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使徒の働き(31)―アナニヤの奉仕―

  • 2018.10.01
  • 使徒の働き9:10~22
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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アナニヤの奉仕について学ぶ。

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「アナニヤの奉仕」

使徒9:10~22

1.はじめに

(1)ダマスコ途上で復活のイエスに出会ったサウロは、盲目になった。

①使9:8~9

Act9:8 サウロは地面から立ち上がったが、目は開いていても何も見えなかった。そこで人々は彼の手を引いて、ダマスコへ連れて行った。

Act9:9 彼は三日の間、目が見えず、また飲み食いもしなかった。

②この三日間は、悔い改めと祈りのために用いられた。

 

(2)サウロを窮地から救う役割は、アナニヤという弟子に与えられた。

①神は、普通の人を用いて御業を行われる。

 

2.アウトライン

(1)主とアナニヤの対話(10~16節)

(2)アナニヤの従順な行動(17~19節a)

(3)サウロのダマスコでの伝道(19b~21節)

 

結論:サウロの宣教の本質

1.神学的土台

2.宣教の対象

3.メッセージの内容

 

アナニヤの奉仕について学ぶ。

Ⅰ.主とアナニヤの対話(10~16節)

1.10節

Act9:10 さて、ダマスコにアナニヤという弟子がいた。主が彼に幻の中で、「アナニヤよ」と言われたので、「主よ。ここにおります」と答えた。

(1)アナニヤは、ユダヤから逃れて来た弟子のひとりではない。

①最初からダマスコに住んでいた弟子のひとりである。

②この時点で、福音宣教がダマスコにまで及んでいたことが分かる。

*その経緯については、ルカは記録していない。

③使22:12

Act22:12 すると、律法を重んじる敬虔な人で、そこに住むユダヤ人全体の間で評判の良いアナニヤという人が、

④彼は、律法を重んじる敬虔なユダヤ人で、ユダヤ人の間で評判がよかった。

 

(2)アナニヤは、幻の中で主からの語りかけを受けた。

①主は「アナニヤよ」と彼の名を呼ばれた。

*私たちの名は、神に知られている。

②アナニヤは、「主よ。ここにおります」と答えた。

*ヘブル語で「ヒネニ」である。

*創22:1でのアブラハムの応答

*イザ6:8でのイザヤの応答

 

2.11~12節

Act9:11 すると主はこう言われた。「立って、『まっすぐ』という街路に行き、サウロというタルソ人をユダの家に尋ねなさい。そこで、彼は祈っています。

Act9:12 彼は、アナニヤという者が入って来て、自分の上に手を置くと、目が再び見えるようになるのを、幻で見たのです。」

(1)サウロは、ユダという人の家に滞在していた。

①彼の家は、「まっすぐ」という街路に面していた。

*「直線通り」(新共同訳)

*ダマスコの町を東西に平行に走る2本のメインストリートのひとつ

*今日でもこの通りは残っている。

②このユダに関しては何も情報がない。裕福で著名なユダヤ人であろう。

③サウロは、ダマスコではこの人の家に滞在するつもりでいたのであろう。

 

(2)アナニヤは、サウロというタルソ人をユダの家に尋ねるように命じられた。

①サウロには、すでに幻が与えられていた。

②アナニヤという人がやって来て自分に手を置くと、目が再び見えるようになる。

③サウロは、アナニヤという人が尋ねて来るのを待っていた。

 

3.13~14節

Act9:13 しかし、アナニヤはこう答えた。「主よ。私は多くの人々から、この人がエルサレムで、あなたの聖徒たちにどんなにひどいことをしたかを聞きました。

Act9:14 彼はここでも、あなたの御名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司長たちから授けられているのです。」

(1)「私は多くの人々から、この人がエルサレムで、あなたの聖徒たちにどんなにひ

どいことをしたかを聞きました」

①サウロの悪名は、ダマスコにまで届いていた。

②あなたの聖徒たちに酷いことをした。

*ここで初めて、信者は「聖徒」と呼ばれている。

*「聖徒」とは、「選び分けられた者」という意味である。

*ロマ1:1、エペ1:1、ピリ1:1

③なぜそんな悪人を癒す必要があるのか。

 

