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創世記(9)—カインとアベル—

  • 2008.08.04
  • 創世記4章:1〜16
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

「カインの道」の5つのステップを確認し、人類が抱える問題の解決を探る。

創世記9 創世記4章1節~16節

「カインとアベル」

イントロ:

1.前回までの復習

  (1)創世記には11の区分(トルドット)がある。

  (2)第1のトルドットの内容

①アダムの創造

②エデン契約

③エバの創造

④堕落

⑤アダム契約(無条件契約)

⑥エデンの園からの追放

⑦カインとアベル

⑧カインの子孫(神から離れて歩む人々。アダム以降7代目まで)

⑨セツの子孫(主の御名によって祈る人々)

(3)創世記の記事は、神話や伝承ではなく歴史的事実である。

  (4)がん哲学―始まりは小さい。時間がかかる。

 2.メッセージのアウトライン

(1)ユダ11

「ああ。彼ら(不信仰な人々)はカインの道を行き、利益のためにバラムの迷いに陥り、コラのようにそむいて滅びました」

(2)カインは不信仰者の原型である。

(3)カインの道の5つのステップを取り上げる。

 3.きょうのメッセージは、私たちに何を教えているか。

(1)神から離れた人間の状態はどのようなものか。

(2)人類の希望はどこにあるのか。

このメッセージは、「カインの道」の5つのステップを確認し、人類が抱える問題の解決を探るものである。

Ⅰ.殺人(1~8節)

はじめに:1~8節は、「カイアズム」になっている。

(1)カインの誕生、アベルの誕生

(2)アベルの職業、カインの職業

(3)カインのささげ物、アベルのささげ物

(4)アベルのささげ物は受け入れられ、カインのささげ物は拒否される。

(5)カインの怒り、アベルの死

 
1.カインの誕生、アベルの誕生

  (1)「人は、その妻エバを知った」。「知った」とは、経験的知識、性的関係のこと。

  (2)「私は、主によってひとりの男子を得た」

   ①「得た」→「カニティ」という言葉。

   ②「カイン」→「形作る」という意味。

   ③同じ語幹ではないが、音が似ている。言葉遊び。

   ④直訳は、「私は、男子(人)を得た、(エット)ヤハウェ(主)を」

    *エバの3章15節の理解が前提となっている。

    *エバは、「女の子孫」を「神人」と理解しており、救い主が与えられたと考えている。

   ⑤日本語(英語)の訳は、70人訳がベースになっている。

    *「ディア・ツー・セウー」(神を通して)

*翻訳者は、必ずしも神学者ではない。

   ⑥エバの創世記3:15の理解は正しいが、適用が間違っている。

⑦カインは、「女の子孫」ではない。

   ⑧しかし、カインの誕生は、最初の希望となった。

  (3)「アベル」のヘブル語は、「ハベル」。

①それには、「はかなさ、むなしさ、空虚、息」などの意味がある。

*ヨブ7:16、詩篇144:4

②この段階で、罪の影響が深まり、アダムとエバはそれを実感するようなっている。

③カインが「女の子孫」でないことが明らかになっている。

 2.アベルの職業、カインの職業

  (1)アベルの職業:羊を飼う者。ミルク、衣服、犠牲の動物。

  (2)カインは、父アダムの職業に倣い農夫となっている。

 3.カインのささげ物、アベルのささげ物

  (1)「ある時期になって」→「ある期間(時期)の終わりに」

(2)この時点で、すでに定期的なささげ物の時間が決まっていた。

(3)これは、初めてのささげ物ではない。

①それまでは、カインはアベルから羊かヤギを買ってささげていたはず。

②カインが血のないささげ物をささげる最初のケース。

  (4)今回は、地の作物から主へのささげ物を持ってきた。

   ①「ささげ物」→「ミンハ」という一般的な用語。

②これは、血がないので神に受け入れられない。

③モーセの律法でも、穀物のささげ物は、血がともなわなければ受け入れられない。

  (5)これは、信仰のない「宗教的行為」である。

①単なる義務感からの行為。

②それは最高のものでも、初穂でもない。

  (6)「主のもとに献げ物として」(新共同訳)→決められた場所があった。

   ①祭壇が出て来ないので、エデンの園の東側のシャカイナグローリーの場所か?

