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使徒の働き(32)―その後のサウロ―

  • 2018.10.08
  • 使徒の働き9:22~31
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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その後のサウロについて学ぶ。

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「その後のサウロ」

使徒9:22~31

1.はじめに

(1)ダマスコ途上で復活のイエスに出会ったサウロは、盲目になった。

①サウロを窮地から救う役割は、アナニヤという弟子に与えられた。

②神は、普通の人を用いて御業を行われる。

 

(2)目が開かれたサウロは、伝道を開始した。

①使9:20~21

Act9:20 そしてただちに、諸会堂で、イエスは神の子であると宣べ伝え始めた。

Act9:21 これを聞いた人々はみな、驚いてこう言った。「この人はエルサレムで、この御名を呼ぶ者たちを滅ぼした者ではありませんか。ここへやって来たのも、彼らを縛って、祭司長たちのところへ引いて行くためではないのですか。」

②使9:22

Act9:22 しかしサウロはますます力を増し、イエスがキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた。

 

(3)使9:21と22の間に、アラビヤ滞在の期間が入る。

①イエスに出会ってから、エルサレムに上るまでの期間は、およそ3年間。

②3年間のパウロの地理的動き

*ダマスコの会堂での伝道

*アラビヤ滞在

*ダマスコへの帰還と逃避

*エルサレム訪問

*タルソへの帰還

 

2.アウトライン

(1)アラビヤ滞在

(2)ダマスコへの帰還と逃避(22~25節)

(3)エルサレム訪問(26~28節)

(4)タルソへの帰還(29~30節)

(5)教会成長の報告(31節)

 

結論:サウロの福音理解

 

その後のサウロについて学ぶ。

Ⅰ.アラビヤ滞在

1.ガラ1:17

Gal1:17 先輩の使徒たちに会うためにエルサレムにも上らず、アラビヤに出て行き、またダマスコに戻りました。

(1)サウロは、ダマスコ→アラビヤ→ダマスコと移動した。

①その間、3年弱の時間が経過する。

 

(2)アラビヤ

①今のサウジアラビアではない。

*従って、荒野で隠遁生活をしていたわけではない。

②当時のアラビヤは、ダマスコから今のヨルダンを通過し死海の南部に至る地域。

③荒野もあるが、ナバテヤ人の町々が点在する地域である。

④サウロは、黙想のためではなく、この地域の町々で伝道した可能性が大である。

⑤彼は、回心の直後から伝道を開始している。神学的に黙想する必要はない。

 

Ⅱ.ダマスコへの帰還と逃避(22~25節)

1.22節

Act9:22 しかしサウロはますます力を増し、イエスがキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた。

(1)アラビヤでの伝道を終えたサウロは、ダマスコに戻った。

①彼は、会堂に行き、以前にも増して力強く伝道した。

②彼は、イエスがキリスト(約束のメシア)であることを証明した。

*彼のヘブル語聖書の知識が役立った。

③彼は、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた。

*「混乱させた」という意味である。

 

(2)サウロの奉仕は、ステパノの奉仕の継続である。

①ステパノも「イエスはキリストである」というメッセージを語った。

②ステパノ同様、サウロも命を狙われるようになる。

*理屈で勝てないなら、力に訴えると考える者たちがいた。

 

2.23~24節

Act9:23 多くの日数がたって後、ユダヤ人たちはサウロを殺す相談をしたが、

Act9:24 その陰謀はサウロに知られてしまった。彼らはサウロを殺してしまおうと、昼も夜も町の門を全部見張っていた。

 

(1)サウロ殺害の陰謀が話し合われた。

①2コリ11:32

2Co11:32 ダマスコではアレタ王の代官が、私を捕らえようとしてダマスコの町を監視しました。

②ダマスコのユダヤ人たちとアレタ王の代官が、共謀した。

*アレタ王は、ナバテヤ王国の王である。

③サウロ暗殺の陰謀はいくつか起こるが、これが最初のものである。

 

(2)その陰謀は、サウロに知られてしまった。

①陰謀を企てた者たちは、昼も夜も町の門を全部見張っていた。

*サウロが逃亡しないように。

3.25節

 

Act9:25 そこで、彼の弟子たちは、夜中に彼をかごに乗せ、町の城壁伝いにつり降ろした。

(1)サウロにはすでに弟子たちがいた。

①ラビ・サウロに従う弟子たちである。

②サウロは、この段階ですでに祝された伝道を展開していた。

 

(2)彼の弟子たちは、サウロをかごに乗せて、家の窓から城壁の外につり降ろした。

①エリコの遊女ラハブの信仰を思い出さる行為である(ヨシ2:15)。

②2人のイスラエル人のスパイを、綱で窓からつり降ろした。

 

Ⅲ.エルサレム訪問(26~28節)

1.26節

Act9:26 サウロはエルサレムに着いて、弟子たちの仲間に入ろうと試みたが、みなは彼を弟子だとは信じないで、恐れていた。

(1)3年ぶりにエルサレムに戻った理由

①ガラ1:18

Gal1:18 それから三年後に、私はケパをたずねてエルサレムに上り、彼のもとに十五日間滞在しました。

②使徒たちとの交流を望んだ。

③彼らから、主イエスに関する情報を得たいと思った。

④エルサレム教会との和解を求めた。

⑤次の宣教をエルサレムから開始したいと思った。

 

