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メシアの生涯(122)—弟子たちへの教え(1)—

  • 2014.08.25
  • ルカ12章:1〜12
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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弟子たちへの教えを通して、イエスから警告と励ましを受ける。

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「弟子たちへの教え(1)」

ルカ12:1~12

1.はじめに

  (1)文脈の確認

    ①前回は、パリサイ人の家の食卓での出来事を見た。

    ②イエスは、パリサイ人たちの儀式主義を糾弾した。

    ③次にイエスは、律法学者たちの律法主義を糾弾した。

    ④きょうの箇所は、その文脈の中で読むべきものである。

  (2)A.T.ロバートソンの調和表

  §108~110は、ひとかたまりと考えるべきである。

    ①§108 ルカ12:1~59

    ②§109 ルカ13:1~9

    ③§110 ルカ13:10~21

  (3)内容

    ①ルカ12:1~53 弟子たちへの教え 5つのテーマ

    ②ルカ12:54~13:21 群衆への教え 4つのテーマ

    (4)アウトライン(12:1~53)

      ①恐れずに証しせよ(12:1~12)

      ②貪欲に注意せよ(12:13~21)

      ③心配するな(12:22~34)

      ④その日に備えよ(12:35~48)

      ⑤誤解されることを恐れるな(12:49~53)

    (今回は①だけを取り上げる)

  3.結論:

    (1)赦されない罪とは

(2)聖霊の助けとは

弟子たちへの教えを通して、イエスから警告と励ましを受ける。

Ⅰ.恐れずに証しせよ(12:1~12)

1.1節


Luk 12:1
そうこうしている間に、おびただしい数の群衆が集まって来て、互いに足を踏み合うほどになった。イエスはまず弟子たちに対して、話しだされた。「パリサイ人のパン種に気をつけなさい。それは彼らの偽善のことです。

    (1)パリサイ人の食卓での教えは、人々を引きつけ、それが大群衆となった。

①パリサイ人に対するイエスの容赦なき糾弾が、人々の関心を呼んだ。

②日頃パリサイ人から苦しめられていた人たちは、溜飲を下げたことであろう。

③イエスは弟子たちに教えたが、その周りでは、群衆が聞いていた。

④ローマは、大群衆の集まりを恐れた。通常は集会許可が必要である。

⑤この段階では、ローマはまだイエスに注目していない。

    (2)「パリサイ人のパン種に気をつけなさい」

      ①「パン種」という言葉が比ゆ的に用いられると、それは「偽りの教え」を指す。

      ②「パリサイ人のパン種」とは、パリサイ人の偽善のことである。

      ③内面を隠すために仮面をかぶるのが、偽善である。

      ④前回取り扱ったテーマは、パリサイ人の偽善であった。

  2.2~3節


Luk 12:2 おおいかぶされているもので、現されないものはなく、隠されているもので、知られずに済むものはありません。


Luk 12:3 ですから、あなたがたが暗やみで言ったことが、明るみで聞かれ、家の中でささやいたことが、屋上で言い広められます。

    
(1)偽善的に生きるのは、愚かなことである。

      ①やがてすべてが明るみに出されるから。

    (2)次に、弟子たちの宣教の広がりが預言される。

      ①今は、弟子たちのメッセージに耳を傾ける人は少数であり、限定的である。

      ②しかし、十字架、復活、聖霊降臨の時代が来る。

③その時には、弟子たちの働きは世界的なものとなる。

      ④それは、家の中でささやいていたことを、屋上で言い広めるようなものである。

      ⑤パレスチナの家屋では、近隣に情報を伝達するためには屋上が最適である。

      ⑥自らの伝道の広がりに期待する人は、幸いである。

  
3.4節


Luk 12:4 そこで、わたしの友であるあなたがたに言います。からだを殺しても、あとはそれ以上何もできない人間たちを恐れてはいけません。

    
(1)イエスは弟子たちを「わたしの友」と呼ばれた。

      ①ギリシア語で友は、「フィロス」である。

②この友情関係は、いかなる試練の中でも、恥ずべきものではない。

    (2)世界宣教が始まると、迫害が起こり、命の危険を感じる状況が訪れる。

      ①しかし、人間を恐れてはならない。

      ②人間ができることには限界がある。肉体的な命を奪うことまでである。

  
4.5節


Luk 12:5
恐れなければならない方を、あなたがたに教えてあげましょう。殺したあとで、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方を恐れなさい。そうです。あなたがたに言います。この方を恐れなさい。

    (1)恐れなければならない方がいる。

      ①「殺したあとで、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方」

      ②「ゲヘナの意味」

        *「ゲイ・ヒノム(ヒノムの谷)」=「ゲヘナ」

        *モレクの神に子どもを捧げていた場所

        *ヨシヤ王がそこを破壊した(2列23:10)。

        *それ以降、エルサレムの町から出るゴミを燃やす場となった。

        *常時、煙が立ち上っていた。

      ③日本語訳

        *「ゲヘナ」という訳:(新改訳)、(文語訳)

        *「地獄」という訳:(新共同訳)、(口語訳)、(リビングバイブル)

