私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.194 どうしたら神の声を聞くことができますか。
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現代でも神の声を聞いたという人の話を聞きます。いいなぁー!と羨ましい気持ち、わかります!しかし聖書を見てみても「どの時代区分の箇所か」によって、神が語られる方法も違うようなのです。
今この恵みの時代に、神が私たちに与えてくれた神に近く方法とは、何でしょう?
194 どうしたら神の声を聞くことができますか
Q:聖書には、神の声を聞いた人の話がたくさん出て来ます。今でも神の声を聞くことができますか。私も神の声を聞きたいのですが、どうしたらよいのでしょうか。
A:この方は、もし神が今も語っておられるとしたら、どうすれば神の声を聞くことができるのかと質問しておられます。この点について、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、聖書時代においても、神が語られるというのは極めて例外的なことでした。
確かに、聖書には神が語られた事例がなん百と出て来ます。しかし、それらの出来事は、約4千年の歴史の流れの中で起こったことであり、神が常に語っておられたということではありません。また、神が語られた方法も均一ではなく、ある場合は直接的語りかけ、ある場合は夢や幻、さらにある場合は、心に響く声や心に感じる印象などが用いられました。
2番目に、今の時代、神は3つの方法で私たちに語っておられます。
(1)神のことばである聖書。聖書には、救いとクリスチャン生活に必要な情報がすべて記されています。神は聖書を通して私たちに語っておられます。
(2)状況。神は、状況を導くことによって、私たちのために門戸を開いたり閉じたりしておられます。状況の変化は、神が私たちを訓練し育てるための方法です。
(3)良心。今も神は、良心を通して語っておられます。私たちが霊的に成長するに従って、聖書と良心の声は合致するようになります。
3番目に、論理的には、神が直接的に語りかけることは、今もあり得ます。
その場合、注意すべき点がいくつかあります。
(1)神が直接的に語りかけるというのは、聖書時代と同じように、今も極めて例外的なことです。
(2)それゆえ、「神の声を聞いた」と頻繁に言う人がいたなら、疑ってかかるのが良いと思います。その人たちは、自分の内なる思いを神の声だと勘違いしている可能性が大です。
(3)「神の声の内容」は、聖書によって吟味する必要があります。もし聖書と合致しないなら、それは神の声ではありません。神は、矛盾したことを言われるお方ではありません。
参考になる聖句
「聖書はすべて、神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益です」(2テモ3:16)
今の時代は、神の声を聞きたいなら、聖書を読むことが一番です。
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