(2)エルサレム教会の信徒たちは、3年経っても、サウロを疑っていた。

①彼らは、サウロを恐れていた。

②かつてのユダヤ人仲間にとっても、サウロは裏切り者であった。

 

2.27~28節

Act9:27 ところが、バルナバは彼を引き受けて、使徒たちのところへ連れて行き、彼がダマスコへ行く途中で主を見た様子や、主が彼に向かって語られたこと、また彼がダマスコでイエスの御名を大胆に宣べた様子などを彼らに説明した。

Act9:28 それからサウロは、エルサレムで弟子たちとともにいて自由に出はいりし、主の御名によって大胆に語った。

(1)バルナバの奉仕

①バルナバは、サウロをペテロとヤコブに紹介した。

*このヤコブは、イエスの肉の弟である。

*エルサレム教会の初代監督である。

②バルナバの説明

*サウロがダマスコ途上で主イエスに出会った様子

*主イエスが彼を使徒として任命したこと

*ダマスコでイエスの御名を大胆に宣べ伝えた様子

 

(2)バルナバの奉仕の結果

①サウロは、ペテロの家に15日間滞在した(ガラ1:18)。

②エルサレム教会の信者たちと自由な交わりを楽しんだ

③ヘレニストの会堂に行って、主の御名によって大胆に語った。

 

Ⅳ.タルソへの帰還(29~30節)

1.29節

Act9:29 そして、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちと語ったり、論じたりしていた。しかし、彼らはサウロを殺そうとねらっていた。

(1)サウロは、ヘレニストのユダヤ人たちと神学論争を繰り広げた。

①これは、ステパノの奉仕の継承である。

 

(2)ステパノ同様、サウロも暗殺されそうになった。

①3年前の悲劇の再来である。

②これは、サウロに対する2度目の陰謀である。

 

2.30節

Act9:30 兄弟たちはそれと知って、彼をカイザリヤに連れて下り、タルソへ送り出した。

(1)この陰謀の噂は、信者たちの耳に届いた。

①そこで彼らは、サウロを救出することにした。

②サウロも主イエスからの語りかけを受けた。

③使22:17~18

Act22:17 こうして私がエルサレムに帰り、宮で祈っていますと、夢ごこちになり、

Act22:18 主を見たのです。主は言われました。『急いで、早くエルサレムを離れなさい。人々がわたしについてのあなたのあかしを受け入れないからです。』

④使22:21

Act22:21 すると、主は私に、『行きなさい。わたしはあなたを遠く、異邦人に遣わす』と言われました。」

 

(2)一番安全な場所は、タルソである。

①カイザリヤ→タルソへの移動

②キリキヤ州の州都、サウロの出身地

③海路でも陸路でも、東西交易の要衝の地

④ここが、次の数年間(5~7年)、サウロの伝道の本拠地となる。

 

Ⅴ.教会成長の報告(31節)

1.31節

Act9:31 こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤの全地にわたり築き上げられて平安を保ち、主を恐れかしこみ、聖霊に励まされて前進し続けたので、信者の数がふえて行った。

(1)教会成長の報告の3回目(合計7回出て来る)

①使2:47、6:7、9:31

②ガリラヤが初めて登場する。

③福音は、文字通りユダヤとサマリヤに届けられた。

 

(2)ステパノの殉教から始まった迫害は、サウロのエルサレム脱出を機に一段落した。

①教会は、平安を保った。

②主への恐れと聖霊による励ましたがあった。

③その結果、信者の数がふえて行った。

 

結論:サウロの福音理解

1 .サウロの福音理解は、使徒たちのそれを同じであった。

(1)ガラ2:6~7

Gal2:6 そして、おもだった者と見られていた人たちからは、──彼らがどれほどの人たちであるにしても、私には問題ではありません。神は人を分け隔てなさいません──そのおもだった人たちは、私に対して、何もつけ加えることをしませんでした。

Gal2:7 それどころか、ペテロが割礼を受けた者への福音をゆだねられているように、私が割礼を受けない者への福音をゆだねられていることを理解してくれました。

 

(2)同じ御霊が、同じ福音を使徒たちに啓示された。

 

2 .サウロは、組織神学を再構築する必要はなかった。

(1)主イエスに出会った直後から、彼は伝道活動を開始している。

 

(2)サウロには、堅固な神学的土台があった。

①5歳からヘブル語聖書を学んでいる。

②ヘブル語聖書の神学を知り尽くしている。

③ガマリエルの弟子としてラビ的ユダヤ教をマスターしている。

④彼は、紀元1世紀最大のラビのひとりである。

 

(3)主イエスとの出会いは、サウロの神学的理解を完成させた。

①主イエスは、大きなパズルの最後のピースであった。

②イエスを約束のメシアと受け入れたとき、ヘブル語聖書のすべてがつながった。

 

3 .神は、今日のサウロを起しておられる。

(1)メシアニックジューの救いの証しは、そのことを証言している。

 

(2)日本人の救いの証しはどうか。

①仏教徒の救い

②カルト宗教からの救い

③無神論からの救い

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