(2)「彼はここでも、あなたの御名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司長たち

から授けられているのです」

①サウロは、キリストを信じる者たちを捕縛するためにダマスコに来た。

②もし盲目が癒されたなら、再び信者を迫害する可能性がある。

 

4.15~16節

Act9:15 しかし、主はこう言われた。「行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です。

Act9:16 彼がわたしの名のために、どんなに苦しまなければならないかを、わたしは彼に示すつもりです。」

(1)主は、サウロの使命を明確に啓示された。

①彼は、神の選びの器である。

②彼は、3種類の人たちに福音(イエス)を伝える。

*異邦人

*王たち(総督フェリクス、アグリッパ2世、カイザル)

*同胞のイスラエル人

 

(2)さらに、サウロの奉仕には苦難が伴うことを啓示された。

①聖徒たちに深い苦しみを与えた者が、より深い苦しみを体験するようになる。

②2コリ11:23b~27

2Co11:23b私の労苦は彼らよりも多く、牢に入れられたことも多く、また、むち打たれたことは数えきれず、死に直面したこともしばしばでした。

2Co11:24 ユダヤ人から三十九のむちを受けたことが五度、

2Co11:25 むちで打たれたことが三度、石で打たれたことが一度、難船したことが三度あり、一昼夜、海上を漂ったこともあります。

2Co11:26 幾度も旅をし、川の難、盗賊の難、同国民から受ける難、異邦人から受ける難、都市の難、荒野の難、海上の難、にせ兄弟の難に会い、

2Co11:27 労し苦しみ、たびたび眠られぬ夜を過ごし、飢え渇き、しばしば食べ物もなく、寒さに凍え、裸でいたこともありました。

Ⅱ.アナニヤの従順な行動(17~19節a)

1.17節

Act9:17 そこでアナニヤは出かけて行って、その家に入り、サウロの上に手を置いてこう言った。「兄弟サウロ。あなたの来る途中、あなたに現れた主イエスが、私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされるためです。」

(1)アナニヤは、多少の疑念を抱きながらも、ユダの家を訪問した。

①彼は、サウロを「兄弟」として受け入れた。

*サウロにとっては、大いなる慰めである。

 

(2)アナニヤは、来訪の目的を告げた。

①主イエスが私を遣わされた。

②あなたが再び見えるようになるため。

③あなたが聖霊に満たされるため。

*ここでの聖霊の満たしは、伝道のための力(聖霊の支配)である。

*聖霊のバプテスマは、復活のイエスに出会った時に受けていた。

 

2.18~19節a

Act9:18 するとただちに、サウロの目からうろこのような物が落ちて、目が見えるようになった。彼は立ち上がって、バプテスマを受け、

Act9:19a 食事をして元気づいた。

(1)アナニヤの按手によって、サウロはただちに癒された。

①目からうろこのような物が落ちた。

②目が見えるようになった。

(2)サウロは、水のバプテスマを受けた。

①イエス・キリストと一体化したことを象徴する水のバプテスマである。

(3)3日間の断食を終えた。

①サウロは、食事をして元気を回復した。

(4)その後のアナニヤの奉仕に関しては、情報がない。

①彼は、使徒の働きの記録から消えた。

②使22:1~30の証言の中で、パウロはアナニヤに言及している。

③使徒の働きは、万人祭司を前提とした物語である。

Ⅲ.サウロのダマスコでの伝道(19b~21節)