        *「火と硫黄との燃える池」(黙21:8)と同じである。

    (2)ユダヤ人たちは、この表現が裁き主である神を指していることを理解した。

      ①裁き主である神を恐れることは、知恵である。

    (3)信者を迫害する者は、肉体の死よりも恐ろしい永遠の死を経験するようになる。

  
5.6~7節

Luk 12:6 五羽の雀は二アサリオンで売っているでしょう。そんな雀の一羽でも、神の御前には忘れられてはいません。


Luk 12:7
それどころか、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。恐れることはありません。あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。

    
(1)神の守りの教えを補強するためのカル・バホメル(大から小へ)の議論

      ①雀は、最も安い食用の鳥である。

      ②2羽で1アサリオン(マタ10:29。最小のローマ銅貨で16分の1デナリ)

      ③ここでは、5羽で2アサリオン。5羽目はただである。

      ④そんな雀の一羽でも、神は覚えておられる。

      ⑤ましてや、神があなたがた人間を忘れることはない。

    (2)「あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています」

      ①旧約聖書の表現法で、神の許しがなければ何も起こらないという意味である。

     ②1サム14:45、2サム14:11、1列1:52

  
6.8~9節


Luk 12:8 そこで、あなたがたに言います。だれでも、わたしを人の前で認める者は、人の子もまた、その人を神の御使いたちの前で認めます。

Luk 12:9 しかし、わたしを人の前で知らないと言う者は、神の御使いたちの前で知らないと言われます。

    
(1)ユダヤ人にはなじみのある「天の法廷」での裁きの情景

      ①天使たちがそこに出席しているのも、ユダヤ人の理解に合致している。

      ②イエスは、弁護士であり検察官でもある。

      ③イエスは、この裁判に負けることはない。

    (2)2種類の人たち

      ①イエスを人の前で認める者

        *イエスを救い主と信じる者。真の信者。

        *イエスは、真の信者を認めてくださる。

      ②イエスを人の前で知らないという者

        *イエスを信じない者

        *第一義的にはパリサイ人を指すが、それ以外の者にも当てはまる。

  
7.10節


Luk 12:10 たとい、人の子をそしることばを使う者があっても、赦されます。しかし、聖霊をけがす者は赦されません。

    
(1)「赦される」「赦されない」という表現

      ①ユダヤ人たちは、「神の御名」を避けるために、受動態を使うことが多かった。

      ②実際は、「神は赦される」、「神は赦されない」という意味である。

      ③「赦されない罪」については、結論で詳細を解説する。

  
8.11~12節


Luk 12:11
また、人々があなたがたを、会堂や役人や権力者などのところに連れて行ったとき、何をどう弁明しようか、何を言おうかと心配するには及びません。

Luk 12:12 言うべきことは、そのときに聖霊が教えてくださるからです。」

    
(1)ユダヤの権威による裁きと、ローマの権威による裁きがあった。

      ①前者の場合は、会堂で裁きが行われた。

      ②鞭打たれることもあった。

      ③後者の場合は、より厳しい裁きが実行された。

    (2)弟子たちには、聖霊の守りが保証された。

      ①事前に弁明内容を考えておく必要はない。

      ②聖霊が、教えてくださる。

結論:

  1.赦されない罪について

  「たとい、人の子をそしることばを使う者があっても、赦されます。しかし、聖霊をけが

す者は赦されません」(10節)

  (1)「聖霊をけがす」とは、イエスがメシアであることを否定する者である。

    ①イエスは、かずかずの「しるし」を行い、ご自身のメシア性を証明された。

    ②そのひとつに、口をきけなくする悪霊の追い出しがあった。

    ③ユダヤ人たちは、イエスは悪霊のかしらベルゼブルによって悪霊を追い出して

いると言った。

④これは、聖霊を悪霊だと言っているのと同じことである。

⑤これは、イエス時代のユダヤ人たちだけが犯すことのできる罪である。

      ⑥イエスは、その罪に加担しないように弟子たちに勧めた。

    (2)信仰が後退した者の罪は、赦される。

      ①その人が神に立ち返ったなら、赦される。

      ②罪責感があることは、「赦されない罪」を犯していないことを証明している。

      (例話)南蛮誓詞と日本誓詞

    (3)イエスを拒否したり、罵倒したりする未信者の罪も、赦される。

      ①キリストを救い主として受け入れることが、条件である。

2.聖霊の助けについて

「また、人々があなたがたを、会堂や役人や権力者などのところに連れて行ったとき、何

をどう弁明しようか、何を言おうかと心配するには及びません。言うべきことは、そのと

きに聖霊が教えてくださるからです」(11~12節)

  (1)これは、聖書研究に対して怠惰であってもいいという教えではない。

    ①みことばの学び

    ②祈りの生活、すべて重要である。

  (2)これは、第一義的には弟子たちに語られたものである。

    ①世界に対して福音のメッセンジャーになると、迫害が襲ってくる。

    ②サンヘドリンからの迫害、ローマからの迫害

  (3)第二義的には、真の信者一般にも適用可能である。

    ①困難に遭遇した際に、発すべき言葉が与えられる。

    ②証しの際に、語るべき言葉が与えられる。

    ③イエスとの友情関係が、ベースにある。    

    (例話)ハーベスト・タイムの番組収録で

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