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メシアの生涯(149)—ザアカイの救い—

  • 2015.04.20
  • ルカ19章:1〜10
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

ザアカイの体験を通して、イエスが罪人を救う方法について学ぶ。

「ザアカイの救い」

ルカ19:1~10

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①イエスは、エルサレムへの途上で、さまざまなテーマについて教えた。

②弟子たちが乗っている文脈と、イエスが語っている文脈とが異なる。

      *イエスは十字架に向かって進んでいる。

      *弟子たちの認識では、戴冠式に向かう王の行列に参加している。

  (2)A.T.ロバートソンの調和表

    §127 ザアカイの家を訪問し、「ミナのたとえ」を語り、エルサレムに向う。

ルカ19:1~28

    (3)§127の2区分

      ①1~10節 ザアカイの救い

      ②11~28節 ミナのたとえ

  2.アウトライン

    (1)状況説明(1~2節)

    (2)ザアカイの行動(3~4節)

(3)イエスの行動(5節)

(4)人々の応答とザアカイの応答(6~10節)

  3.結論:3つのコメンタリー(注解、解説、例証)

    (1)ルカ18:17

    (2)ルカ18:27

    (3)ルカ19:10

ザアカイの体験を通して、イエスが罪人を救う方法について学ぶ。

Ⅰ.状況説明(1~2節)

  
1.1節

Luk 19:1 それからイエスは、エリコに入って、町をお通りになった。

    
(1)2つのエリコがあった。

      ①旧約のエリコ

      ②新約のエリコ

        *ヘロデの冬の宮殿があった。

        *当時のリゾート地であった。

        *冬季には多くの訪問者があった。

(2)イエスは、エリコを通過された。

  ①エリコの町には少なくとも3人の罪人がいた。

      *バルテマイとその仲間

      *ザアカイ

    ②イエスは、脇道ではなく、エリコを通過された。

  2.2節

Luk 19:2 ここには、ザアカイという人がいたが、彼は取税人のかしらで、金持ちであった。

    
(1)エリコは取税人がいる町であった。

      ①国境の町で、通行税を徴収する収税所があった。

②パレスチナで最も裕福な町で、物品税の徴収額も多かった。

    (2)ザアカイは、取税人のかしらであった。

①彼は、通行税や物品税を徴収する権利をローマから委託されていた。

      ②その仕事のために、他の取税人たちを雇っていた。

      ③普通にやっていれば金持ちになるはずだが、彼はごまかしを行っていた。

      ④その結果、裕福になっていた。

      ⑤彼は、ユダヤ人社会では罪人と見なされていた。

Ⅱ.ザアカイの行動(3~4節)

  
1.3節

Luk 19:3 彼は、イエスがどんな方か見ようとしたが、背が低かったので、群衆のために見ることができなかった。

    
(1)背が低かった。

      ①当時の平均身長から判断すると、彼は150センチくらいの男である。

      ②群衆がいるので、イエスを見ることができないと判断した。

    (2)イエスに興味があった。

      ①ザアカイ(ザカイオス)とは、「pure」(清い、純粋)という意味である。

      ②彼の両親は我が子を見て、「pure」と名づけた。

      ③その後、ある時点で、魂をローマに売る決心をした。

      ④裕福になったが、心は渇きを覚えていた。

      ⑤イスラエルの神に立ち帰りたいと願っていた。

  2.4節


Luk 19:4
それで、イエスを見るために、前方に走り出て、いちじく桑の木に登った。ちょうどイエスがそこを通り過ぎようとしておられたからである。

    
(1)彼は、前方に走り出て、いちじく桑の木に登った。

      ①亜熱帯気候の中で多くの木が育っていた。ナツメヤシ、いちじく桑の木。

      ②いちじく桑は、枝が幹の低い所から出ているので、登りやすい。

      ③彼は、「ボックス席」に座って、イエスの一行を眺めようとした。

Ⅲ.イエスの行動(5節)

  
1.5節


Luk 19:5
イエスは、ちょうどそこに来られて、上を見上げて彼に言われた。「ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから。」

    (1)イエスは、ザアカイを見上げた。

      ①神を認識する最初のステップ

    (2)イエスは、ザアカイの名を呼んだ。

      ①神に知られている。

      ②ユダヤ人にとっては、会ったことのない人の名を知っているのは預言者である。

    (3)イエスは、ザアカイを招いた。

      ①取税人は、ユダヤ社会では罪人であり、排除されるべき人間である。

    (4)イエスは、彼の家に泊まることにしてあると言われた。

      ①いかに高貴な人物であっても、自分から宿泊を申し出ることはなかった。

      ②イエスは、自らそれを申し出た。福音書の中で、ここだけである。

    「ザアカイ。急いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてある

から」(新改訳)

「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい」(新共同

訳)

「ザアカイよ、急いで下りてきなさい。きょう、あなたの家に泊まることにしている

から」(口語訳)

「ザアカイ、急ぎおりよ、今日われ汝の家に宿るべし」

「ザアカイさん。 早く降りてきなさい。 今晩はあなたの家に泊めてもらうつもりで

いますから」(リビングバイブル)

  ①「dei」 It is necessary for me to stay at your house.

