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ローマ人への手紙(51)—教会内の調和を求めて(1)—

  • 2011.12.19
  • ローマ書14章:1〜4
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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教会内の調和について学ぶ。
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「教会内の調和を求めて(1)」

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①1~8章が教理

    ②9~11章がイスラエルの救い

    ③12~16章が適用

    (2)12章は、基本的には教会内の行動についての勧めであった。

    (3)13章は、二重国籍者への勧めであった。

    (4)14:1~15:13は、雑多な問題を扱っている。

      ①14:1~4は、「教会内の一致を求めて」がテーマである。

      ②超道徳的なテーマである。それ自体は、良くも悪くもない。

      ③聖書が明確に指示していない「グレーゾーン」である。

  (例話)私の異文化体験

  2.アウトライン

    (1)ローマ教会にあった問題(パウロは、体験的に、また噂により知っていた)

    (2)その問題の解決法(1~3節)

    (3)問題を起こす人への警告(4節)

  3.メッセージのゴール

    (1)現代的課題

このメッセージは、教会内の調和について学ぼうとするものである。

Ⅰ.ローマ教会にあった問題

  1.ロマ書は57年頃に書かれた。

    (1)キリストの死と復活から、20数年しか経過していない。

  ①ローマ教会が教会として確立してから、20年前後であろう。

  ②教理的な部分は理解したとしても、実生活の面で分からないことが多い。

  ③各人が、自らの経験や、文化的背景を持って教会に参加してくる。

    (2)律法の時代から恵みの時代に移行していく過程にある。

  ①ユダヤ人信者には、とまどいが多くあった。

      ②それまでの時代は、律法に導かれて生活してきた。

  ③今や、恵みと信仰によって義とされた。

  ④では、モーセの律法や口伝律法をどう考えたらいいのかという疑問がわく。

    (例話)昭和30年代初頭の日本

*傷痍軍人がいた。

*小学校の教師は戦時中のことをたびたび話していた。

*「岸壁の母」 菊池章子(昭和29年)、リバイバルが二葉百合子(昭和51年)。

    (3)ユダヤ人信者と異邦人信者の不協和音

      ①特に、肉と日に関する認識の違いがある。

      ②一般的には、ユダヤ人信者は、厳格に解釈する傾向にある。

      ③異邦人信者は、こまかいことにはとらわれない傾向にある。

  2.パウロはこの問題に関してすでに触れている。

    (1)ガラテヤ書(48~49年にかけてか)

    (2)エルサレム会議(49年初頭)

(3)1コリ(55年頃)

(4)ロマ書(57年頃)

(5)これから学ぶことは、愛の実践である。

Ⅱ.その問題の解決法(1~3節)

  1.1~2節

「あなたがたは信仰の弱い人を受け入れなさい。その意見をさばいてはいけません。何で

も食べてよいと信じている人もいますが、弱い人は野菜よりほかには食べません」

    (1)信仰の弱い人

      ①自由に振る舞うことに良心の呵責を感じている人

      ②特に、食事の問題で良心の呵責を感じていた。

      ③彼らは肉を断ち、野菜しか食べない。

      ④2つの理由が考えられる。

        *偶像に捧げられた肉が、市場で売られている可能性

        *血抜きをしない肉が、売られている可能性

    (2)信仰の強い人

      ①キリストにある自由を満喫し、なんの束縛もなく生きている人

      ②弱い人、強い人は、大まかなグループ分けである。

      ③この用語の背後には、「信仰の強い人」になるのがいいとのニュアンスがある。

      ④パウロは、自分を「信仰の強い人」に含めている。

      ロマ15:1

      「私たち力のある者は、力のない人たちの弱さをになうべきです。自分を喜ばせ

  るべきではありません」

    (3)訳文の比較(1節)

    「あなたがたは信仰の弱い人を受け入れなさい。その意見をさばいてはいけません」

(新改訳)

    「信仰の弱い者を受けいれなさい。ただ、意見を批評するためであってはならない」

(口語訳)

    「信仰の弱い人を受け入れなさい。その考えを批判してはなりません」(新共同訳)

