コリント人への手紙第一(05)分裂の原因(2)―神の知恵の啓示―2:6~3:4

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3種類の聖霊の働きと4種類の人間ついて学ぶ。

コリント人への手紙第一 5回

分裂の原因(2)―神の知恵の啓示―

2 :6~3:4

はじめに

1.文脈の確認

(1)イントロダクション(1:1~9)

(2)教会内の分裂(1:10~4:21)

  ①分裂という現実(1:10~17)

  ②分裂の原因(1:18~4:5)

    *福音のメッセージの誤解(1:18~3:4)

      ・福音の愚かさ(1:18~2:5)

      ・神の知恵の啓示(2:6~16)

      ・肉に属する人(3:1~4)

    *奉仕の誤解(3:5~4:5)

  ③分裂の問題の解決法(4:6~21)

2.アウトライン:福音のメッセージの誤解

(1)福音の愚かさ(1:18~2:5)

(2)神の知恵の啓示(2:6~16)

(3)肉に属する人(3:1~4)

3.結論

(1)3種類の聖霊の働き

(2)4種類の人間

3種類の聖霊の働きと4種類の人間ついて学ぶ。

Ⅱ.神の知恵の啓示(2:6~16)

1.6~7節

1Co 2:6

しかし私たちは、成熟した人たちの間では知恵を語ります。この知恵は、この世の知恵でも、この世の過ぎ去って行く支配者たちの知恵でもありません。

1Co 2:7

私たちは、奥義のうちにある、隠された神の知恵を語るのであって、その知恵は、神が私たちの栄光のために、世界の始まる前から定めておられたものです。

(1)パウロは、4~5節で、「人間の知恵」を否定した。

  ①しかし、あらゆる種類の知恵が否定されるわけではない。

  ②福音は単純であるが、その中には、深遠な神の知恵が隠されている。

(2)パウロは、「成熟した人たちの間では」知恵を語るという。

  ①成熟した人たちとは、霊的に成熟したクリスチャンである。

  ②彼らは、「御霊を受けている人」(2:15)である。

(3)パウロが語る神の知恵

  ①この世の知恵ではない。

  ②この世の過ぎ去って行く支配者たちの知恵でもない。

  ③奥義(福音)のうちにある、隠された知恵である。

  ④私たちの栄光のために、世界の始まる前から神が定めておられたものである。

(4)エペ3:2~12

  ①この聖句は、世界の始まる前から神が定めていた計画を啓示している。

  ②エペソ教会の信者たちは霊的に成熟していた。

  ③コリントの信者たちは、霊的幼子であった。

  ④神の計画のゴールは聖徒たちの栄化であるが、ここでは詳細は語られない。

2.8節

1Co 2:8

この知恵を、この世の支配者たちは、だれ一人知りませんでした。もし知っていたら、栄光の主を十字架につけはしなかったでしょう。

(1)この世の支配者たちは、神の知恵を知らなかった。

  ①政治的支配者

  ②宗教的支配者

  ③この世の神(悪魔)

(2)もし知っていたら、栄光の主を十字架につけはしなかった。

  ①使3:17~18、4:25~28

  ②「栄光の主」とは、栄光を属性とする主イエスのことである。

  ③その方を十字架につけるなら、滅びが待っている。

3.9~10節

1Co 2:9

しかし、このことは、/「目が見たことのないもの、/耳が聞いたことのないもの、/人の心に思い浮かんだことがないものを、/神は、神を愛する者たちに備えてくださった」/と書いてあるとおりでした。

1Co 2:10

それを、神は私たちに御霊によって啓示してくださいました。御霊はすべてのことを、神の深みさえも探られるからです。

(1)イザ64:4からの引用

  ①神は、神を愛する者たちのために、想像もつかないような祝福を用意された。

  ②目、耳、心は、地上の事象を知覚するための手段である。

  ③これだけでは、神の真理を受け入れることはできない。

(2)神の真理を受け入れるためには、御霊の助けが必要である。

  ①神は、御霊によって神の真理を私たち(使徒たち)に啓示された。

  ②御霊は、父なる神の思いを読み取ることができる。

4.11~12節

1Co 2:11

人間のことは、その人のうちにある人間の霊のほかに、いったいだれが知っているでしょう。同じように、神のことは、神の霊のほかにはだれも知りません。

1Co 2:12

しかし私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神からの霊を受けました。それで私たちは、神が私たちに恵みとして与えてくださったものを知るのです。

(1)人間のことは、本人(その人のうちにある霊)だけが知っている。

  ①人間は、他人に関連したことを知ることができない。

  ②ましてや、神に関連したことを知るのは不可能である。

(2)神のことは、神の霊だけが知っている。

  ①神の真理は、不信者には理解不可能なことである。

  ②福音を信じて救われた者は、この世の霊を受けたのではなく、聖霊を受けた。

  ③その結果、神が私たちに恵みとして与えてくださったものを知るようになった。

  ④ロマ8:9

Rom 8:9
しかし、もし神の御霊があなたがたのうちに住んでおられるなら、あなたがたは肉のうちにではなく、御霊のうちにいるのです。もし、キリストの御霊を持っていない人がいれば、その人はキリストのものではありません。

