に評価している箇所はない。

      ⑤聖書には、複数の妻を持つ夫が幸せな結婚生活を送った例もない。

        *妻を平等に愛することは不可能であり、家庭内の問題が持ち上がる。

    (2)ある人が二人の妻を持っている。

      ①この規定は、神が一夫多妻制を認めているということではない。

②この規定は、あくまでも、長子の権利を守るためのものである。

      ③妻の一人は愛され、もう一人は嫌われている。

        *夫は片方をより愛しているという意味である。

      ④二人の妻は、それぞれ男の子を産んだ。

      ⑤愛されていない妻の息子が、長子である。

      ⑥夫は、愛してる妻の息子を優先させたくなるものである。

    (3)創29:30~31のレアとラケルの例

Gen 29:30 ヤコブはこうして、ラケルのところにも入った。ヤコブは、レアよりもラケルを愛していた。それで、もう七年間ラバンに仕えた。

Gen 29:31 【主】はレアが嫌われているのを見て、彼女の胎を開かれたが、ラケルは不妊の女であった。

      ①ヤコブは、姉のレアよりも妹のラケルを愛していた。

      ②長子を産んだのは、姉のレアであった。

  2.16~17節

Deu 21:16
その人が息子たちに財産を受け継がせる日に、長子である、その嫌われている妻の子を差し置いて、愛されている妻の子を長子として扱うことはできない。

Deu 21:17
嫌われている妻の子を長子として認め、自分の全財産の中から二倍の取り分を彼に与えなければならない。その子は父の力の初穂であるから、長子の権利は彼のものである。

(1)財産を受け継がせる日に、夫が行うべきことが命じられる。

      ①愛されていない妻の息子であっても、長子は長子として扱う。

      ②愛されている妻の息子を優先させるのは、違法な行為である。

      ③父は、全財産の中から二倍の取り分を長子に与える。

      ④長子に二倍の取り分を与える習慣は、モーセ以前からあった。

⑤モーセは、その習慣を成文化した。

⑥長子は、父の力の初穗である。

      ⑦創49:3

Gen 49:3 ルベンよ、おまえはわが長子。/わが力、わが活力の初穂。/威厳と力強さでまさる者。

Ⅳ.反抗的な息子(21:18~21)

1.18節

Deu 21:18 ある人に強情で逆らう子がいて、父の言うことも母の言うことも聞かず、父母に懲らしめられても聞こうとしない場合、

(1)申5:16(第5戒)

Deu 5:16
あなたの父と母を敬え。あなたの神、【主】が命じたとおりに。それは、あなたの日々が長く続くようにするため、また、あなたの神、【主】があなたに与えようとしているその土地で幸せになるためである。

    (2)両親に逆らうのは、第5戒違反である。

      ①この場合は、その子がたまたま両親に逆らったということではない。

      ②この子は強情である。

      ③両親の警告に耳を傾けない。

      ④両親に懲らしめられても、懲りない。

      ⑤両親に逆らうのは、神の権威に逆らうことである。

      ⑥神の権威に反抗するのは、契約の民の存在基盤を破壊する行為である。

  2.19~20節

Deu 21:19 その父と母はその子を捕らえ、町の門にいる町の長老たちのところへ連れ出し、

Deu 21:20
町の長老たちに、「私たちのこの息子は強情で逆らいます。私たちの言うことに聞き従いません。放蕩で大酒飲みです」と言いなさい。

(1)両親の義務

      ①この規定は、子どもを虐待することを許可しているわけではない。

      ②【主】の御心を合法的に行うということである。

      ③両親はこの息子を捕らえ、町の門にいる町の長老たちのところへ連れ出す。

        *町の門は、さばきが執行される場所である。

      ④そして、息子の状態を述べる。

        *この息子は強情で逆らいます。

        *私たちの言うことに聞き従いません。

        *放蕩で大酒飲みです。

    (2)町の長老たちは、公平な判断を下す。

      ①放蕩と大酒飲みが、さばきの理由ではない。

      ②放蕩と大酒飲みは、両親に反抗していることの現れである。

      ③この息子がさばかれるのは、権威に対する反抗のゆえである。

  3.21節

Deu 21:21
町の人はみな彼を石で打ちなさい。彼は死ななければならない。あなたがたの中からその悪い者を除き去りなさい。イスラエルはみな聞いて恐れるであろう。

