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創世記(43)—ヤコブの息子たち—

  • 2009.05.11
  • 創世記29章:31〜30章:24
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

神の忠実さと、公平さとを学ぶ。

創世記43 創世記29章31節~30章24節

「ヤコブの息子たち」

イントロ:

1.私たちは今、第8番目のトルドットにいる。

「アブラハムの子イサクの歴史」 創25:19~35:29

(1)ヤコブは、アブラハム契約の継承者になっている。

(2)ヤコブとその子孫を通して、神の計画が展開していく。

(3)ヤコブに約束された祝福の一つが、子孫の祝福である。

(4)寄留の地でそれがどのように成就したかを見ていく。

2.メッセージのアウトライン

(1)レアの4人の息子たち

(2)ビルハの2人の息子たち

(3)ジルパの2人の息子たち

(4)レアの2人の息子たち

(5)ラケルの息子

ルベン、シメ、レビ、ユダ生まれ

ダンとナフタリ

ガド、アシェル

イッサカ、ゼブルン、レアの子ら

ヨセフとベニヤン、ラケルの子

3.きょうのメッセージは、私たちに何を教えているか。

(1)神の計画を担う家族の中に大きな問題があったことを学ぶ。

(2)神は摂理を通して私たちを公平に扱っておられることを学ぶ。

このメッセージは、神の忠実さと、公平さとを学ぼうとするものである。

Ⅰ.レアの4人の息子たち(29:31~35)

1.状況

「【主】はレアがきらわれているのをご覧になって、彼女の胎を開かれた。しかしラケルは

不妊の女であった」

2.「きらわれている」という言葉の意味

(1)好きか嫌いかの感情ではなく、選択(優先順位)を示している。

(2)ヤコブは、レアではなくラケルの方を優先させていた。

(3)ユダヤ教のラビたちの解釈:「レアは、ラケルほどは愛されていなかった」

(4)新共同訳は、「主は、レアが疎んじられているのを見て」と訳している。

(5)「Leah was loved less than Rachel」(TEV)

(6)主イエスのことば ルカ14:26

「わたしのもとに来て、自分の父、母、妻、子、兄弟、姉妹、そのうえ自分のいのち

までも憎まない者は、わたしの弟子になることができません」

①ユダヤ教のラビたちは、イエスのこのことばを批判する。

②一貫した解釈法を採用するなら、ここでの「憎む」とは選択のことである。

③彼らは、二重基準(ダブルスタンダード)の罪を犯している。

④イエスのことばの意味は、神の御心を何よりも優先させるということである。

3.神の摂理が働いている。

(1)本来は異常な結婚である。

(2)レアが置かれている状況を見て、神は彼女を祝福された。

(3)ラケルには子が与えられなかった。

4.最初の息子ルベン

「レアはみごもって、男の子を産み、その子をルベンと名づけた。それは彼女が、『【主】

が私の悩みをご覧になった。今こそ夫は私を愛するであろう』と言ったからである」

(1)ルベンとは、「息子を見よ」という意味。

(2)彼女は、夫がラケルよりも自分を優先させてくれるだろうとの希望を抱いた。

5.2番目の息子シメオン

「彼女はまたみごもって、男の子を産み、『【主】は私がきらわれているのを聞かれて、こ

の子をも私に授けてくださった』と言って、その子をシメオンと名づけた」

(1)シメオンとは、「聞く」という意味。

(2)「きらわれている」とは、選ばれていないという意味。

6.3番目の息子レビ

「彼女はまたみごもって、男の子を産み、『今度こそ、夫は私に結びつくだろう。私が彼に

三人の子を産んだのだから』と言った。それゆえ、その子はレビと呼ばれた」

(1)レビとは、「結ぶ」、「近づく」という意味。

(2)民18:2、4で、ことば遊びがある。「レビ族」と「近づける」。

(3)ここまでで、レアの願望が息子たちの名前の中に込められている。

7.4番目の息子ユダ

「彼女はまたみごもって、男の子を産み、『今度は【主】をほめたたえよう』と言った。そ

れゆえ、その子を彼女はユダと名づけた。それから彼女は子を産まなくなった」

(1)ユダとは、「ほめたたえる」という意味。

(2)この名前は、レアが神の内に慰めを発見したことを示している。

①彼女は、夫のヤコブにではなく、神に信頼することを学んだ。

②レアにとっては、「神はほめたたえられるべきお方」である。

③ヤコブにとっては、「ユダはほめたたえられる」となる(創 49:8)。

「ユダよ。兄弟たちはあなたをたたえ、あなたの手は敵のうなじの上にあり、あなた

の父の子らはあなたを伏し拝む」

(3)それ以降レアは子を産まなくなった。

①しかし、これは一時的なもの。

②恐らく、ヤコブが彼女とともに寝なくなったのであろう。

(4)レアは夫から愛されることを願い、最初の3人の息子を産んだ。

(5)しかし、願いどおりにはならなかった。

(6)今、自分は夫からは愛されていないが、神からは愛されていることを知った。

(7)イスラエルの中に置かれる2つの重要な機関は、祭司と王である。

①祭司職はレビ族が、王権はユダ族が担うことになる。

②両方とも、人間が計画しなかった結婚、願わなかった結婚から出てきた。

Ⅱ.ビルハの息子たち(30:1~8)

