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メシアの生涯(138)—弟子の責務—

  • 2015.01.19
  • ルカ17章:1〜10
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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クリスチャンの責務について考えてみる。

「弟子の責務」

ルカ17:1~10

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①前回の箇所でイエスは、パリサイ人たちの誤りを正すために「金持ちとラザロ

の物語」を語った。

②きょうの箇所では、再び弟子たちに向かって語りかけている。

③文脈の中でこの箇所を理解する必要がある。

  (2)A.T.ロバートソンの調和表

    §117 管理人についての3つのたとえ話(16:1~17:10)

    ①不正な管理人のたとえ(弟子たちに)

    ②パリサイ人たちとの対決

    ③金持ちとラザロの物語(パリサイ人たちに)

    ④赦しと奉仕に関する教え(弟子たちに)

  (3)今回は、④を取り上げる。

  2.アウトライン

    (1)赦しに関する教え(隣人への責務)(1~4節)

      ①つまずきを与えるな(1~2節)。

      ②つまずくな(3~4節)。

    (2)奉仕に関する教え(神への責務)(5~10節)

      ①真の信仰を持つこと(5~6節)。

      ②神に忠実に仕えること(7~10節)。

  3.結論

    (1)赦しに関するまとめ

    (2)弟子の自己認識

クリスチャンの責務について考えてみる。

Ⅰ.赦しに関する教え(隣人への責務)(1~4節)

  1.つまずきを与えるな(1~2節)。


Luk 17:1 イエスは弟子たちにこう言われた。「つまずきが起こるのは避けられない。だが、つまずきを起こさせる者はわざわいだ。


Luk 17:2
この小さい者たちのひとりに、つまずきを与えるようであったら、そんな者は石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがましです。

    
(1)罪が支配する世にあっては、つまずきが起こることをなくすのは不可能である。

①「つまずき」は、ギリシア語で「skandalon」である。

②本来の意味は、獲物を捕獲する「罠」に付けられ木片である(餌を付けてある)。

③それが作動すると、「罠」が閉まり、獲物が捕獲される。

④この言葉は、罠にかかった獲物の行動も指す。

⑤ここでは、この言葉が比ゆ的に用いられている。

⑥他の人たちに罪を犯させること。

⑦他の人たちを、イエスから遠ざけること(信仰から遠ざけること)。

    (2)しかし、つまずきを起こさせる者は、わざわいである。

      ①パリサイ人たちは、つまずきを与えていた。

      「わざわいだ。律法の専門家たち。おまえたちは知識のかぎを持ち去り、自分も

入らず、入ろうとする人々をも妨げたのです」(ルカ11:52)

  *律法主義というつまずきである。

②金持ちもまた、つまずきを与えていた。

  *物質主義、拝金主義というつまずくきである。

    (3)イエスの弟子たちは、つまずきの原因となってはならない。

      ①「小さい者たち」とは、第一義的には、霊的幼子たちであろう。

      ②彼らは、まだ信仰が成長していないので、悪影響を受けやすいのである。

    (4)つまずきを与えることは、深刻な罪である。

      ①処罰も大きい。

      ②処罰に関して厳しい言葉が使われている。

      (例話)カペナウムの遺跡に置かれている石臼

      ③婦人が手で回すものではなく、ロバに挽かせるような石臼

      (例話)ロバート・シュラー博士の質問 「何を一番恐れるか」

      ④道徳的な罪、聖書の単純な意味を変更するような教え

  2.つまずくな(3~4節)。

Luk 17:3 気をつけていなさい。もし兄弟が罪を犯したなら、彼を戒めなさい。そして悔い改めれば、赦しなさい。


Luk 17:4 かりに、あなたに対して一日に七度罪を犯しても、『悔い改めます』と言って七度あなたのところに来るなら、赦してやりなさい。」

    
(1)イエスの弟子は、自分自身に関しては、つまずいてはならない。

      ①罪に対しては、赦しをもって対処する。

      ②2段階の対処法

        *罪を犯している人を戒める。

        *悔い改めれば、赦す。

      ③7度の赦しは、完全な赦しを意味する。

Ⅱ.奉仕に関する教え(神への責務)(5~10節)

  
1.神への第一の責務は、真の信仰を持つことである(5~6節)。

Luk 17:5 使徒たちは主に言った。「私たちの信仰を増してください。」


Luk 17:6
しかし主は言われた。「もしあなたがたに、からし種ほどの信仰があったなら、この桑の木に、『根こそぎ海の中に植われ』と言えば、言いつけどおりになるのです。