      ①「弱い人」に強調がある構文。この言葉が、文の最初に出てくる。

  ②信仰の弱い人を交わりの中に歓迎しなさい、という意味である。

  ③歓迎する目的は、あるがままでその人を受け入れるためである。

  ④その人の考え方を修正しようという動機で迎えてはならない。

⑤どちらでもよいことで、議論するな。

    (4)裁きが必要な時と、裁いてはいけない時

  ①マタ18章には、教会による裁きの手順が書かれている。

      ②1コリ5章には、罪を犯している人への裁きが書かれている。

      ③ここでの文脈は、「グレーゾーン」に関する命令である。

  2.3節

  「食べる人は食べない人を侮ってはいけないし、食べない人も食べる人をさばいてはいけ

ません。神がその人を受け入れてくださったからです」

  (1)強い人への警告

    ①その人は、肉を食べる。

    ②食べ物が自分の内面を汚さないことを知っている。

    ③その人は、弱い人を侮るようになる。

    ④優越感は、キリストの弟子にふさわしくない。

    ⑤ギリシア語では「エクスーセネオウ」という動詞である。非常に強い意味。

    ⑥ルカ23:11

    「ヘロデは、自分の兵士たちといっしょにイエスを侮辱したり嘲弄したりしたあ

げく、はでな衣を着せて、ピラトに送り返した」

    (2)弱い人への警告

      ①その人は、良心のゆえに肉を食べない。

      ②食べている人を見て、裁くようになる。

  (例話)受難週の断食

      ③神がその人を受け入れてくださったので、裁いてはならない。

Ⅲ.問題を起こす人への警告(4節)

  1.4節

  「あなたはいったいだれなので、他人のしもべをさばくのですか。しもべが立つのも倒れ

るのも、その主人の心次第です。このしもべは立つのです。なぜなら、主には、彼を立た

せることができるからです」

    (1)越権行為への戒め

  ①「さばく」はギリシア語で「クリノウ」。分詞形。継続した行為を指す。

  ②マタ7:1

      「さばいてはいけません。さばかれないためです」

    *人間の規準でさばいてはいけないという意味。特にミシュナが問題。

    (2)この戒めの背景にある比喩

      ①「しもべ」は、「デューロス」ではなく、「オイケテイス」である。

  ②家のしもべ(household servant)である。

  ③あなたにしもべがおり、あなたの隣人にもしもべがいる。

  ④あなたには他人のしもべをさばく権利はない。

      ⑤あなたの隣人にも、あなたのしもべを裁く権利はない。

      ⑥主人だけが、自分のしもべの評価をする。

    (3)あなたがさばいているしもべは、キリストのしもべである。

  ①キリストはその人を立たせることができる。

結論:現代的課題

  はじめに

    (1)ロマ書が書かれた時代の信者たちは、20年前後の信仰の歴史しかなかった。

    (2)今は、2000年近い歴史があるのに、いまだにパウロの意図を理解できていない。

  1.アルコール

    (1)エペ5:18

    「また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされな

さい」

  ①酒によって支配されることの禁止であって、飲酒を罪としているのではない。

  ②カナの婚礼での奇跡

(2)1テモ5:23

「これからは水ばかり飲まないで、胃のために、また、たびたび起こる病気のために

も、少量のぶどう酒を用いなさい」

  ①ぶどう酒を益に用いることを奨励している。

(3)飲まないことは素晴らしいが、飲んでも構わない。

(例話)聖地旅行での飲酒

  2.ぜいたく品

    (1)1テモ6:7~8

「私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つ持って出ることもできま

せん。衣食があれば、それで満足すべきです」

  ①富の所有を否定しているのではない。

(2)1ヨハ3:17

「世の富を持ちながら、兄弟が困っているのを見ても、あわれみの心を閉ざすような

者に、どうして神の愛がとどまっているでしょう」

  ①富を持つ者には、多くの責任が与えられている。

  (例話)牧師会で、家の広さが問題となった。「自分の家よりも多きものは罪」

  3.衣装

    (1)1ペテ3:3~4


「あなたがたは、髪を編んだり、金の飾りをつけたり、着物を着飾るような外面的な

ものでなく、むしろ、柔和で穏やかな霊という朽ちることのないものを持つ、心の中

の隠れた人がらを飾りにしなさい。これこそ、神の御前に価値あるものです」

  ①ローマ時代、多額のものを消費して着飾る婦人がいた。趣味が悪いとされた。

  ②ペテロは、飾りや衣装を否定しているのではない。

  ③私たちには、自分よりも美しいのは、罪であるとの意識がある。

  

(2)マタ6:28~30

「なぜ着物のことで心配するのですか。野のゆりがどうして育つのか、よくわきまえ

なさい。働きもせず、紡ぎもしません。しかし、わたしはあなたがたに言います。栄

華を窮めたソロモンでさえ、このような花の一つほどにも着飾ってはいませんでした。

きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださ

るのだから、ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。信

仰の薄い人たち」

  ①神への信頼がここでのテーマである。

  ②神は、芸術家である。

  ③私たちもまた、その性質を受け継いでいる。

  (例話)茶髪の男性。ピアスの男性。

  4.趣味

    (1)映画

    (2)ダンス

    (3)音楽

    (4)ゲーム


(5)ゴルフ


(6)これらのものは、それ自体は良くも悪くもない。

  5.律法主義の危険性

    (1)業による救い

    (2)聖書に書かれていないことをルール化し、それを他の人に強要すること

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