私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.188 ペットは天国に行けますか。
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ペットの犬が亡くなって、悲しみの中にある方からのご質問です。聖書では、ペットについての明確な啓示がないので、なんとも難しいご質問です。
死後の世界、千年王国、新しい地(新天新地)での動物の存在について聖書を紐解いてみます。
188 ペットは天国に行けますか
Q:ペットの犬が死にました。悲しくて仕方がありません。ペットと天国で再会できる可能性はありますか。
A:このテーマに関して聖書には明確な啓示がありませんので、断定的に言うことは避けたいと思います。動物に関する聖書箇所を取り上げながら、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、人間と動物には根本的な違いがあります。
天地創造の箇所を読むと、動物にも人間にも「いのちの息」が吹き込まれたことが分かります。つまり、両者はともに生ける存在だということです。では、動物と人間の違いはなんでしょうか。最大の違いは、人間の内面が「神のかたち」に似せて造られているという点です。人間は神に似た存在であり、知・情・意を働かせて神と交流することができます。これは、人間が霊性を持っていることを示しています。動物には、このような霊性はありません。人間の霊性は、肉体が死んでも存在し続けます。動物の内面は、人間の内面よりも劣っています。それゆえ、死後も内面が存在し続けると断言することはできません。
2番目に、動物は千年王国において存在します。
創世記1章25節には、「神は、種類にしたがって野の獣を、種類にしたがって家畜を、種類にしたがって地のすべてのはうものを造られた。神はそれを見て良しとされた 」とあります。つまり、動物は、神の目から見て良いものなのです。イザヤ書11章6節の預言を読みますと、キリストの再臨後に地上に設立される千年王国おいては、動物たちがいることが分かります。これらの動物たちがかつて地上に生きていた動物たちであるかどうかは、断定的に申し上げることができません。
3番目に、新しい地において動物が存在するかどうかは分かりません。
千年王国の次に登場するのが、新天新地です。それは永遠の世界です。そこに動物が存在するかどうかは、分かりません。いてもおかしくはありませんが、地上で死んだすべての動物が永遠の体を持って新しい地に住むというのは想像し難いことです。いずれにしても、神の判断は完璧です。私たちは神の判断を知って、完全に満足を覚えることでしょう。
参考になる聖句
「狼は子羊とともに宿り、ひょうは子やぎとともに伏し、子牛、若獅子、肥えた家畜が共にいて、小さい子どもがこれを追っていく 」(イザ11:6)
ペットも天国に行けるかどうかは、神に委ねましょう。
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