    (1)無限に赦すことは、極めて難しいことである。

①それで弟子たちが、「私たちの信仰を増してください」と願ったのである。

    (2)イエスは、より大きな信仰ではなく、正しい信仰こそ大切であると教えた。

      ①それが、からし種ほどの信仰である。

      ②真の信仰には、桑の木をも動かすほどの力がある。

      ③桑の木とは、いちじく桑の木である。この木は、地中に根を広げる。

      ④ここでは、桑の木は私たちの内にあるプライド、自我を象徴している。

      ⑤赦しの心がないのは、プライドや自我の問題である。

      ⑥それを抜き取る力は、信仰から来る。

  2.神への第2の責務は、神に忠実に仕えることである(7~10節)。


Luk 17:7
ところで、あなたがたのだれかに、耕作か羊飼いをするしもべがいるとして、そのしもべが野らから帰って来たとき、『さあ、さあ、ここに来て、食事をしなさい』としもべに言うでしょうか。


Luk 17:8
かえって、『私の食事の用意をし、帯を締めて私の食事が済むまで給仕しなさい。あとで、自分の食事をしなさい』と言わないでしょうか。

Luk 17:9 しもべが言いつけられたことをしたからといって、そのしもべに感謝するでしょうか。


Luk 17:10
あなたがたもそのとおりです。自分に言いつけられたことをみな、してしまったら、『私たちは役に立たないしもべです。なすべきことをしただけです』と言いなさい。」

    
(1)忠実なしもべのたとえ話

      ①主人は、野らから帰って来た奴隷(自由意志による奴隷)を食卓に招かない。

        *主人が奴隷と食卓に着くことはない。

②むしろ、食事の用意をさせる(少数の奴隷しかいない家)。

③その後で、奴隷は食事をする。

④主人は奴隷に感謝を表さない。

      ⑤イエスの弟子も、そのような心構えを持つべきである。

      ⑦「私たちは役に立たないしもべです。なすべきことをしただけです」と言う。

      ⑧訳文の比較

      「私たちは役に立たないしもべです。なすべきことをしただけです」(新改訳)

      「わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです」

(新共同訳)

「わたしたちはふつつかな僕です。すべき事をしたに過ぎません」(口語訳)

    (2)たとえ話の教訓

      ①信仰は、奉仕を通して成長する。

      (例話)奉仕→信仰が育つ→より大きな奉仕ができる→より信仰が育つ

結論

  1.赦しに関するまとめ

    (1)他の信者から傷つけられた場合、先ず心の中でその人を赦す。

    「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦し

てくださったように、互いに赦し合いなさい」(エペ4:32)

  ①赦しの心を持つことは、自分の魂を解放する道である。

(2)次に、個人的にその人に悔い改めを迫る。

「もし兄弟が罪を犯したなら、彼を戒めなさい。そして悔い改めれば、赦しなさい」

(ルカ17:3)

  ①マタ18:15

(3)もし悔い改めないなら、ほかに一人か二人を連れていく。

  ①マタ18:16

(4)それでも効果がないなら、教会にそれを告げる。

  ①マタ18:17

  ②以上のことを、愛をもって実行する。目的は、交わりの回復である。

(5)ルカ17:4

「かりに、あなたに対して一日に七度罪を犯しても、『悔い改めます』と言って七度

あなたのところに来るなら、赦してやりなさい」

  ①「悔い改めます」という言葉が真実かどうかを吟味する必要はない。

  ②その言葉を信じて、その都度赦す。

  ③これは、天の父が私たちを扱ってくださる方法である。

「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を

赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます」(1ヨハ1:9)

  

  2.弟子の自己認識

    (1)エペ2:8~10

    「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身か

ら出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。だれも誇る

ことのないためです。私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・

イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行

いをもあらかじめ備えてくださったのです」

  ①救いも、行いも、すべて神の恵みによる。

  ②「取りに足りない僕」という自己認識こそ、信仰を育て、その人を自由にする。

    (2)ロイ・ヘッション

*英国人(1908~1992)、「カルバリの道」の著者。

*「しもべの5つの特徴」

①数々の仕事の上にもう一つ仕事を乗せられても、自分に対する配慮がないと思

わないで、それをそのまま受け入れる。

②その際、感謝されることを期待しない。

③その仕事を終えたとき、主人のことを、利己的な人だと責めない。

④「自分は取るに足りないしもべです」と告白しなければならない。

⑤柔和と謙遜への道において、自分はなにひとつ貢献していないと認めなけれ

ばならない。

    (3)自己実現を求める道と、カルバリへの道とは大いに異なる。

    (4)カルバリの道の先に待っているものはなにか。

    「主人が婚礼から帰って来て戸をたたいたら、すぐに戸をあけようと、その帰りを待

ち受けている人たちのようでありなさい。帰って来た主人に、目をさましているとこ

ろを見られるしもべたちは幸いです。まことに、あなたがたに告げます。主人のほう

が帯を締め、そのしもべたちを食卓に着かせ、そばにいて給仕をしてくれます」

(ルカ12:36)

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