1.ラケルは姉のレアに嫉妬した。

「ラケルは自分がヤコブに子を産んでいないのを見て、姉を嫉妬し、ヤコブに言った。『私

に子どもを下さい。でなければ、私は死んでしまいます』」

(1)夫のヤコブに、理不尽な要求を出す。

(2)あたかもヤコブが子どもの誕生を阻止しているかのような言葉である。

(3)恐らくヤコブは、ラケルと寝る回数の方が多かったと思われる。

2.ここには皮肉がある。

(1)彼女は、子を産まないなら死んでしまうと言った。

(2)後に彼女は、ベニヤミンを出産する際に死ぬことになる。

3.ヤコブの返事は、優しいものではない。

(1)ヤコブはラケルに怒りを燃やして言った。

(2)言葉が厳しい。

「私が神に代わることができようか。おまえの胎内に子を宿らせないのは神なのだ」

(3)彼は、神の摂理が働いていることを見ていた。

4.失望したラケルは、女奴隷のビルハをヤコブに差し出すことにした。

(1)かつてサラがアブラハムにしたのと同じことをしている。

(2)ビルハから誕生した息子は、法的にはラケルの息子となる。

(3)これは、ハムラビ法典の規定通りである。

(4)誕生した息子に名前を付けるのは、ラケルである。

5.ビルハの最初の息子ダン

「ラケルは女奴隷ビルハを彼に妻として与えたので、ヤコブは彼女のところに入った。ビ

ルハはみごもり、ヤコブに男の子を産んだ。そこでラケルは、『神は私をかばってくださり、

私の声を聞き入れて、私に男の子を賜った』と言った。それゆえ、その子をダンと名づけ

た」

(1)ラケルが女奴隷を通して得た最初の息子(ヤコブの5番目の息子)

(2)ダンとは、「裁く」という意味。

6.ビルハの2番目の息子ナフタリ

「ラケルの女奴隷ビルハは、またみごもって、ヤコブに二番目の男の子を産んだ。そこで

ラケルは、『私は姉と死に物狂いの争いをして、ついに勝った』と言って、その子をナフタ

リと名づけた」

(1)ラケルが女奴隷を通して得た2番目の息子(ヤコブの6番目の息子)

(2)ナフタリとは、「争う」という意味。

Ⅲ.ジルパの息子たち(30:9~13)

1.レアは、妹のやり方を真似た。

(1)女奴隷ジルパから生まれる息子は、法的にはレアのものである。

2.ジルパの最初の息子ガド

「さてレアは自分が子を産まなくなったのを見て、彼女の女奴隷ジルパをとって、ヤコブ

に妻として与えた。レアの女奴隷ジルパがヤコブに男の子を産んだとき、レアは、『幸運が

来た』と言って、その子をガドと名づけた」

(1)レアが女奴隷を通して得た最初の息子(ヤコブの7番目の息子)

(2)ガドとは、「幸運(ラッキー)」という意味である。

2.ジルパの2番目の息子アシュル

「ジルパはさらに子を産んだ。レアの女奴隷ジルパがヤコブに二番目の男の子を産んだと

き、レアは、『なんとしあわせなこと。女たちは、私をしあわせ者と呼ぶでしょう』と言っ

て、その子をアシェルと名づけた」

(1)レアが女奴隷を通して得た2番目の息子(ヤコブの8番目の息子)

(2)アシュルとは、「幸せ(ハッピー)」という意味である。

Ⅳ.レアの息子たち(30:14~21)

