申命記(4)約束の地に入る最初の試み(3)―不信仰に下る裁き―

  • 2020.09.20
  • 申命記1章34~46節
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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不信仰に下る裁きについて学ぶ。

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申命記4回
「約束の地に入る最初の試み(3)」
不信仰に下る裁き
申命記1:34~46

 

1.はじめに
(1)モーセは、カナンの地に入国する前のイスラエル人のために五書を書いた。
①彼らは、正しい世界観と人生観を持つ必要があった。
*自分たちは、どこから来たのか。
*自分たちにカナンの地を与えると約束してくれたのは、誰か。
*カナンの地で生きる目的は何か。

 

(2)申命記のアウトライン(宗主権契約の形式)
①第1の説教:歴史の回顧(1:5~4:43)
②第2の説教:契約に基づく義務(4:44~26:19)
③第3の説教:祝福と呪いの宣言(27:1~29:1)
④第4の説教:契約条項のまとめ(29:2~30:20)
(3)1章のアウトライン
①本書の目的(1:5)
②シナイ山からの出発(1:6~8)
③指導者の任命(1:9~18)
④カデシュ・バルネア事件(1:19~33)
⑤不信仰に下る裁き(1:34~46)
2.メッセージのアウトライン
(1)裁きの宣言(1:34~37)
(2)新しい計画(1:38~40)
(3)不信仰の繰り返し(1:41~43)
(4)不信仰の結果(1:44~46)
3.結論
(1)申命記で契約の更新が行われる理由
(2)私たちへの適用
不信仰に下る裁きについて学ぶ。
Ⅰ.裁きの宣言(1:34~37)
1.34~35節
Deu 1:34 【主】はあなたがたの不平の声を聞いて怒り、誓って言われた。
Deu 1:35 「この悪い世代の者たちのうちには、わたしがあなたがたの父祖たちに与えると誓った、あの良い地を見る者は一人もいない。
(1)「【主】はあなたがたの不平の声を聞いて怒り、」
①【主】は全知の神である。
②申1:27
Deu 1:27 そして天幕の中で不平を言った。「【主】は私たちを憎んでおられるので、私たちをエジプトの地から連れ出して、アモリ人の手に渡し、私たちを根絶やしにしようとしておられるのだ。
③彼らは天幕の中で不平を言ったが、【主】は、すべて聞いておられた。
④不信仰な言葉は、【主】を怒らせた。
⑤詩139:4
Psa 139:4 ことばが私の舌にのぼる前に
なんと【主】よ/あなたはそのすべてを知っておられます。
(2)「誓って言われた」
①誓いの内容
「この悪い世代の者たちのうちには、わたしがあなたがたの父祖たちに与え
ると誓った、あの良い地を見る者は一人もいない」
②約束の地が与えられるのは、アブラハム契約のゆえである。
③しかし、出エジプトを体験した世代(この悪い世代)は、そこに入れない。
*神は不従順な世代を裁かれるが、それは契約を破棄することではない。
④「誓う」はヘブル語で「シャバー」である。
*7回口に出すということから、誓うという意味になっている。
⑤ここでは、2種類の「誓い」が登場する。
*約束の地を与えるという誓い
*悪い世代の者たちは、あの良い地を見ることができないという誓い
2.36節
Deu 1:36 ただエフンネの子カレブだけがそれを見ることができる。彼が踏んだ地を、わたしは彼とその子孫に与える。彼が【主】に従い通したからだ。」
(1)例外は、エフンネの子カレブである。
①【主】に従い通したので、彼とその子孫は、約束の地に領地を持つ。
②民14:37~38
Num 14:37 こうして、その地を悪く言いふらした者たちは、【主】の前に疫病で死んだ。
Num 14:38 しかし、あの地を偵察しに行った者のうち、ヌンの子ヨシュアと、エフンネの子カレブは生き残った。
(2)土地の約束は、イスラエルの民に与えられている。
①その約束が取り消されることはない。
②しかし、その約束の祝福を体験するのは、信仰のある世代だけである。
③カレブは、このことを実証する人物である。
3.37節
Deu 1:37 【主】はあなたがたのゆえに、この私に対しても怒って言われた。「あなたも、そこに入れない。
(1)モーセもそこに入れない。
①「この私に対しても」が強調点である。
②「あなたがたのゆえに」は、責任転嫁ではない。
*民の不平不満に対して、モーセは感情的に反応し、罪を犯した。
③民20:10~11(メリバの水事件)
Num 20:10 モーセとアロンは岩の前に集会を召集し、彼らに言った。「逆らう者たちよ。さあ、聞け。この岩から、われわれがあなたがたのために水を出さなければならないのか。」
Num 20:11 モーセは手を上げ、彼の杖で岩を二度打った。すると、豊かな水が湧き出たので、会衆もその家畜も飲んだ。
Ⅱ.新しい計画(1:38~40)
1.38節
Deu 1:38 あなたに仕えているヌンの子ヨシュアは、そこに入ることができる。彼を力づけよ。彼がそこをイスラエルに受け継がせるからだ。
(1)ヨシュアが次世代のリーダーとなる。
①モーセの従者ヨシュアは、カレブとともに信仰を表明した。
②モーセの役割は、ヨシュアを力づけることである。
③ヨシュアは、イスラエルに約束の地を受け継がせる。
*約束の地は、戦い取るものであると同時に、相続するものでもある。
*人間の努力と神の主権が両立している。
2.39節
