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ローマ人への手紙(50)—二重国籍者への勧め(2)—

  • 2011.12.12
  • ローマ書13章:8〜14
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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クリスチャンの地上生活について学ぶ。
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「二重国籍者への勧め(2)」

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①1~8章が教理

    ②9~11章がイスラエルの救い

    ③12~16章が適用

    (2)12章は、基本的には教会内の行動についての勧めであった。

    (3)13章は、二重国籍者への勧めである。

      ①国家との関係(1~7節)

②愛の律法(8~10節)

③決断の時(11~14節)

  2.アウトライン

    (1)愛の律法(8~10節)

    (2)決断の時(11~14節)

  3.メッセージのゴール

    (1)利己的解釈の例

    (2)時代の影響を受けた解釈の例

    (3)ユダヤ的視点を失った解釈の例

このメッセージは、クリスチャンの地上生活について学ぼうとするものである。

Ⅰ.愛の律法(8~10節)

  1.8節(返すべき負債と、返せない負債)

  「だれに対しても、何の借りもあってはいけません。ただし、互いに愛し合うことについ

ては別です。他の人を愛する者は、律法を完全に守っているのです」

  (1)「あなたがたは、だれにでも義務を果たしなさい」(7節)とあった。

    ①この言葉に触発されて、隣人との関係おける義務に話題が移ったのであろう。

  (2)「何の借りもあってはいけません」とは、単なる借金以上のものを意味している。

    ①これは、銀行からの借り入れを禁止しているのではない。

    ②人の世話になりっぱなしではいけないということ。

    (3)「ただし、互いに愛し合うことについては別です」

      ①互いに愛し合うという「借り」は、完済不可能なものである。

  ②それは、利子を支払っているようなものである。

③ここでの愛は、「アガペ」の愛、自己犠牲の愛である。

      ④ヨハ13:34~35

      「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあ

なたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。もし互いの間に

愛があるなら、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、すべての

人が認めるのです」

    (4)「他の人を愛する者は、律法を完全に守っているのです」

      ①「他の人」とは、教会外の人も含む。

      ②隣人とは、私たちの周りにいる必要を抱えている人たちのこと。

      ③外面的な行為だけでは、律法を守ったことにならない。

  2.9~10節(モーセの律法の要約)

  「『姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな』という戒め、またほかにどんな戒めがあっ

ても、それらは、『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』ということばの中に要約さ

れているからです。愛は隣人に対して害を与えません。それゆえ、愛は律法を全うします」

    (1)十戒の「隣人との関係」の部分だけを引用している。

      ①姦淫するな。第7戒。

②殺すな。第6戒。

③盗むな。第8戒。

④むさぼるな。第10戒。

    (2)レビ19:18

    「復讐してはならない。あなたの国の人々を恨んではならない。あなたの隣人をあな

た自身のように愛しなさい。わたしは【主】である」

  ①「トーラ(律法)の一般原則の最高峰は、レビ19:18である」(ラビ・アキバ)

  ②マタ22:39

「『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という第二の戒めも、それと同

  じようにたいせつです」

③ガラ5:14

「律法の全体は、『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という一語をもっ

て全うされるのです」

    (3)愛の命令は、ロマ8:1~4の真理によって可能となる。

    「こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決して

ありません。なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の

原理から、あなたを解放したからです。肉によって無力になったため、律法にはでき

なくなっていることを、神はしてくださいました。神はご自分の御子を、罪のために、

罪深い肉と同じような形でお遣わしになり、肉において罪を処罰されたのです。それ

は、肉に従って歩まず、御霊に従って歩む私たちの中に、律法の要求が全うされるた

めなのです」

  ①ロマ書7章クリスチャンに逆戻りしないように注意する必要がある。

  ②ロマ書8章クリスチャンの特徴

*「キリストにあって」

*「御霊によって」

Ⅱ.決断の時(11~14節)

  1.11節(今という時代の認識)

  「あなたがたは、今がどのような時か知っているのですから、このように行いなさい。あ

なたがたが眠りからさめるべき時刻がもう来ています。というのは、私たちが信じたころ

よりも、今は救いが私たちにもっと近づいているからです」

  (1)「今がどのような時か知っているのですから」

    ①クロノス(直線的な時間の流れのこと)

    ②カイロス(終末的時、決断の時)

  (2)「私たちが信じたころよりも、今は救いが私たちにもっと近づいている」

    ①救いの3要素(義認、聖化、栄化)

②ロマ8:23

    「そればかりでなく、御霊の初穂をいただいている私たち自身も、心の中でうめ

きながら、子にしていただくこと、すなわち、私たちのからだの贖われることを

待ち望んでいます」

③ここでの「救い」とは、復活か、携挙である。

④クリスチャン生活の一日一日が、そこに近づく過程である。

    (3)それゆえ、今は「眠りからさめるべき時刻」である。

      ①怠惰なクリスチャン生活からの覚醒

  2.12~13節(霊的覚醒の勧め)