1.背景は、14節~16節に書かれている。

(1)時期は、「麦刈りのころ」、つまり、5月か6月ごろ。

(2)ルベンが「恋なすび」を見つけてきた。

①英語ではマンドレーク、あるいは、直訳してラブ・アップル。

②「恋なすび」には、媚薬(精力促進剤)としての効果がある。

③白や紅色の花を付け、小さいりんごのような黄色い実をならせる。

④雅歌7:13

「恋なすびは、かおりを放ち、私たちの門のそばには、新しいのも、古いのも、

すべて、最上の物があります。私の愛する方よ。これはあなたのためにたくわえ

たものです」

2.ラケルは、レアに恋なすびを求めた。

「どうか、あなたの息子の恋なすびを少し私に下さい」

(1)ラケルにはまだ自分が産んだ息子がいない。

(2)ラケルは、恋なすびが媚薬であることを知っていた。

3.レアの答えは非常に厳しい。

「あなたは私の夫を取っても、まだ足りないのですか。私の息子の恋なすびもまた取り上

げようとするのですか」

(1)ヤコブがラケルとだけ寝ていたことを示している。

(2)レアは、これ以上この2人の夜の関係を改善したくないと考えた。

4.ラケルの提案

「では、あなたの息子の恋なすびと引き替えに、今夜、あの人があなたといっしょに寝れ

ばいいでしょう」

(1)ラケルは、恋なすびと夫を交換した。

(2)それが媚薬であるので、息子を産むために手に入れたいと考えた。

5.レアはヤコブと寝る。

「あなたはわたしのところに来なければなりません。わたしは、息子の恋なすびであなた

を雇ったのですから」(新共同訳)

(1)「雇った」は「サカル」である。イッサカルの語源である。

(2)妻たちの取引の結果、ヤコブはその夜レアと寝ることになった。

6.レアの5番目息子イッサカル(ヤコブの9番目の息子)

「神はレアの願いを聞かれたので、彼女はみごもって、ヤコブに五番目の男の子を産んだ。

そこでレアは、『私が、女奴隷を夫に与えたので、神は私に報酬を下さった』と言って、そ

の子をイッサカルと名づけた」

(1)レアは、恋なすびを代価として支払い、夫ヤコブを得た。

(2)神は、ラケルが女奴隷ジルパを夫に与えたので、その報酬としてもっと高価なも

のをくださった。それが、5番目の息子の誕生である。

(3)イッサカルとは、「報酬」という意味である。

7.レアの6番目の息子ゼブルン(ヤコブの10番目の息子)

「レアがまたみごもり、ヤコブに六番目の男の子を産んだとき、レアは言った。『神は私に

良い賜物を下さった。今度こそ夫は私を尊ぶだろう。私は彼に六人の子を産んだのだから』。

そしてその子をゼブルンと名づけた」

(1)ゼブルンとは、「ともに住む」という意味である。

(2)レアは、夫が自分を大切にしてくれるだろうとの期待を持った。

8.娘の誕生

「その後、レアは女の子を産み、その子をディナと名づけた」

(1)ヤコブには、複数の娘たちがいた。創37:35、46:7、15。

(2)ディナの名前だけしか出てこない。

(3)創34章で、彼女が重要な役割を演じるようになるから。

(4)ダンの女性形がディナである。

Ⅴ.ラケルの息子(30:22~24)

1.ラケルの最初の息子ヨセフ(ヤコブの11番目の息子)

「神はラケルを覚えておられた。神は彼女の願いを聞き入れて、その胎を開かれた」

(1)「神はラケルを覚えておられた」とは、記憶していたという意味ではない。

(2)恵みの実現に向けて行動を起こされという意味である。

2.神は彼女の祈りを聞かれ、彼女が妊娠するようにされた。

「彼女はみごもって男の子を産んだ。そして『神は私の汚名を取り去ってくださった』と

言って、その子をヨセフと名づけ、『【主】がもうひとりの子を私に加えてくださるように』

と言った」

(1)「取り去る」とは、アサフ。

(2)「加える」とは、ヨセフ。

(3)ヨセフという名前には、ラケルの感謝と願望とが込められている。

①汚名が取り去られた。アサフ。

②次の子が与えられるように。ヨセフ。

③彼女の願望は、ベニヤミンの誕生によって叶えられる。

④しかし、それが命取りになる。

結論

1.
神の計画を担う家族の中に大きな問題があったことを学ぶ。

(1)異常な形の結婚

(2)家庭内の不和と嫉妬

(3)この家族を通して神の計画が進展した。

(4)Ⅰコリ1:27

「しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者

をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです」

(5)Ⅱコリ13:4

「確かに、弱さのゆえに十字架につけられましたが、神の力のゆえに生きておられま

す。私たちもキリストにあって弱い者ですが、あなたがたに対する神の力のゆえに、

キリストとともに生きているのです」

2.神は摂理を通して私たちを公平に扱っておられることを学ぶ。

(1)姉のレアは、夫に愛されなかったが、多くの息子を産んだ。

①祭司と王の家系は、レアから誕生した。

(2)妹のラケルは、夫に愛されたが、息子が生れなかった。

①かろうじてヨセフを得た。

②命と引き換えにベニヤミンを得た。

(3)そこに私たちは、神の主権を見る。

①神は、私たちが傲慢になったり、卑屈になったりしないようにされる。

②Ⅰコリ12:20~25

「しかしこういうわけで、器官は多くありますが、からだは一つなのです」

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