  (6)アベルのささげ物

①初子の羊(血のささげ物)、最良のもの。

②アベルにとっては、信仰の行為。

③2人の態度の違いの問題なのか。そうではない。

④血の犠牲かどうか。アベルの信仰について。ヘブル11:4、12:24。

 4.アベルのささげ物は受け入れられ、カインのささげ物は拒否される。

  (1)主はアベルのささげ物を受け入れた。

  (2)しかし、カインのささげ物は退けられた。

 5.カインの怒り、アベルの死

  (1)カインは、怒った。顔を伏せた。

   ①神の道を否定した。

②自分の道が認められないので怒った。

  (2)神の質問(答えを期待しない質問)

①なぜ憤っているのか。

②なぜ顔を伏せているのか。

  (3)神の警告

①「正しく行ったなら」→ふさわしいささげ物を捧げたなら。

②「受け入れられる」とは、「顔を上げられるはずではないか」という意味。

③「正しく行っていないなら」→ふさわしいささげ物でないなら。

④「罪」という言葉が初めて出ている。「ハタアット(女性形)」

*ライオンが待ち伏せするように、というイメージ。

*罪がカインを支配(タシュカー)するために、ライオンのように待ち伏せしている。

*3:16に、女が夫を支配しようとする姿が描かれていた。

*カインの責務は、それを治める(マシャール)こと(3:16と関係がある)。

  (4)殺人が行われる。

   ①カインはアベルを人目につかない所に誘った。

   ②最初の殺人であり、兄弟殺し。

③アベルの死は、義人の死。マタイ23:35、ルカ11:51、Iヨハネ3:12

Ⅱ.嘘(9~12節)

1. 神の質問。「あなたの弟は、どこにいるのか」

 (1)告白を導くための質問

2.カインの答えは、「知りません」。

(1)これは、人類史上最初の嘘。

(2)カインは自分の答えを複雑なものにしている。

①「私は、自分の弟の番人なのでしょうか」

②神の質問は的を射ていないとの反論である。

3.神の糾弾のことば。

 (1)「あなたは、いったいなんということをしたのか」

 (2)「聞け。あなたの弟の血が、その土地からわたしに叫んでいる」

  ①「血」という言葉が、初めて出てくる。

②それが弁護を求めている。

  (3)土地はのろわれている。

   ①カインが住む地、農業を営む地。

   ②土地が口を開くという例

    *民数記16:33~35、申命記11:6、詩篇106:17

*モーセに反抗したエリアブの子ダタンとアビラム、それにコラに属する者たち

*イザヤ5:14

 4.カインの裁き

  (1)土地は力を生じない。弟の血が土地から神に上るように、呪いはカインに上る。

  (2)カインは、地上のさすらい人になる。

  (3)ノア契約までは、死刑はない。創世記9:6

Ⅲ.自己憐憫(13~15節)

1.アダムは、エデンの園から追放されても文句を言わなかった。

2.カインは、文句を言う。

(1)「私の咎は、大きすぎて、にないきれません」

①罪の認識がある。

②神の裁きの認識がある。

  (2)農業を営む力が取り去られた。

  (3)神との交流がなくなる。

  (4)さすらい人、遊牧民となる。

  (5)他の人に殺されるでしょう。

   ①この時点で、人間の数は増えている。

   ②すべてアダムとエバの子孫(創世記5:4)。

   ③自分がアベルを殺したので、他の人に殺されるという恐怖心。

 3.主の回答

  (1)「それだから、だれでもカインを殺す者は、七倍の復讐を受ける」

①7は完全数

②ここでカインは、神の守りを受けている。恵みである。

(2)カインのしるし

①なんであるかは分からない。しかし、見えるもの。

②ユダヤ教のラビの意見

*名前の1文字

    *4文字

    *ツァラアト(皮膚病)

*番犬

*角

Ⅳ.神からの分離(14~16節)

 1.「主の前から去って」→偏在の神から去ることはできない。

  (1)主に出会う特定の場所のこと。

(2)シャカイナグローリーのあるエデンの園の東。

 2.「ノデの地」、「ノド(さすらい)の地」(新共同訳)

3.「エデンの東」とは、目に見える神の臨在から東の方に遠のくこと。

Ⅴ.世的な方法で自分を守る(17節)

 1.町を建てている。

  (1)神の命令に違反する行為。

  (2)子どもの名前(エノク)を町の名前にする。

結論

 1.カインとアベルは、ともに罪人であった。

2.ともにエデンの園の外で生まれた。

3.ともに同じ両親から生まれ、育てられた。

4.カインのささげ物は、信仰によるものではなかった。

5.アベルのささげ物は、啓示に応答する信仰によるものであった。

6.2代目カインの流れは、7代目レメクにたどり着く。神を離れた生き方の象徴。

7.アベルで途絶えた霊的な流れは、セツから再度始まっていく。

8.あなたは、カインの流れに合流するのか、セツの流れに合流するのか。

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