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メシアの生涯(129)—群衆への教え(3)、(4)—

  • 2014.10.20
  • ルカ13章:10〜21
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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群衆への教えを通して、イエスから警告と励ましを受ける。

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「群衆への教え(3)、(4)」

ルカ13:10~21

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①弟子たちへの教え 5つのテーマ

    ②群衆への教え 4つのテーマ

    ③前回のイエスの教えの要約

      *指導者たちがメシアを拒否したので、民族的滅びがやって来る。

        *しかし、個人的にその滅びを免れる道が用意されている。

        *イエスをメシアとして信じることが、その道である。

        *自分だけは大丈夫と思ってはならない。

        *神の忍耐が続いているうちに、考え方を変更し、イエスを信じること。

  (2)A.T.ロバートソンの調和表

    §108~110は、ひとかたまりと考えるべきである。

    ①§108 ルカ12:1~59

    ②§109 ルカ13:1~9

    ③§110 ルカ13:10~21

  (3)群衆への教え(4つ)

    ①ルカ12:54~59 「今のこの時代」について

    ②ルカ13:1~9 悔い改めについて

    ③ルカ13:10~17 人間が抱える必要について

    ④ルカ13:18~21 御国のプログラムについて

    (今回は③と④を取り上げる)

  2.アウトライン

    (1)腰が曲がった女の癒し(10~17節)

      ①癒しの業(10~13節)

      ②会堂管理者の憤り(14節)

      ③イエスの教え(15~17節)

    (2)たとえ話(18~21節)

      ①からし種

      ②パン種

  3.結論:

    (1)民族的救いvs個人的救い

    (2)キリスト教界に関する預言

    (3)リーダーの自己吟味

群衆への教えを通して、イエスから警告と励ましを受ける。

Ⅰ.腰が曲がった女の癒し(10~17節)

  
1.癒しの業

    (1)10~11節

Luk 13:10 イエスは安息日に、ある会堂で教えておられた。

Luk 13:11 すると、そこに十八年も病の霊につかれ、腰が曲がって、全然伸ばすことのできない女がいた。

      ①訪問してきたラビに講話を依頼することは、当時の一般的な習慣であった。

      ②その日は、安息日であった。

      ③腰が曲がって、全然伸ばすことのできない女がいた。

        *背骨が極端に湾曲している。

        *原因は、「病の霊」によるものである。

        *18年間も苦しんでいた。

        *恐らく老女であろう。

        *後のイエスのことばは、サタンが病の原因であることを明らかにしている。

    (2)12~13節

Luk 13:12 イエスは、その女を見て、呼び寄せ、「あなたの病気はいやされました」と言って、

Luk 13:13 手を置かれると、女はたちどころに腰が伸びて、神をあがめた。

      
①イエスが主導権を取って、その女を呼び寄せた。

      ②イエスのことばの訳文を比較する。

      「あなたの病気はいやされました」(新改訳)

「婦人よ、病気は治った」(新共同訳)

「女よ、あなたの病気はなおった」(口語訳)

「女よ、なんぢは病より解かれたり」(文語訳)

「Woman, thou art loosed from thine infirmity.」(KJV)

「Woman, you are set free from your infirmity.」(NIV)

      ③ラビ用語としての「解く」(アポルオウという動詞)

        *許可する、自由にする。

        *無罪宣言をする。

        *病気の癒しに関してこの動詞を使用しているのは、この箇所だけである。

      ④イエスは、その女に手を置いただけである。

      ⑤癒しは直ちに起こった。

        *女は腰が伸びた。

        *女は神をあがめた(未完了形。継続した動作)。

  2.会堂管理者の憤り(14節)

    
(1)14節


Luk 13:14
すると、それを見た会堂管理者は、イエスが安息日にいやされたのを憤って、群衆に言った。「働いてよい日は六日です。その間に来て直してもらうがよい。安息日には、いけないのです。」

      
①会堂管理者は、律法の専門家ではない。

        *律法学者の教えの影響を受けていた人

      ②彼は、憤った。

        *イエスの行為は、自分が理解している律法から逸脱している。

        *自分には、会堂管理者として、過ちを正す責任がある。

      ③彼は、イエスにではなく、群衆に言った。

      ④安息日以外の6日の間に、会堂に来て直してもらうがよい。

        *まるで、群衆全員の腰が曲がっているかのような言い分である。

        *この女は、18年にわたって会堂に来ていたが、癒されなかった。

  3.イエスの教え

(1)15~16節


Luk 13:15
しかし、主は彼に答えて言われた。「偽善者たち。あなたがたは、安息日に、牛やろばを小屋からほどき、水を飲ませに連れて行くではありませんか。


Luk 13:16
この女はアブラハムの娘なのです。それを十八年もの間サタンが縛っていたのです。安息日だからといってこの束縛を解いてやってはいけないのですか。」

      
①典型的なラビ的教授法である。カル・バホメル(大から小へ)の議論。

      ②その会堂のメンバーたちは、安息日に家畜の世話をしていた。

      ③それならなおさらのこと、苦しんでいる女を助けるのは当たり前である。

        *彼女は、18年間もサタンに縛られていた。

        *安息日にこの束縛を解いてやってはいけないという理由はない。

    
(2)17節


Luk 13:17 こう話されると、反対していた者たちはみな、恥じ入り、群衆はみな、イエスのなさったすべての輝かしいみわざを喜んだ。

      
①2つのグループの感情の対比がある。

      ②反対していた者たちは、みな恥じ入った。

      ③群衆はみな、喜んだ。

Ⅱ.たとえ話(18~21節)

