私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
続・福音の奥義に生きる(4)―イスラエルの祭りとメシアの働き(春の祭り)
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このメッセージでは...
キリスト福音教会夏季聖会「時は近づいている」
(2009年8月13~15日)
この聖会では、キリスト教を点や線ではなく、面で捉えることができるようなメッセージを語りたいと願っていました。前半の3つのメッセージでは、啓示信仰がどのような形で発展し、その後あるべき姿から逸脱してきたのかを、時系列順に解説しました。後半の2つのメッセージでは、旧約聖書に記されたイスラエルの祭りを枠組みとして、メシアの働きについて解説しました。所期の目的がどの程度達成されたかは分かりませんが、現代世界に何が起こっているかを理解するための助けにはなると確信しています。
Ⅳ.イスラエルの祭りとメシアの働き(レビ記23 :1~21)(春の祭り)
イントロダクション
(1)レビ記23章の7つの主の例祭(時間順に並んでいる)
(2)春の例祭は4つ(50 日の間にやってくる):メシアの初臨
(3)中間期は約4カ月:今の時代
(4)秋の例祭は3つ(2週間の間にやってくる):メシアの再臨
(5)3つは巡礼祭(荒野、シロ、そしてエルサレムで祝われた)
(6)これらは、メシアの働きの預言となっている。
(7)安息日の重要性:自由の民であることのしるし
(ILL)ユダヤ教のラビのコメント。最も重要な祭りとは安息日。
1.過越の祭り(出エジプト12:1~13:16)
(1)最初の過越の祭り
①この月が年の始まり。「アビブの月」、バビロン捕囚以降「ニサンの月」
②イスラエル国家の誕生を記念する祭り
③10日に子羊かヤギのうちから傷のない1歳の雄を取り、14日まで吟味。問題がなければ、夕暮れにほふり、その血を門柱とかもいに塗る。
④その肉を焼いて食べる。種なしパン、苦菜。
⑤腰の帯を引き締め、足に靴をはき、手に杖を持って食べる。
⑥血を塗ること、急いで食べることは、1度限り。
(2)それ以降の過越の祭り
①国家誕生の記念
②出エジプトの出来事への参加
(ILL)ハガダーの発展
③契約の民としての自己認識の確認
(3)預言的意味
①バプテスマのヨハネの証言(ヨハネ1:29)
②ニサンの月の10日(日)にエルサレム入場( 棕櫚 の聖日)
③14日(木)まで監視
④15日(金)の午前9時に十字架につけられる。
⑤最後の晩餐は過越の食事であった。
⑥聖餐式を通して、十字架の出来事を追体験する。
2.種なしパンの祭り
(1)内容
①過越の祭りは1日で終わる。その翌日から7日間。
②新約時代になると、過越の祭りと同じ祭りのようになる(マタ26:17)。
③出エジプトの夜の出来事を思い出す。
④初日と最後の日が、特別な日。いけにえを捧げ、労働を休む。
(2)預言的意味
①「パン種」:罪の象徴(Ⅰコリント5:7~8)
②キリストが罪のない血を捧げたときにこの祭りは成就した。
③私たちの心からパン種を取り除く方法(Ⅰヨハネ1:9)。
3.初穂の祭り
(1)内容
①月日は指定されていない。
②過越の祭りの後に来る最初の安息日の翌日(週の初めの日、今の日曜日)
③荒野で祝うのは不可能。約束の地に入ってからの祭り。
④収穫の初穂の束を祭司のところに持ってきて、祭司はそれを主に向かって揺り動かした。
⑤大麦の初穂のこと。
⑥大麦の束とともに、全焼のいけにえ(1歳の雄の子羊)、穀物の捧げ物、注ぎの捧げ物(ぶどう酒)などが捧げられた。
(2)預言的意味
①キリストの復活を予表している。
②キリストは過越の祭りの日に十字架に付けられた(金曜日)。
③翌日は、安息日(土曜日)。
④その翌日は週の初めの日で、初穂の祭りの日(日曜日)。この日に、復活した。
⑤3日目とか、三日三晩とかいうのは、このことである。
⑥パウロの教え(Ⅰコリント15:20~23)
*キリストは眠った者の初穂として死者の中から甦った。
*アダムは死をもたらした。
*キリストは死者の復活をもたらした。
*復活には順番がある。
4.7週の祭り
(1)内容
①ヘブル語で「シャブオット」、ギリシヤ語で「ペンテコステ」。
②初穂の祭りから50日後の日曜日(週の初めの日)。
③10分の2エパ(4.4リットル)の小麦粉で2つの初穂のパンを焼く。
④パンと、全焼のいけにえ、穀物の捧げ物、注ぎの捧げ物を献げた。
⑤パン種を入れて焼いたパン。祭壇で焼かず、主に向かって揺り動かした後、祭司の取り分となったから。
⑥3つの巡礼祭の一つ
(2)預言的意味
①教会の誕生を予表している。
②聖霊の降臨(使徒の働き2:1~4)
③救済史における新しい時代の到来
④聖霊の時代(父なる神が、御子イエスを通して、聖霊を送ってくださる時代)
⑤教会時代(教会の存在は、旧約聖書に預言されていなかった。奥義である)
⑥教会の本質(エペソ2:11~16、3:6)
⑦2つのパンの意味
*パン種―罪―を持ったユダヤ人と異邦人とが、キリストにあって罪清められ、ひとりの人とされる。
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