  「夜はふけて、昼が近づきました。ですから、私たちは、やみのわざを打ち捨てて、光の

武具を着けようではありませんか。遊興、酩酊、淫乱、好色、争い、ねたみの生活ではな

く、昼間らしい、正しい生き方をしようではありませんか」

  (1)闇と光の対比が語られている。

    ①主イエス

    ②ヨハネ

    ③クムラン文書(死海写本)

  (2)「夜」とは何か。

    ①キリストが地上を去っておられる状態

    ②サタンがこの世を支配している状態

    ③2コリ4:4

    「その場合、この世の神が不信者の思いをくらませて、神のかたちであるキリス

トの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているのです」

④6つの悪徳は、「夜」の生活の特徴である。

⑤特に、ローマ帝国末期の特徴である。

⑥訳の比較(12節)

「やみのわざを打ち捨てて、光の武具を着けようではありませんか」(新改訳)

「だから、闇の行いを脱ぎ捨てて光の武具を身に着けましょう」(新共同訳)

  *闇の行いを、ナイトガウンを脱ぐように脱ぎ捨てる(アポティセイミ)。

  *「光の武具」とは、キリストの性質のこと。

    (3)「昼」とは何か。

      ①キリストの現れ(再臨)

      ②ヨハ14:2~3

      「わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたが

たに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くの

です。わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたを

わたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです」

③愛の実践は、「昼」の生活の特徴である。

  3.14節(まとめ)

  「主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません」

    (1)キリストを着るとは、キリストの性質を身に付けること。

      ①キリストの内にあるという認識が重要である。

    (2)ガラ3:27

    「バプテスマを受けてキリストにつく者とされたあなたがたはみな、キリストをその

身に着たのです」

(3)「肉」とは古い性質のこと

結論:

  1.利己的解釈の例

    (1)ロマ13:1~7の誤用に注意する。

    (2)教会内の指導者と会衆の関係については、他の聖句がある。

(3)1ペテ5:1~5


「そこで、私は、あなたがたのうちの長老たちに、同じく長老のひとり、キリストの

苦難の証人、また、やがて現れる栄光にあずかる者として、お勧めします。あなたが

たのうちにいる、神の羊の群れを、牧しなさい。強制されてするのではなく、神に従

って、自分から進んでそれをなし、卑しい利得を求める心からではなく、心を込めて

それをしなさい。あなたがたは、その割り当てられている人たちを支配するのではな

く、むしろ群れの模範となりなさい。そうすれば、大牧者が現れるときに、あなたが

たは、しぼむことのない栄光の冠を受けるのです。同じように、若い人たちよ。長老

たちに従いなさい。みな互いに謙遜を身に着けなさい。神は高ぶる者に敵対し、へり

くだる者に恵みを与えられるからです」

  ①指導者は、会衆に対して説明責任を負っている。

  ②指導者が聖書から逸脱している時は、従うべきではない。

  2.時代の影響を受けた解釈の例

    (1)「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」

    (2)今は、「self-esteem」が強調される時代である。

①自尊心、自負心、自己尊重の強調

    (3)この聖句は、「自己愛」を自然の感情として理解している。

      ①「自分を愛せよ」という命令はない。

      ②アガペの愛は、自分に向かうものではない。無私の愛である。

      ③自分に関心を向けることは、罪の本質である。

    (4)セルフイメージの低い人への助言は、いかにあるべきか。


  ①キリストにあって、本来の自分を回復する。

  3.ユダヤ的視点を失った解釈の例

    (1)クリスチャン生活の動機は、終末論にある。

    (2)キリスト教は、歴史観である。

      ①世的歴史観は、この世がいつまでも続くという前提に立っている。

      ②聖書の歴史観は、歴史はゴールに向かって進んでいると考える。

    (3)初代教会の信者たちの認識:再臨は近い。

      ①批判的意見:彼らは、間違っていた。2千年が経過している。

      ②正しい理解

*イエスは終末を来らせた。

*それ以降の時代は、イエスを信じるために用意された決断の時である。

*人類の歴史は、イエス以降、エピローグの時代に入っている。

    (4)ユダヤ人の救いを論じなくなった時、何が起こったか。

      ①教会時代が千年王国であるという認識

      ②終末時代に対する興味の喪失

      ③キリストの再臨に関する無知

      ④クリスチャン生活の動機の喪失

      ⑤1テサ5:4~5

「しかし、兄弟たち。あなたがたは暗やみの中にはいないのですから、その日が、

盗人のようにあなたがたを襲うことはありません。あなたがたはみな、光の子ど

も、昼の子どもだからです。私たちは、夜や暗やみの者ではありません」

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