1.19b~20節

Act9:19b サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちとともにいた。

Act9:20 そしてただちに、諸会堂で、イエスは神の子であると宣べ伝え始めた。

(1)サウロは、ある時点で、ユダの家から弟子たちの中の誰かの家に移った。

①彼は、「数日の間」ダマスコの弟子たちとともにいた。

(2)サウロは、時間を無駄にしないで、ただちに伝道を開始した。

①ダマスコには多くの会堂があった。

②今サウロは、当初の目的とは正反対の目的で諸会堂を訪問している。

*大祭司カヤパの命令にではなく、天の大祭司の命令に従っている。

(3)彼は、「イエスは神の子であると宣べ伝え始めた」

①ヘブル語聖書を用いてイエスは神の子であることを論証することができた。

②パウロにとっては、組織神学の変更ではなく、組織神学の完成である。

*「イエスは神の子である」という真理は、パズルの最後のピースである。

2.21節

Act9:21 これを聞いた人々はみな、驚いてこう言った。「この人はエルサレムで、この御名を呼ぶ者たちを滅ぼした者ではありませんか。ここへやって来たのも、彼らを縛って、祭司長たちのところへ引いて行くためではないのですか。」

(1)サウロのメッセージを聞いたダマスコのユダヤ人たちは、仰天した。

①サウロは、イエスを信じる者たちを縛り上げるためにダマスコに来た。

②その者が、今やイエスを宣べ伝える者になった。

(2)彼がダマスコにどれくらいの期間滞在したかは、分からない。

①次にサウロは、アラビヤに出て行く。

②ガラ1:16~17

Gal1:16 異邦人の間に御子を宣べ伝えさせるために、御子を私のうちに啓示することをよしとされたとき、私はすぐに、人には相談せず、

Gal1:17 先輩の使徒たちに会うためにエルサレムにも上らず、アラビヤに出て行き、またダマスコに戻りました。

③その後彼は、再びダマスコに戻っている。

④使9:21と22の間に、彼はアラビヤに行ったのであろう。

結論:サウロの宣教の本質

1 .神学的土台

(1)サウロの内に起こったことは、組織神学の再構築ではなく完成である。

(2)彼は、イエス・キリストの福音の内容をすでに知っていた。

①逮捕した「この道の者」たちの証言を聞いていた。

②ステパノの弁明を聞いていた。

③復活のイエスに出会うまでは、それらの知識が彼の内で受肉しなかった。

(3)これまでの学びは、イエスが神の子であるという真理によって完成した。

①パウロは、時間をかけて福音の真理を発見したのではない。

②彼の神学は、回心した直後からほとんど完成していた。

③ヘブル語聖書を用いてイエスは神の子であることを論証することができた。

(4)サウロは、ステパノが落としたバトンを拾って走り始めた。

2 .宣教の対象

(1)サウロは異邦人のための使徒であるが、宣教の対象は異邦人だけではなかった。

(2)ロマ1:16の原則

Rom1:16 私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。

①サウロの宣教の戦略

*先ずユダヤ人に、次に異邦人に

②会堂を訪問して、ユダヤ人に福音を伝える。

③そこには、神を恐れる異邦人と門の異邦人がいて、彼らも耳を傾ける。

3 .メッセージの内容

(1)サウロのメッセージの焦点は、「イエスは神の子である」というものであった。

(2)「神の子」という言葉の使用法

①イスラエルの民(ホセ11:1)

②イスラエルの王(2サム7:14)

2Sa7:14 わたしは彼にとって父となり、彼はわたしにとって子となる。もし彼が罪を犯すときは、わたしは人の杖、人の子のむちをもって彼を懲らしめる。

③メシア(詩2:7)

Psa2:7 「わたしは【主】の定めについて語ろう。/主はわたしに言われた。/『あなたは、わたしの子。/きょう、わたしがあなたを生んだ。

(3)「子(son)」の聖書的意味

①信仰や性質を表すものである。

②バルナバ(慰めの子)

③ヤコブとヨハネはボアネルゲ(雷の子)

④クリスチャンは「アブラハムの子孫」(ガラ3:7)

(4)イエスが自らを「神の子」と主張したとき、イエスは自らの神性を主張している

のである。

(5)サウロは、イエスは神であると主張した。

①使9:22

Act9:22 しかしサウロはますます力を増し、イエスがキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた。

②イエス=神の子=キリスト=神

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