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サムエル記第一(6)「サムエルの召し」1サム3:1~10 サムエル記第一3:1~10 | メッセージステーション

サムエル記第一(6)「サムエルの召し」1サム3:1~10

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命題:神は霊的な目が開かれた忠実な者を用いる。この箇所を3区分して学ぶとそれが分かる。

サムエル記第一(6)

「サムエルの召し」

1サム3:1~10

1.文脈の確認

Ⅰ.王政に向けた準備(1~9章)

  A.サムエルの誕生と幼少期(1章)

  B.ハンナの賛歌(2:1~10)

  C.シロでの霊的状況(2:11~36)

  D.サムエルの召し(3章)

    1.神の声(1~10節)

    2.神の御告げ(11~14節)

    3.サムエルの奉仕(15~21節)

    (今回は、1を取り上げる)

2.注目すべき点

(1)士師記の時代の末期、イスラエルは政治的にも霊的にも、混乱状態にあった。

(2)新しい時代を導くのは、預言者サムエルである。

(3)ハンナは、信仰によって息子を奉献した。

(4)シロでの霊的状況は悲惨であった。

(5)サムエルが預言者として召される。

命題:神は霊的な目が開かれた忠実な者を用いる。

この箇所を3区分して学ぶとそれが分かる。

Ⅰ.当時の霊的状況(1~3節)

1.1節

1Sa 3:1 さて、少年サムエルはエリのもとで【主】に仕えていた。そのころ、【主】のことばはまれにしかなく、幻も示されなかった。

(1)「少年サムエル」

  ①「少年」はヘブル語で「ナアル」である。

  ②通常は10代の青年を指すことばである。

  ③ヨセフスは、サムエルは12歳であったと書いている。

  ④サムエル奉献から約10年が経過している。

(2)「エリのもとで【主】に仕えていた」

  ①エリは自分の息子たちの養育には失敗したが、サムエルの養育には成功した。

  ②サムエルは約10年、自分にできる奉仕を積み重ねてきた。

(3)「 そのころ、【主】のことばはまれにしかなく、幻も示されなかった」

  ①通常は、【主】からの啓示は、預言者を通して与えられる。

  ②士師たちの時代の末期、【主】から啓示はまれにしかなかった。

  ③イスラエルの霊的堕落を暗示している。

  ④肉体的にも霊的にも目が開かれていたのは、サムエルである。

  ⑤サムエルから預言者制度が始まる。

2.2~3節

1Sa 3:2 その日、エリは自分のところで寝ていた。彼の目はかすんできて、見えなくなっていた。

1Sa 3:3 神のともしびが消される前であり、サムエルは、神の箱が置かれている【主】の神殿で寝ていた。

(1)祭司エリとサムエルの対比は顕著である。

  ①エリは、大祭司の寝室で寝ていた。

  ②彼の目はかすんできて、見えなくなっていた。

(2)サムエルは、聖所の中庭で寝ていたのであろう。

  ①恐らく燭台の火の番をしていたのであろう。

  ②「神のともしびが消される前」とは、夜明け前である。

  ③霊的闇から霊的夜明けへの移行が予感される。

Ⅰ.当時の霊的状況(1~3節)

Ⅱ.【主】からの3度の呼びかけ(4~9節)

1.4~5節

1Sa 3:4 【主】はサムエルを呼ばれた。彼は、「はい、ここにおります」と言って、

1Sa 3:5
エリのところに走って行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは「呼んでいない。帰って、寝なさい」と言った。それでサムエルは戻って寝た。

(1)1度目の呼びかけ

  ①ある日の夜明け前、サムエルは自分の名を呼ぶ声を聞いた。

  ②サムエルは、エリが自分を呼んでいると誤解した。

  ③彼は、エリのところに走って行った。

  ④「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。

  ⑤サムエルの忠実な姿勢がよく表れている。

(2)エリは、「呼んでいない。帰って、寝なさい」と言った。

2.6~7節

1Sa 3:6
【主】はもう一度、サムエルを呼ばれた。サムエルは起きて、エリのところに行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは「呼んでいない。わが子よ。帰って、寝なさい」と言った。

