私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
出エジプト記(16)—第十の災い—
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神の約束の真実さを学ぶ。
出エジ16 出エジプト記12章29節~42節
「第10の災い」
1.文脈の確認
(1)第10の災い(フィナーレ)は、エジプトの長子の死である。
(2)前回は、最初の過越の祭りが祝われた。
(3)また、7日間の種なしパンの祭りが設定された。
(4)過越の祭りの象徴的意味
①政治的独立よりも、死からの解放を祝うものである。
②過越の子羊はメシアの型である。
(5)ユダヤ人たちは、今日に至るまで過越の祭りを祝ってきた。
①今年は、3月30日(火)から(29日の日没から)始まる。
②8日間(過越の祭りが1日、種なしパンの祭りが7日)
③過越の祭りの起源が、出エジプト記12章である。
2.メッセージのアウトライン
(1)第10の災い(29~36節)
(2)エジプトからの脱出(37~42節)
3.きょうのメッセージは、私たちに何を教えているか。
(1)偶像礼拝の愚かさ
(2)再臨
(3)計画
(4)神の時
このメッセージは、神の約束の真実さを学ぼうとするものである。
Ⅰ.第10の災い(29~36節)
1.真夜中になって
(1)眠りが深くなった時
(2)最も平安が必要な時
2.エジプト人たちは、体験的に神を裁きの神として知った。
(1)すべての初子が打たれた。
①男子の初子のこと
②人間の初子から家畜の初子に至るまで
(2)パロの初子から、捕虜の初子に至るまで
①神にとっては、地位や身分は関係ない。
②エジプト人のすべての家がなんらかの被害を被った。
③エジプト中に激しい泣き叫びが起こった。
3.パロの反応
(1)完全降伏
(2)今回は妥協なしに、モーセの要求に応じた。
(3)パロはモーセに命令した。
①私の民の中から出て行け。
②行って、【主】に仕えよ。
③家畜も連れて出て行け。
④私のためにも祝福を祈れ。
4.エジプト人の反応
(1)彼らは、イスラエルの民をせき立てた。
(2)強制的に、エジプトから追い出した。
(3)その理由は、自分たちも殺されると思ったからである。
5.イスラエルの民の行動
(1)練り粉を、パン種を入れないままで持ち運んだ。
①時間がなかった。急いでいた。
②エジプトを出てからの数日間は、種なしパンを食べた。
③過越の祭りに続く種なしパンの祭りは、それを記念するための祭りである。
(2)エジプトから財を求めた。
①銀の飾り
②金の飾り
③着物
(3)借りたのではない。
①返却の必要はない。
②400年にわたる労働の対価である。
③幕屋建設のための資材となる。
(4)エジプト人はそれに快く応じた。
①【主】の働きがあった。
②エジプト人は、イスラエル人がエジプトを出ることを願った。
③これは、創15:14の成就である。
「しかし、彼らの仕えるその国民を、わたしがさばき、その後、彼らは多くの財
産を持って、そこから出て来るようになる」
Ⅱ.エジプトからの脱出(37~42節)
1.ラメセスからスコテに向かって
2.人数
(1)徒歩の壮年の男子は約60万人。
(2)20歳以上の男子
(3)妻が1人、子ども2人いるとすると、180万人がプラスされる。
(4)控えめに見て、約200万人のイスラエル人がエジプトを出た。
3.エジプトを出たその他の人と家畜
(1)多くの入り混じって来た外国人
①セム系人種であるが、イスラエル人ではない。
②エジプトで捕虜か奴隷になっていた人々。
(2)非常に多くの家畜
4.エジプト寄留の期間
(1)ちょうど430年
①ちょうどその日に、エジプトを出た。
②誰かが、記録し、覚え、数えていた。
③神はご自身の約束を覚えておられる。
③まだ祈りが聞かれていなくても、神は忘れておられない。
5.この夜、【主】は寝ずの番をされた。
(1)【主】の守りがあったということ
(2)イスラエル人は、代々にわたり、【主】のために寝ずの番をする。
①過越の祭りを守ること
結論:このメッセージは、神の約束の真実さを学ぼうとするものである。
1.偶像礼拝の愚かさ
(7)Hathor ハトホル(クロミス、スズメダイの一種の守り神。誕生に立ち会う女神)
(21)Isis イッシス(農業の女神。誕生と再生の女神でもある)
(29) Min ミン(誕生と再生の神)
2.主の再臨について
(1)私たちは、主をどのようなお方として知るようになるのだろうか。
*祝福を与えるお方か、罪を裁かれるお方か
(2)主イエスの再臨は真夜中ごろにやって来る。
(3)Ⅰテサ5:1~6
(4)過越の祭りは、イスラエルの歴史のピークの出来事である。
(5)しかし、それ以上のピークがやって来る。
①エレ16:14~15、23:7~8
②終末の回復
③千年王国の成就
3.計画について
(1)神の約束は、私たちに計画を立てるように迫る。
(2)リーダーとしての自己認識
(3)明確な目標
(4)組織化
*組織化された200万人の民(完璧ではないが)
*「【主】の全集団」(新改訳)
*「主の全軍」(口語訳)
*「主の部隊は全軍」(新共同訳)
4.神の時について
(1)なぜ430年もかかったのか。
①エモリ人(カナン人)の咎が満ちるための期間
②モーセというリーダーが登場する必要があった。
(2)まだ起こっていなくても、それは「否」ではない。
(例話)ムーア一家との交わりから学ぶ教訓
①神を信じて前進すれば、驚くべき体験をするようになる。
②先に行けば行くほど、神の祝福が増えてくる。
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