私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.112 クリスチャンにも悪霊は憑くことがありますか。
- このメッセージに感謝を贈る
-
この無料配信メッセージは、皆様の祈りと献金のサポートで成り立っています。
あなたの「ちょっとした感謝」を300円献金で贈ってみませんか?
このメッセージでは...
今回は、「あなたに悪霊がついているので祈らせて」と言われたケースと、過去に占いなどオカルトをしていた人の悪霊の追い出しは必要かという二つの質問への回答です。
悪霊を必要以上に恐れたり、「憑かれている」などの言葉に戸惑わないために、クリスチャンと悪霊の関係について学んでみましょう。
Q. 質問
112 クリスチャンにも悪霊は憑くのか。
A. 回答
Q:クリスチャンの方に、「あなたに悪霊がついている。祈らせて」と言われました。サタンとか悪霊は、人間に見えるものなのですか。
Q:過去に占いなどオカルトをしていた人には悪霊が入り込んでいるので、追い出さなければならないという話を聞きました。イエス様を信じて、洗礼を受けても悪霊は居座り続けるのでしょうか。
A:ともに、クリスチャンの方からの質問で、内容は悪霊に関するものです。悪霊は霊ですから人間には見えませんが、悪霊の働きや影響は感知することができます。
いつものように3つ申し上げます。
1.悪霊に憑かれることと、悪霊の攻撃を受けることを、区別しましょう。
(1)悪霊に憑かれるとは、悪霊が内側から人の思い、判断力、行動を支配すること。
(2)悪霊の攻撃を受けるとは、悪霊が外側から人を攻撃したり、誘惑したりすること。
2.クリスチャンは悪霊の攻撃を受けることはあっても、悪霊に憑かれることはありません。
(1)クリスチャンが悪霊に憑かれるかどうかを直接的に教えている聖句はありません。
(2)聖書全体の教えから、クリスチャンが悪霊に憑かれることはないと断言できます。
(3)イエス・キリストを信じた瞬間から、クリスチャンの内側には聖霊が
宿っておられます。同じ人の内側に聖霊と悪霊が同居することはあり得ません。
3.クリスチャンは、悪霊の追い出しではなく、悪霊と戦うように命じられています。
(1)ヨハネの手紙第一4章4節
「子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです」
①「あなたがたのうちにおられる方」とは、聖霊です。
②「この世のうちにいる、あの者」とは、サタンと悪霊どもです。
③クリスチャンは、サタンと悪霊に勝利したのです。
(2)悪霊の憑かれたようになっているクリスチャンを見たとしても、それによって、
聖書の教理を変えてはなりません。体験は、聖書によって吟味する必要があります。
①その人は、最初からクリスチャンになっていない可能性があります。
②クリスチャンであったとしても、精神的病で苦しんでいる可能性があります。
参考になる聖句
「子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです」(1ヨハ4:4)
クリスチャンは悪霊の攻撃を受けたとしても、悪霊に憑かれることはありません。
週間アクセスランキング
コリント人への手紙第二(18)最後のあいさつ13:11~13
ルカの福音書(9)羊飼いたちへの告知2:8~20
コリント人への手紙第二(17)訪問を前提とした勧告12:19~13:10
ルカの福音書(8)イエスの誕生2:1~7
ヨハネの黙示録(9)—7つの封印を開く前の天の様子—
Q425 天にいるイエスのからだには、十字架の傷跡が残っているのでしょうか。