30日でわかる聖書 マタイの福音書(26前半)

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神の計画の進展を、6幕に分けて学ぶ。

「マタイ26章前半」

イントロ:

1. 文脈を確認する。

(1) 24章、25章で、オリーブ山での説教が終わる。

(2) ディスペンセーション

①福音書の時代 律法の時代

②神の国の福音 イエスが神の国の王として来られたという内容

③恵みの時代への移行 教会時代は使徒2章から始まる。

④恵みの時代の土台となるのが新しい契約

⑤イエスの十字架の死によって新しい契約が結ばれる。

2. 十字架に向かって進むイエス

(1) サタンの策略

①過越の祭り以外の時に、イエスを殺す。

②十字架以外の方法で、イエスを殺す。

(2) 登場人物

①サタンの側に付く人々

②イエスの側に付く人々

③状況が読めていない人々

3. きょうの箇所は、私たちにとってどういう意味があるのか。

(1) どんな妨害があっても、神の計画は必ず実現することを学ぶ。

(2) 聖書が教える救いの道がなんであるかを確認する。

神の計画の進展を、6幕に分けて学ぶ。

Ⅰ.第1幕 状況が読めていない人々 弟子たち 1~2節

1. ニサンの月の12日(火)

2. イエスの4回目の十字架預言

3. 受難の時が確定した。14日(木)の日没~15日(金)の日没の間。

4. 弟子たちの無知

Ⅱ.第2幕 サタンの側に付く人々 ユダヤ人の指導者たち 3~5節

1. 祭司長たちはサドカイ人、民の長老たちはパリサイ人。

2. 普段は敵対していたが、イエスを共通の敵として集まった。

3. 相談の内容

(1) だまして捕らえる。民衆の目に付かない所で。イスカリオテのユダが手引き。

(2) 過越の祭りが終わってから殺す。

4. 背後にサタンの暗躍がある。

Ⅲ.第3幕 イエスの側に付く人 ひとりの女 6~13節

1. ベタニヤのシモンの家 元ツァラアト患者。イエスによって癒された。

2. ひとりの女の登場。この女はマルタの妹のマリヤ(ヨハネ12:3)。

3. マルタと兄弟のラザロも、その家に招かれていた。

4. 高価な香油(ナルド)の入った石膏の壷。

(1) 王なら思いのままに使用した香油。

(2) 庶民の場合は、結婚式の夜のために用意するもの。

(3) ヨハネ12章によれば、香油の価格は300デナリ(労働者の300日分の労賃)。

5. マリヤは、イエスの埋葬の準備としてその香油を注いだ。

6. マリヤは、イエスが復活することも知っていた。彼女は墓に行っていない。

7. マリヤは、イエスの足元に座り、その教えを聞いていた(ルカ10:39)。

8. 弟子たちの反応

(1) 11人は、貧しい人たちを思って語ったか。過越の祭りは施しをする期間でもある。

(2) イスカリオテのユダは、利己的な理由。彼は盗人であった(ヨハネ12:6)。

9. イエスのことば

(1) 今は十字架を前にした特別な時である。

(2) 彼女の行為は、埋葬の準備となっている。

(3) この行為は、福音が宣べ伝えられる所どこででも、語られ、記憶されるようになる。

Ⅳ.第4幕 サタンの側に付く人 イスカリオテのユダ 14~16節

1. イスカリオテのユダは、祭司長たちのところに行く。

2. 彼の心に、サタンが入った(ルカ22:3)。悪霊付きではなく、サタン付きになった。

3. 彼は、サタンの計画を実行する器となった。

(1) 内通者として、人目に付かないところでイエスを逮捕する道を開く。

(2) ローマ法に基づいてイエスを告発する役割を果たす。

(3) 裁判が始まってからは、証人となる。

4. ユダは銀貨30枚を手に入れた。

(1) シェケル貨30枚は、死んだ奴隷の代金(出21:32)。ここには、皮肉がある。

(2) イエスの命は、死んだ奴隷の命と同じとみなされた。

(3) 金は神殿の金庫から出された。無意識の内に、最後の犠牲であるイエスを買い取った。

Ⅴ.第5幕 イエスに付く人々 部屋を用意した人物 17~19節

1. 秘密裏に、食事の場所を確保する必要性があった。

2. 派遣されたのは、ペテロとヨハネ(ルカ22章)。

3. 無名の二人の弟子(「水がめを運んでいる男」と「二階に大広間のある家の主人」)。

4. 二階の大広間とは、外階段が付いた、その家で最上の部屋。

5. 神への奉仕には、2種類ある。

(1) 直接的奉仕

(2) 間接的奉仕

Ⅵ.第6幕 状況が読めていない人々 弟子たち 20~30節

1. 過越の食事の順序

(1) 第1の杯。「感謝の杯」。

(2) 母か娘が、水の入った鉢とタオルを持って回り、人々は指を洗いタオルで拭く。

(3) 第2の杯。「裁きの杯」。

(4) パセリ(カルパスと言う)を塩水に浸して食べる。若さの象徴。

①塩水の鉢は数人にひとつ用意された。

②イエスはユダの裏切りを予告した。

(5) アフィコーメンの儀式

(6) ハロセットと苦菜を食べる。この時点で、ユダは去る。

(7) メインコース

(8) アフィコーメンを食べる。「これはわたしのからだです」

(9) 第3の杯。贖いの杯。

(10) 第4の杯。賛美の杯。

2. アフィコーメンの儀式をはさんで、メインコースがある。

(1) 3つの部分に分かれた布袋。

(2) 3枚の種なしパンを入れる。父、子、聖霊の三位一体の神を表す。

(3) 真中のパンを取り出し、2つに裂き、半分を亜麻布にくるんで隠す。

(4) メインコースの後で、それを持ち出し食べる。

(5) 「アフィコーメン」とはデザートという意味。

3. アフィコーメンとイエスの類似性

(1) このパンは、種なしパン。イエスには罪がなかった。

(2) このパンには、筋が入っていた。イエスの体についた鞭の跡。

(3) このパンには、小さな穴があいていた。イエスの体に残った釘と槍の跡。

(4) アフィコーメンは、十字架上で裂かれたイエスの御体の象徴。

(5) このパンを食するとは、イエスの十字架を信じ受け入れること。

(6) これを信じる以外に罪の赦しと永遠のいのちを受ける方法はない。

4. 第4の杯 賛美の杯で、過越の食事は終わる。

結論 

1. サタンと人間からの妨害がある。

2. しかし、神の計画は成就する。

3. 今は恵みの時代

(1) イエス・キリストの福音を信じることによって救われる。

(2) クリスチャン生活とは、神の愛に応答して生きること。

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