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ローマ人への手紙(47)—愛の勧め(2)—

  • 2011.11.21
  • ローマ書12章:14〜16
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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愛の勧告について学ぶ。
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「愛の勧め(2)」

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①1~8章が教理

    ②9~11章がイスラエルの救い

    ③12~16章が適用

    (2)これまでに学んだ12章の内容

      ①献身の勧め(1~2節)

②謙遜の勧め(3~8節)

③愛の勧め(1)(9~13節)

アンケートの紹介

    (3)きょうの箇所

      ①愛の勧め(2)(14~16節)

②6つの勧めが記されている。

③教会内の人たちに対して

④前提を確認しておく。

    *この勧めを未信者に語ることは、時には逆効果となる。

        *信者の中には、古い性質と新しい性質があり、それが戦っている。

        *この勧めを実行する力は、聖霊から来る。位置的真理の確認が重要である。

        *動詞の時制はすべて現在形である。継続した行為を指す。

  2.アウトライン(6のポイントがある)

  3.メッセージのゴール

    (1)一致について考える

このメッセージは、愛の勧告について学ぼうとするものである。

Ⅰ.迫害する者を祝福する

1.翻訳の比較(14節)

「あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福して、のろってはならない」(口語訳)

「あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません」

(新改訳)

「あなたがたを迫害する者のために祝福を祈りなさい。祝福を祈るのであって、呪っては

なりません」(新共同訳)

2.祝福するという動詞

  (1)ユーロゲオウ

    ①その人に関して、良いことを言う。

    ②ヘブル的意味では、その人の上に祝福が下るように神に願う。

  (2)祝福の対象

    ①「あなたがたを迫害する者」

    ②「あなたがた」という言葉が落ちている写本がある。

    ③その場合は、より広い範囲の人々を指す(迫害している者すべて)。

3.この命令の実例

  (1)マタ5:44

  「しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈

りなさい」

  ①ユダヤ教のシナゴーグでは、祝福と呪いの祈りが行われていた。

②被害を受けても、自分で復讐しないというのが、新約聖書の原則である。

③キリスト教がローマの国教になる前、異教世界の中で「自分の敵を愛し、迫害

する者のために祈る」ということが、教会の顕著な特徴であった。

    (2)使7:55~60

「しかし、聖霊に満たされていたステパノは、天を見つめ、神の栄光と、神の右に立

っておられるイエスとを見て、こう言った。『見なさい。天が開けて、人の子が神の右

に立っておられるのが見えます』。人々は大声で叫びながら、耳をおおい、いっせいに

ステパノに殺到した。そして彼を町の外に追い出して、石で打ち殺した。証人たちは、

自分たちの着物をサウロという青年の足もとに置いた。こうして彼らがステパノに石

を投げつけていると、ステパノは主を呼んで、こう言った。『主イエスよ。私の霊をお

受けください』。そして、ひざまずいて、大声でこう叫んだ。『主よ。この罪を彼らに

負わせないでください』。こう言って、眠りについた」

  ①ステパノの祈りは、聖霊によって可能となった。

  ②また、サウロの回心に影響を与えた。

4.2つの性質の葛藤

  (1)古い性質は、「呪え」と命じてくる。

    ①必殺仕事人の世界

  (2)神は、「祝福せよ」と命じてくる。

    ①新しい性質への働きかけ。

    ②ステパノは、聖霊に満たされていた。

ⅡとⅢ.喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣く。

  1.翻訳の比較(15節)

  「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」(口語訳)

  「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい」(新改訳)

  「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」(新共同訳)

  2.どちらが易しいか。

    (1)クリュソストモス

①4世紀の教父、コンスタンティノープルの大司教

②「金口の(golden mouthed)」を冠して呼ばれるようになった。

③彼は、共に喜ぶよりも、共に泣く方が易しいと言った。

    (2)なぜ共に喜ぶのが難しいのか。

      ①泣く者は、私たちを必要としている。

      ②喜ぶ者は、私たちがいなくても喜ぶことができる。

3.この命令の実例

  (1)ルカ15:25~28

「ところで、兄息子は畑にいたが、帰って来て家に近づくと、音楽や踊りの音が聞こ

えて来た。それで、しもべのひとりを呼んで、これはいったい何事かと尋ねると、し

もべは言った。『弟さんがお帰りになったのです。無事な姿をお迎えしたというので、

お父さんが、肥えた子牛をほふらせなさったのです』。すると、兄はおこって、家に入

ろうともしなかった。それで、父が出て来て、いろいろなだめてみた」

  ①兄の問題は、父の心と遠く離れていたこと。

(2)ヨハ11:35

「イエスは涙を流された」

  ①最も短い聖句

  ②悲しむ者たちとの一体化

  4.教訓

    (1)この命令は、単独のクリスチャン生活はあり得ないことを教えている。

    (2)信者は、神の家族である。

      ①父の喜びと悲しみを共有するのが、最終的な目標である。

Ⅳ.思いを一つにする。

  
1.翻訳の比較(16節)

