出エジプト記 再発見

  • 2009.11.10
  • 出エジプト1章:1〜14
  • スピーカー 中川健一
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このメッセージでは...

現代的な意味で出エジプト記を再発見する。

出エジプト記1章1節~14節

「出エジプト記再発見」

イントロ:

1.ハーベストフォーラム東京のメッセージは、出エジプト記に入った。

(1)名称

  ①日本語で出エジプト記

  ②ギリシア語でExodos、英語でExodus

  ③ヘブル語で「ヴァエレー・シュモット」(さて、これらが名前である)

   (2)創世記とのつながりを無視できない。

(3)出エジプト記は解放の書であるが、それ以上のメッセージが込められている。

  (4)出エジプト記は極めて現代的な書である。

  ①10月末から国会での論戦が始まっている。

  ②民主党は、マニフェスト違反を批判されている。

  ③神は、創世記で宣言されたマニフェストを実行されるだろうか。

  2.メッセージのアウトライン

    (1)マニフェストの内容(創世記)

    (2)マニフェストの実現

    (3)実現の先にあるもの

  3.きょうのメッセージは、私たちに何を教えているか。

    (1)救いの必要性

    (2)救いの方法

    (3)救いの目的

このメッセージは、現代的な意味で出エジプト記を再発見しようとするものである。

Ⅰ.マニフェストの内容(創世記)

1.創世記は、光と命から始まり、死と闇で終わった。

  (1)アダムの罪と、罪の広がりがその原因である。

2.神は解決策を用意された。

(1)アブラハムの選び(アブラハム契約)

(2)イサク、ヤコブ、ヨセフに与えられた数々の約束

  ①イスラエルの民は、カナンの地で自由な民として生きるようになる。

  ②イスラエルの民を通して全世界の民が祝福を受けるようになる。

3.しかし、現実は厳しい。

(1)イスラエルの民は400年間奴隷となっている。

(2)エジプトの反ユダヤ主義政策

  ①過酷な労働

  ②助産婦を使った民族抹殺

  ③全国民への命令

Ⅱ.マニフェストの実現(出1~18章)

   1.解放者の準備(モーセのこと)

(1)パロの命令が、結果的にモーセを宮殿に送り込んだ。

(2)騙されている人はひとりもいない。

(3)神の御手が働いていた。

  2.モーセの生涯

(1)最初の40年 宮殿で育った。

(2)次の40年 ミデヤンの地で羊飼いとなった。

(3)最後の40年 荒野で指導者となった。

  3.モーセの誤解

(1)彼の勇気、信仰、行動力は尊敬に値する。

(2)神の時を誤解していた。

(3)神の方法を誤解していた。

  4.出エジプトの出来事

(1)40年後に起こった。

(2)神は、エジプトに10の災害をもたらすことで出エジプトを可能にした。

  ①エジプトの偶像の裁き

(3)紅海の奇跡は、イスラエルの民に神の力を見せるために起こった。

(4)しかし、そこで終わってはならない。

(5)出エジプト体験(1~18章)は、いわば洗礼を受けるところまでの物語。

Ⅲ.実現の先にあるもの

   1.神がどういう方であるかを知る。

(1)シナイ契約とモーセの律法(19~24章)

(2)神の義と聖なることを表している。

  2.神との交わり

(1)幕屋建設と神の臨在(25~40章)

(2)祭儀法(犠牲の動物)は、神の恵みによって与えられたもの。

(3)和解させられる者は、神の方法によって和解を求めなければならない。

(4)マタ11:28

(5)洗礼を受けた者は、神を知り、神との交わりを楽しむこと。

結論:このメッセージは、現代的な意味で出エジプト記を再発見しようとするものである。

  1.救いの必要性

(1)出 1章は解放の必要性について語り、2章は解放者の準備について語っている。

(2)イスラエル人の状況は、解放の必要性を雄弁に語っている。

(3)私たちもまた、霊的には罪からの解放を必要としている。

  ①認罪は救いの前提条件である。

  ②パウロはロマ1~2章で、野蛮人もギリシア人もユダヤ人も同罪だとする。

(4)私たちのモーセはすでに現れた。

  ①ロマ3:23~24

  2.救いの方法

(1)旧約時代の罪の赦し

  ①神が定めた犠牲の動物

(2)旧約時代の神に近づく方法

  ①神が定めた幕屋

(3)旧約時代の犠牲の動物や幕屋は、キリストを予表していた。

(4)この方(イエス・キリスト)以外に救いの道はない。

  3.救いの目的

(1)神と交わり、神を楽しむこと。

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