1Sa 3:7 サムエルは、まだ【主】を知らなかった。まだ【主】のことばは彼に示されていなかった。

(1)2度目の呼びかけ

  ①2度目も同じことが起こった。

  ②【主】はサムエルを呼ばれた。

  ③サムエルはエリのところに行った。

  ④エリは「呼んでいない」と応じた。

(2)「サムエルは、まだ【主】を知らなかった」

  ①まだ救われていなかったという意味ではない。

  ②エリの息子たちは救われていなかった。

1Sa 2:12 さて、エリの息子たちはよこしまな者たちで、【主】を知らなかった。

  ③後に【主】を体験するようなレベルでの体験はなかった。

  ④つまり、【主】からの直接的語りかけを体験していなかったという意味である。

3.8~9節

1Sa 3:8
【主】は三度目にサムエルを呼ばれた。彼は起きて、エリのところに行き、「はい、ここにおります。お呼びになりましたので」と言った。エリは、【主】が少年を呼んでおられるということを悟った。

1Sa 3:9
それで、エリはサムエルに言った。「行って、寝なさい。主がおまえを呼ばれたら、『【主】よ、お話しください。しもべは聞いております』と言いなさい。」サムエルは行って、自分のところで寝た。

(1)3度目の呼びかけ

  ①サムエルは、3度目の呼びかけにも忠実に応答した。

  ②サムエルはエリのところに行った。

  ③エリはようやく悟った。

    *「【主】が少年を呼んでおられる」

  ④エリの霊性はまだ残っていた。

(2)エリの好判断

  ①【主】がおまえを呼ばれたら、こう言いなさい。

    *「【主】よ、お話しください。しもべは聞いております」

  ②サムエルは行って、自分のところで寝た。

  ③【主】の声を聞くためには、従順な心で静まる必要がある。

Ⅰ.当時の霊的状況(1~3節)

Ⅱ.【主】からの3度の呼びかけ(4~9節)

Ⅲ.【主】からの4度目の呼びかけ(10節)

1.10節

1Sa 3:10
【主】が来て、そばに立ち、これまでと同じように、「サムエル、サムエル」と呼ばれた。サムエルは「お話しください。しもべは聞いております」と言った。

(1)これは幻ではない。

  ①神は忍耐された。

  ②意識がある状態で、【主】の臨在を体験した。

    *単なる声ではなく、それ以上のものである。

  ③これまでと同じように、「サムエル、サムエル」と呼ばれた。

(2)サムエルは【主】であることを認識し、応じた。

  ①「お話しください。しもべは聞いております」

  ②「【主】よ」ということばを省略している。

  ③サムエルの認識が深まっていることを示している。

結論:今日の信者への適用

1.霊的暗黒の時代にも、神はご自身の働きを進めておられる。

(1)サムエルの時代は、「主のことばはまれにしかなく、幻も示されなかった」時代

(2)今日も同じような状況にある。

    *聖書の権威が軽視される

    *真理よりも感情や体験が優先される

    *教会の世俗化が進む

    *道徳的混乱が広がる

(3)しかし、そのような時代であっても、神はサムエルを備えておられた。

(4)神は今も忠実なしもべを育てておられるという希望を持つべきである。

2.大きな使命は、小さな忠実さから始まる。

(1)サムエルは突然預言者になったのではない。

(2)約10年間、忠実な務めを続けてきた。

    *神殿で奉仕し

    *エリに仕え

    *与えられた務めを果たした。

(3)神は忠実さを見ておられる。

(4)「小事に忠実な者は、大事にも忠実である」(ルカ16:10)

  3.神の声を聞くためには、静まる時間が必要である。

(1)サムエルは夜明け前の静かな時間に【主】の声を聞いた。

(2)現代人は、雑音に囲まれている。

    *スマートフォン

    *SNS

    *ニュース

    *娯楽

(3)神は今、聖書を通して語っておられる。

(4)「神が語っておられるか」ではなく、「私たちが聞いているか」。

(5)「聞いております。お語りください」と祈ろう。

4.神の導きを理解するためには、成熟した信者の助けが必要である。

(1)エリがサムエルを助けた。

(2)神はしばしば、霊的に成熟した人を通して導きを与えられる。

    *牧師

    *教師

    *霊的指導者

    *信仰の先輩

(3)孤立した信仰生活は危険である。

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