  「互に思うことをひとつにし、」(口語訳)

「互いに一つ心になり、」(新改訳)

「互いに思いを一つにし、」(新共同訳)

2.ローマ教会の中に不一致があったことを暗示している。

  (1)ロマ2:17~20

「もし、あなたが自分をユダヤ人ととなえ、律法を持つことに安んじ、神を誇り、み

こころを知り、なすべきことが何であるかを律法に教えられてわきまえ、また、知識

と真理の具体的な形として律法を持っているため、盲人の案内人、やみの中にいる者

の光、愚かな者の導き手、幼子の教師だと自任しているのなら、」

(2)ロマ11:17~18

「もしも、枝の中のあるものが折られて、野生種のオリーブであるあなたがその枝に

混じってつがれ、そしてオリーブの根の豊かな養分をともに受けているのだとしたら、

あなたはその枝に対して誇ってはいけません。誇ったとしても、あなたが根をささえ

ているのではなく、根があなたをささえているのです」

(3)社会的身分

  ①奴隷の信者が教会にいた。

  ②自由人の信者も教会にいた。

  ③かなりの身分の者も教会にいた。

  3.思いを一つにする方法

    (1)プライドがいかに危険なものであるかを認識する。

    (2)譲歩して、他人の意見に歩み寄ることではない。

    (3)啓示された真理を理解し、それを共有することである。

    (例話)自転車の車輪。ハブとスポークの関係

Ⅴ.高ぶらない。

  1.翻訳の比較(16節)

  「高ぶった思いをいだかず、」(口語訳)

「高ぶった思いを持たず、」(新改訳)

「高ぶらず、」(新共同訳)

2.ロマ12:10

「尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい」

  ①自分は他の人よりも優れているという思いが、問題を作り出す。

3.「高いものに心を奪われるな」という意味にもなる。

  ①野望、野心、人の上に立とうとする思いが、問題を作り出す。

Ⅵ.身分の低い人々と交わる。

  1.翻訳の比較(16節)

  「かえって低い者たちと交わるがよい」(口語訳)

「かえって身分の低い者に順応しなさい」(新改訳)

「身分の低い人々と交わりなさい」(新共同訳)

2.信者の中に、貧富の差、社会的身分の差があった。

3.教会の指導者が、上流階級の人たちとしか交わらなくなったら、それは問題である。

(例話)教会員の中に、大学教授がいる場合

4.最後のアドバイス(16節)

「自分が知者だと思いあがってはならない」(口語訳)

「自分こそ知者だなどと思ってはいけません」(新改訳)

「自分を賢い者とうぬぼれてはなりません」(新共同訳)

  (1)自分を賢い者だと思っている人は、他者から見ると愚かに見える。

  (2)イザ5:21

  「ああ。おのれを知恵ある者とみなし、おのれを、悟りがある者と見せかける者たち」

  (3)箴3:7

  「自分を知恵のある者と思うな。【主】を恐れて、悪から離れよ」

結論

  1.啓示された真理を基に一致を求める。

    (1)すべての人は罪人である。

    (2)救いは、恵みによって与えられる。

    (3)私たちの誇りは、取り去られた。

  2.ユダヤ人と異邦人の一致

    (1)初期の教会の問題であった。

    (2)そして今も、これが問題になりつつある。

    (3)エペ2:14~16

    「キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、

ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。敵意とは、さまざまの規定から成り

立っている戒めの律法なのです。このことは、二つのものをご自身において新しいひ

とりの人に造り上げて、平和を実現するためであり、また、両者を一つのからだとし

て、十字架によって神と和解させるためなのです。敵意は十字架によって葬り去られ

ました」

  ①「二つのもの」とは、ユダヤ人と異邦人。

②「隔ての壁」とは、モーセの律法。

③「新しいひとりの人」とは、教会。

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