    (1)彼が有罪だと判断されたなら、彼は石で打たれる。

      ①両親ではなく、町の人がみな石を投げる。

      ②石打の刑に処す理由は、イスラエルの民に恐れを与えるためである。

    (2)イスラエルの歴史上、この刑が執行されたという例がない。

      ①この規定がイスラエルの民に恐れを与えたからだと思われる。

Ⅴ.木にかけられた死体(21:22~23)

  1.22~23節

Deu 21:22 ある人に死刑に当たる罪過があって処刑され、あなたが彼を木にかける場合、

Deu 21:23
 その死体を次の日まで木に残しておいてはならない。その日のうちに必ず埋葬しなければならない。木にかけられた者は神にのろわれた者だからである。あなたの神、【主】が相続地としてあなたに与えようとしておられる土地を汚してはならない。

    (1)これは十字架刑のことではない。

      ①その人は、死刑に当たる罪過のゆえにすでに処刑されている。

      ②死体を木にかけるのは、同じ罪を犯す人が出ないようにするためである。

    (2)殺された者は、神の呪いのもとにある。

①そのことを示すために、死体を木にかけるのである。

②木にかけられたから、呪われるわけではない。

③死体は、その日のうちに必ず埋葬する必要がある。

      ④その死体を放置することは、【主】から受ける嗣業の地を汚すことになる。

結論:3つの「どんでん返し」

  1.長子の権利

    (1)この規定は、父の権威を制限するものである。

      ①父は、愛している方の妻の子を優遇してはならない。

      ②愛されていない方の息子が長子なら、彼を長子として扱うべきである。

      ③父は、神が許された範囲において、権威を発揮することができる。

    (2)旧約聖書における「どんでん返し」

      ①エサウとヤコブの例

        *神は、弟のヤコブを優先された。

      ②マナセとエフライムの例

        *神は、弟のエフライムを優先させた。

    (3)新約聖書における「どんでん返し」

      ①ロマ11:28

Rom 11:28
彼らは、福音に関して言えば、あなたがたのゆえに、神に敵対している者ですが、選びに関して言えば、父祖たちのゆえに、神に愛されている者です。

      ②ユダヤ人よりも異邦人を優先させた。

      ③しかし、ユダヤ人は今も神に愛されている。

  2.反抗的な息子

    (1)新約聖書における「どんでん返し」

      ①ルカ15章の放蕩息子のたとえ話

      ②申21:18~21に基づけば、この息子は反抗的な息子である。

      ③ユダヤ人の聴衆は、帰って来た息子がどうなるか知っていた。

        *父は、この息子を町の門のところにいる長老たちのもとに連れて行く。

        *長老たちは有罪を宣言し、町の全員がこの息子に石を投げる。

    (2)ルカ15:22~24

Luk 15:22
ところが父親は、しもべたちに言った。『急いで一番良い衣を持って来て、この子に着せなさい。手に指輪をはめ、足に履き物をはかせなさい。

Luk 15:23 そして肥えた子牛を引いて来て屠りなさい。食べて祝おう。

Luk 15:24 この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから。』こうして彼らは祝宴を始めた。

    (3)律法の時代は終わり、恵みの時代が到来した。

  3.木にかけられた死体

    (1)この死体は、イエス・キリストの予表である。

    (2)マコ15:33~34

Mar 15:33 さて、十二時になったとき、闇が全地をおおい、午後三時まで続いた。

Mar 15:34
そして三時に、イエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」訳すと「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。

      ①イエスは、神から見捨てられた。

    (3)ガラ3:13~14

Gal 3:13
キリストは、ご自分が私たちのためにのろわれた者となることで、私たちを律法ののろいから贖い出してくださいました。「木にかけられた者はみな、のろわれている」と書いてあるからです。

Gal 3:14
それは、アブラハムへの祝福がキリスト・イエスによって異邦人に及び、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるようになるためでした。

      ①キリストは、私たちのためにのろわれた者となってくださった。

      ②キリストを信じる者には、アブラハム契約の祝福が与えられる。

      ③私たちは、信仰によって約束の御霊を受けた。

        *聖霊の約束は、アブラハム契約の中に含まれていた。

      ④イエス・キリストの十字架は、「どんでん返し」の愛である。

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