  ②I must abide at thy house.

  ③しかも、「きょう」(セイメロン)という言葉が強調されている。

Ⅳ.人々の応答とザアカイの応答(6~10節)

  
1.6節

Luk 19:6 ザアカイは、急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた。

    
(1)イエスの招きは、ザアカイが予想もしなかったことである。

      ①時間をかけて木に登ったであろう彼が、急いで降りてきた。

    (2)大喜びでイエスを家に迎えた。

      ①喜ぶ(カイロウ)という言葉(名詞はカラ)は、ルカの福音書で9回出て来る。

      ②信仰と救いに関連した喜びの状態を表現する言葉である。

      ③この時点で、ザアカイは新生した。

        *新生は瞬間的であり、聖化はプロセスである。

2.7節

Luk 19:7 これを見て、みなは、「あの方は罪人のところに行って客となられた」と言ってつぶやいた。

    
(1)エリコの町には、イエスが泊まるのにふさわしい場所がいくつもあった。

      ①伝統的に、エリコは祭司たちの町でもある。

    (2)しかも、イエスが選んだ場所は、罪人の家である。

      ①ラビたちは、取税人の家には泊まらなかった。

      ②取税人は、什一献金を捧げていない可能性が大であるとの推定があった。

  3.8節


Luk 19:8
ところがザアカイは立って、主に言った。「主よ。ご覧ください。私の財産の半分を貧しい人たちに施します。また、だれからでも、私がだまし取った物は、四倍にして返します。」

    
(1)ザアカイの公の宣言

      ①財産の半分を貧しい人たちに施す。

      ②だまし取った物は、4倍にして返す。

    (2)これは、モーセの律法の要求以上のものである。

      ①物をだまし取った場合は、120%の返済(レビ6:5、民5:7)。

      ②家畜や物を盗んだ場合は、200%の返済(出22:4、22:7)。

      ③罪を赦されることと、弁済すべきこと、別問題である。

  4.9節

Luk 19:9 イエスは、彼に言われた。「きょう、救いがこの家に来ました。この人もアブラハムの子なのですから。

    
(1)ザアカイの変化は、彼が救われたことを証明している。

      ①ザアカイの救いは、「きょう」起こったことである。

    (2)「この人もアブラハムの子なのですから」

      ①パリサイ人たちは、アブラハムの子孫であれば神の国に入ると教えていた。

      ②しかし、取税人はその特権から外されている。

      ③ザアカイは、アブラハムの子孫であり、アブラハムの信仰に倣う者となった。

      ④ザアカイは、信仰によって救われたのである。

  
5.10節

Luk 19:10 人の子は、失われた人を捜して救うために来たのです。」

    
(1)これは、イエスが受肉された目的である。

結論:3つのコメンタリー(注解、解説、例証)

  1.ルカ18:17

  「まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、

決してそこに、入ることはできません。」

  (1)ザアカイの行動は子どものようである。

  (2)ザアカイの応答も、子どものようである。

2.ルカ18:27

「イエスは言われた。『人にはできないことが、神にはできるのです』」

  (1)富める若者は、宗教的な人物であった。

  (2)しかし彼は、富に支配されていた。

  (3)金持ちが神の国に入るのは難しい。

  (4)ザアカイも金持ちであった。

  (5)しかしザアカイは、富の支配から解放された。

  3.ルカ19:10

「人の子は、失われた人を捜して救うために来たのです」

  (1)イエスは、地上に留まるためではなく、通り過ぎるために来られた。

    ①イエスの使命は、失われた人を捜して救うことである。

  (2)イエスは、エリコを通り過ぎた。

    ①しかしイエスは、通り過ぎなかった。

②十字架に向かっていく途上で、ザアカイの家に留まられた。

③ザアカイを救うためであった。

      ④ザアカイは、恵みの座に近づくことができない人物となっていた。

      ⑤イエスは彼を、真の恵みの座に招かれた。

    (3)イエスは、私の前を通り過ぎなかった。

      ①私を見上げた。

      ②私の名を呼んだ。

      ③私を招いた。

      ④私が必要だと言われた。

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