5.13~14節

1Co 2:13

それについて語るのに、私たちは人間の知恵によって教えられたことばではなく、御霊に教えられたことばを用います。その御霊のことばによって御霊のことを説明するのです。

1Co 2:14

生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらはその人には愚かなことであり、理解することができないのです。御霊に属することは御霊によって判断するものだからです。

(1)「私たち」とは、パウロと他の使徒たちである。

  ①神の真理を説明するのに、人間の知恵から生まれたことばを用いない。

  ②御霊に教えられたことばを用いる。

  ③使徒たちは、御霊の守りと導きによって、神の真理を説明する。

(2)「生まれながらの人間」

  ①不信者は、神の御霊に属することを受け入れない。

  ②それらは、その人には愚かなことである。

  ③また、理解することができない。

  ④不信者が福音を信じるのは、聖霊による啓明があるからである。

6.15節

1Co 2:15

御霊を受けている人はすべてのことを判断しますが、その人自身はだれによっても判断されません。

(1)信者は、すべての霊的事項を判断する(見分ける)ことができる。

  ①世界観が変わる。

  ②人生の目標が変わる。

  ③価値観が変わる。

  ④好みが変わる。

(2)信者は、不信者からは理解されない。

  ①信者は、この世にあっては変わり者である。

  ②信者を判断するのは、神だけである。

  ③それゆえ、信者は、神に対して説明責任を負っている。

7.16節

1Co 2:16

「だれが主の心を知り、主に助言するというのですか。」しかし、私たちはキリストの心を持っています。

(1)イザ40:13からの引用

  ①これは、修辞的疑問文である。答える必要はない。

  ②主の心は驚嘆すべきもので、生まれながらの人間には理解できない。

(2)しかし、信者は主の心をある程度は理解できるようになっている。

  ①なぜなら、キリストの心を持っているからである。

  ②信者は、御霊に属しているという意味である。

Ⅲ.肉に属する人(3:1~4節)

1.1節

1Co 3:1

兄弟たち。私はあなたがたに、御霊に属する人に対するようには語ることができずに、肉に属する人、キリストにある幼子に対するように語りました。

(1)「兄弟たち」「あなたがた」

  ①パウロは、特定の分派にではなく、教会全体に語っている、

(2)コリントの信者たちは、全員がキリストにある幼子である。

  ①信者になりたての人は、霊的幼子である。

  ②年数が経っているのに、霊的幼子の状態にとどまっているのは問題である。

  ③パウロは、霊的成人に対するようにではなく、霊的幼子に対するように語った。

2.2~3節

1Co 3:2

私はあなたがたには乳を飲ませ、固い食物を与えませんでした。あなたがたには、まだ無理だったからです。実は、今でもまだ無理なのです。

1Co 3:3

あなたがたは、まだ肉の人だからです。あなたがたの間にはねたみや争いがあるのですから、あなたがたは肉の人であり、ただの人として歩んでいることにならないでしょうか。

(1)パウロがコリントにいた頃、信者たちは新生してから日が浅かった。

  ①パウロは、彼らに乳を飲ませ、固い食物を与えなかった。

  ②つまり、信仰の初歩的なことだけを教えた。

  ③固い食物(より深い教え)は、まだ無理だった。

(2)実は、今でも無理である。

  ①ねたみや争いがあるのは、彼らが「肉の人」である証拠である。

3.4節

1Co 3:4

ある人は「私はパウロにつく」と言い、別の人は「私はアポロに」と言っているのであれば、あなたがたは、ただの人ではありませんか。

(1)人間の指導者をあがめるのは、人間の知恵によるものである。

  ①キリストは、謙遜の道を歩み、次に、高く上げられた。

  ②キリストの弟子には、同じことが期待されている。

  ③高く上げられる(栄化される)ために、謙遜になる必要がある。

結論

1.3種類の聖霊の働き

(1)啓示

  ①聖霊は、神の御心の深みにある計画(福音)を使徒たちに啓示された。

  ②「私たちに啓示された」(10節)と一人称複数形が使われている。

  ③これは、使徒たちの間には共通の福音理解があることを示している。

(2)霊感

  ①啓示された内容を記録する際に、聖霊の守りが与えられた。

  ②聖書を「神のことば」として信じる理由は、霊感にある。

(3)啓明

  ①啓明とは、聖書を読む際に聖霊から与えられる理解力や悟りのことである。

  ②「御霊に属することは御霊によって判断するものだからです」(14節)

  ③生まれながらの人間は、啓明に頼るということがない。

  ④聖霊に導かれている人は、聖書から霊的な教訓や結論を導き出すことができる。

2.4種類の人間

(1)生まれながらの人(2:14)

  ①霊的なことが理解できない未信者

  ②信者でない人は全員、「生まれながらの人」である。

(2)キリストにある幼子(3:1)

  ①クリスチャンになりたての人

  ②聖霊を受けているが、霊的に幼い状態にある。

  ③みことばの乳しか食することができない。

(3)肉に属する人(3:3)

  ①御霊の導きではなく、人間の知恵に導かれている人

  ②堅い食物(神の計画に関するより深い真理)を食するのが困難な人である。

(4)御霊に属する人(3:1)

  ①聖霊に導かれて歩む人

  ②霊的に成熟した人である。

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