ルカ10：38～42

「人生の棚卸し」

イントロ：

　　 １．年末年始は、人生の棚卸しをする時期

　　２．必要不可欠なものトップ10

『ニューズウィーク』のホームページ（英語版）

「1999年には知られていなかったが、今や必要不可欠になったもの、トップ10」

⑩飛行機のオンライン・チェックイン

⑨クレジットカード記録のネット上での無料閲覧

（約25パーセントの人たちが、請求ミスを発見しているという）

⑧レッドブル

（スタミナドリンクのこと。一番下の息子がアメリカに行った時に飲んだ）

⑦ＴＭＺ

（米芸能専門のウェブサイト。マイケルの死をいち早く報道したことで一躍有名に）

⑥チポトレ

（メキシカンレストラン。メニューはブリトーとタコスしかない。新鮮素材を使用）

⑤ガーダシル

（子宮がん予防ワクチン。特にヒトパピローマウイルス（ＨＰＶ）が原因となって発

症する子宮頸部がんに有効とのこと）

④デジタル・ビデオ・レコーダー

③アイチューンズ（iTunes）

（利用している人は多いだろうな。私のメッセージを通勤途上で聴いてくれている人

もいるようで、ありがたい）

②ユーチューブ（You Tube）

（あなたが作るテレビというコンセプトで、世界を席巻）

①ウィキペディア（Wikipedia）

（フリー百科事典。誰もが書き込みに参加できる点が新しい。便利ではあるが、情報

の信頼性を判断する目がないと危険でもある）

　　３．本当に必要不可欠か？

大事にしたい三つのもの

１．健全なセルフイメージ

　　 （1）マリアはイエスの足もとに座って、話に聞き入っていました。

　　（2）イエスはマリアのその選びを評価された。

　　（3）当時のユダヤ人女性は、ラビから直接教わることを禁じられていた。

　　（4）女性は家で母親からトーラー（聖書）を学んだ。

　　（5）しかしイエスは、マリアの学びの姿勢を高く評価された。

①イエスは、女性の価値を男性と同じものと見なされた。

②これはマリアにとっては朗報だった。

　　（6）この世の価値観というフィルターを通して自分や周りの人を見ることを止めよう。

　　（7）イエス・キリストというフィルターを通して自分を見、隣人を見ることを学ぼう。

　　（8）私の命の値段がキリストの十字架であることを覚え、健全なセルフイメージを保持。

　　（例話）モーセの言い訳

　　「私はいったい何者なのでしょう。パロのもとに行ってイスラエル人をエジプトから連れ

　　　出さなければならないとは」

（1）昔はいざ知らず、今は無名の羊飼いである。

（2）パロは最高の権威を持ち、強力な軍隊を率いている。

（3）杖一つしか持っていない私に、何が出来るというのか。

（4）かつては自分の名はパロに知られていたが、それから40年も経っている。

（5）イスラエル人は40年前に自分を拒否したことがある。

（6）彼らは数が多く、奴隷で、しかも武器を持っていない。

（7）その上、頑固である。

　　神の回答

　　「わたしはあなたとともにいる。これがあなたのためのしるしである。わたしがあなたを

　　　遣わすのだ。あなたが民をエジプトから導き出すとき、あなたがたは、この山で、神に

　　　仕えなければならない」

（1）「わたしはあなたとともにいる」

　　①神がともにいるなら、私にその資格があるかどうかは問題ではなくなる。

　　②モーセの疑問は、実際は神の力に関する疑問であることが分かる。

（2）「これがあなたのためのしるしである」

　　①「神がともにいる」ということが「しるし」なのではない。

　　②その後に続く内容が「しるし」である。

　　「このことこそ、わたしがあなたを遣わすしるしである。あなたが民をエジプト

　　から導き出したとき、あなたたちはこの山で神に仕える」（新共同訳）

２．優先順位の判断力

　　 （1）マルタの行為も立派なものである。

　　（2）しかしイエスは、マルタよりもマルタの方をほめた。

　　（3）これは、マリアが示した優先順位を評価されたということ。

　　（例話）仕事の上で重要なこと。優先順位。

　　（4）私たちに与えられている時間や財には限りがある。

　　（5）自分なりの優先順位を明確にしておく必要がある。

　　（6）結局のところ、永遠の価値がないものは、取るに足りないものである。

　　（7）イエスは、「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。し

かし、必要なことはただ一つだけである」と言われた。

　　（8）その一つとは、神とともにいるということ。

　　（9）きょうの皆さんは、重要な選びをされた。

３．霊的洞察力

　　 （1）犬には人間よりも鋭い嗅覚が備わっている。

①人間が持っている匂いを感知する細胞は六百万程度。

②ビーグル犬の場合はその50倍の３億もある。

③人間には感知できないような微量の匂いも、犬には感知することができる。

　　（2）犬と人間に差があるように、同じ人間でも、ものごとを感知する能力に差がある。

①聴覚が他の人たちよりもすぐれている人

②他人の感情を読み取るのが上手な人

③知的理解に優れている人など、いろいろ。

④中でも重要なのは、ものごとを霊的に、また道徳的に感知する能力である。

⑤これは、祈りと聖書の学びに時間を費やし、それを自分に適用している人たちに備

わってくる能力である。

　　（3）イエスが十字架にかかる直前に、高価な香油をイエスに注いだのはマリアである。

①マリアには、他の人たちにはない霊的洞察力が与えられていたようである。

②それは、彼女が主イエスのことばに耳を傾けていたから与えられた力である。

結論

　私が慕い求めるのは、目新しい文明の利器ではなく

　①健全なセルフイメージ、②優先順位の判断力、そして、③霊的洞察力である。