Deu 1:39 あなたがたが略奪されるだろうと言ったあなたがたの幼子たちや、今はまだ善悪をわきまえないあなたがたの子どもたちが、そこに入る。わたしが彼らにそこを与えるので、彼らはそこを所有するようになる。
(1)イスラエルの民は、不信仰の口実として子どもたちを利用した。
①彼らは、戦いが起これば子どもたちが被害を受けると言った。
(2)神は、その子どもたちが、そこに入ると宣言された。
①「幼子たち」と「今はまだ善悪をわきまえない子どもたち」
*神の前で責任を問われる年齢があるということが示唆されている。
*それが何歳であるかについて、聖書は明言していない。
②責任能力のない子どもたちは、親の罪の責任を問われることはない。
③親たちは荒野に送り返され、そこで死ぬ。
④子どもたちは、約束の地に入る。
3.40節
Deu 1:40 あなたがたは向きを変え、葦の海の道を通って荒野に向かって旅立て。」
(1)民は、カデシュ・バルネアから北上することを禁じられた。
①「向きを変え、葦の海の道を通って荒野に向かって旅立て」
②南に向かえということ。その道は、「葦の海」(紅海)に至る。
③南に向かえば、荒野に入る。
④民14:25
Num 14:25 平地にはアマレク人とカナン人が住んでいるので、あなたがたは、明日、向きを変えてここを旅立ち、葦の海の道を通って荒野へ行け。」
*東に向かうと、平地にアマレク人とカナン人が住んでいる。
*民は、カデシュ・バルネアから南に下り、荒野を放浪する。
*38年後にモアブの野に着く。
*これが、約束の地に入る第2の試みとなる。
Ⅲ.不信仰の繰り返し(1:41~43)
1.41節
Deu 1:41 すると、あなたがたは私に答えて言った。「私たちは【主】に対して罪を犯した。私たちの神、【主】が命じられたとおりに、私たちは上って行って戦おう。」そして、それぞれ武具を身に帯びて、無謀にも山地に上って行こうとした。
(1)民はすぐに自らの罪を告白したが、この悔い改めは表面的なものであった。
①真の悔い改めは、時間をかけて深く内省するところから生まれる。
②民は、【主】の助けがなくても勝てると考え、敵地に向かおうとした。
③最初の不信仰は、【主】の力に対する疑いであった。
④ここでの不信仰は、【主】の助けがなくても勝てるという思い上がりである。
2.42~43節
Deu 1:42 【主】は私に言われた。「彼らに言え。『上って行ってはならない。戦ってはならない。わたしはあなたがたのうちにいないからだ。あなたがたは敵に打ち負かされてはならない。』」
Deu 1:43 私があなたがたにこう告げたのに、あなたがたは聞かず、【主】の命に逆らい、不遜にも山地に上って行った。
(1)神は彼らに警告された。
①神の助けなくして、この戦いに勝利することはできない。
②神は彼らを助けない。
③敵に打ち負かされてはならない。
(2)民は、モーセの言葉を無視した。
①【主】の命に逆らった。
②山地に上って行くのは、不遜な行為である。
③神の御心でない戦いを戦うのは、不遜なことである。
④信仰と不遜とは、別物である。
Ⅳ.不信仰の結果(1:44~46)
1.44節
Deu 1:44 するとその山地に住んでいたアモリ人が出て来て、あなたがたを迎え撃ち、蜂が襲うようにあなたがたを追いかけ、あなたがたをセイルで打ち破り、ホルマにまで及んだ。
(1)民は、山地に住んでいたアモリ人に打ち負かされた。
①彼らは、蜂が襲うように追い散らされ、セイルのホルマまで逃れた。
*この敗戦で、民の上に神の裁きが下っていることがよく分かる。
②セイルとはエドムの地であるが、ホルマがどこかは分からない。
③ネゲブ(南部の荒野)のどこかの地である。
*ネゲブは、後にユダ族とシメオン族が所有するようになる。
2.45節
Deu 1:45 あなたがたは戻って来て【主】の前で泣いたが、【主】はあなたがたの声を聞き入れず、耳を傾けられなかった。
(1)民は【主】の前で泣いた。
①泣き声や涙が、【主】を動かすわけではない。
②【主】が求めておられるのは、従順な姿勢である。
3.46節
Deu 1:46 こうしてあなたがたは、実際にあなたがたがとどまったとおり、長い期間カデシュにとどまった。
(1)どれくらいの期間カデシュにとどまったかは、民自身がよく知っている。
①モーセは、具体的な日数は上げていない。
②相当長い期間であったことは分かる。
③【主】への反逆は、時間とエネルギーの無駄遣いに終わる。
④神に反逆する人は、自分の人生を浪費しただけで死んでいく。
結論
1.申命記で契約の更新が行われる理由
(1)出エジプトを経験した世代は不従順のゆえに、祝福を失った。
①これはアブラハム契約が破棄されたということではない。
②その世代のイスラエルが祝福を失ったということである。
(2)新しい世代がアブラハム契約の更新を受ける。
(3)この契約更新は、新世代に対する警告であると同時に祝福である。
①それぞれの世代が神に従順に生きる責任がある。
②先の世代の罪にもかかわらず、新しい希望が与えられている。
2.私たちへの適用
(1)ヘブ3:7~11
Heb 3:7 ですから、聖霊が言われるとおりです。/「今日、もし御声を聞くなら、
Heb 3:8 あなたがたの心を頑なにしてはならない。/荒野での試みの日に/神に逆らったときのように。
Heb 3:9 あなたがたの先祖はそこでわたしを試み、/わたしを試し、/四十年の間、わたしのわざを見た。
Heb 3:10 だから、わたしはその世代に憤って言った。/『彼らは常に心が迷っている。/彼らはわたしの道を知らない。』
Heb 3:11 わたしは怒りをもって誓った。/『彼らは決して、わたしの安息に入れない。』」

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