  1.からし種

    (1)18~19節

Luk 13:18 そこで、イエスはこう言われた。「神の国は、何に似ているでしょう。何に比べたらよいでしょう。


Luk 13:19 それは、からし種のようなものです。それを取って庭に蒔いたところ、生長して木になり、空の鳥が枝に巣を作りました。」

      
①「〇〇は、何に似ているでしょう。何に比べたらよいでしょう」

        *たとえ話を用いて真理を説明する際の常套句

        *ラビ的議論では、真理の説明のために例話を用いることが認められていた。

      ②イエスは、「神の国」を説明するために、2つの例話を用いた。

        *「神の国」とは、「奥義としての王国」である。

        *教会が誕生してから携挙されるまでの間のキリスト教界のことである。

      ③ここでの2つの例話は、すでに語られていたものである。

        *このタイミングで再度取り上げるのには、ある目的がある。

      ④からし種は、短時間で大きな木に成長する。

      ⑤そこには、空の鳥が巣を作る。

        *空の鳥とは、猛禽のことである。

        *キリスト教の教えを利用した異端の出現のことである。

  2.パン種

    
(1)20~21節

Luk 13:20 またこう言われた。「神の国を何に比べましょう。

Luk 13:21 パン種のようなものです。女がパン種を取って、三サトンの粉に混ぜたところ、全体がふくれました。」

      
①「奥義としての王国」を説明する2つ目のたとえ話

      ②パン種は、小さな塊でも、大きな影響をもたらす。

      ③パン種は、キリスト教界の中に広がる誤った教理である。

結論

  1.民族的救いvs個人的救い

    (1)腰の曲がった女の癒しが、ここに登場するのは大いに意味がある。

      ①イエスが会堂で説教するのは、これが最後である。

      ②指導者たちは、イエスのメシア性を拒否していた。

      ③イエスは、民族全体ではなく、個人を救おうとしておられる。

      ④この女は、「アブラハムの娘」である。

        *ユダヤ人の婦人である。

        *イエスを信じるユダヤ人である。

    (2)この癒しには、象徴的な意味がある。

      ①民族的に起こらねばならなかったことが、個人レベルで起こっている。

      ②サタンの束縛に置かれていた。

      ③腰が曲がっていて、まっすぐに立てない状態であった。

      ④イエスは、サタンの束縛からの自由を提供するために来られた。

      ⑤この女は、それを得て、神をほめたたえた。

      ⑥ユダヤ人たちは、この当然の反応を示さなかった。

  2.キリスト教界に関する預言

    (1)2つのたとえ話は、キリスト教界に関する預言である。

      ①ラビ的ユダヤ教は、律法を曲解し、口伝律法という付加物を重視した。

      ②彼らは、「偽善者」である(キーワード)。

      ③イエスは、これと同じことがキリスト教界にも起こることを知っていた。

      ④2つのたとえ話は、弟子たちへの警告である。

    (2)からし種の木に宿る「空の鳥」

      ①猛禽である。

      ②悪霊の象徴である。

      ③キリスト教の要素を一部用いて、異なった教えを教える異端の象徴である。

        *エホバの証人、モルモン教、統一協会

    (3)パン種

      ①3サトンの粉に影響を与える誤った教理である。

      ②キリスト教界の3つの流れ:カトリック、ギリシア正教、プロテスタント

      ③そのすべてに、何らかの誤った教えが存在する。

  3.リーダーの自己吟味

    (1)イエスは救い主である。

      ①イエスの方から、この女を招いた。

      ②イエスは、名医が患者に触れるように、優しく女に触れた。

      ③イエスは、権威あることばを発し、女を癒した。

    (2)会堂管理者は、イエスとは対照的である。

①彼は、職業的宗教家である。

      ②律法に関する知識は豊富である。

      ③会堂を正しく運営することに熱心である。

      ④しかし、彼には愛や同情心がない。

    (3)私たちはどうか。

    「次に、偶像にささげた肉についてですが、私たちはみな知識を持っているというこ

となら、わかっています。しかし、知識は人を高ぶらせ、愛は人の徳を建てます。人

がもし、何かを知っていると思ったら、その人はまだ知らなければならないほどのこ

とも知ってはいないのです。しかし、人が神を愛するなら、その人は神に知られてい

るのです」(1コリ8:1~3)

  ①知識は人を高ぶらせる。

  ②知識とともに、愛と謙遜を追及する必要がある。

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