私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q.66 アメイジング・グレイスというゴスペルが大好きです。この歌の意味とその背景について教えてください。
- このメッセージに感謝を贈る
-
この無料配信メッセージは、皆様の祈りと献金のサポートで成り立っています。
あなたの「ちょっとした感謝」を300円献金で贈ってみませんか?
このメッセージでは...
アメイジング・グレイスは非常に有名な賛美歌ですね。英語では『驚くほどの恵み!私のような者までも救われた』という出だしで始まります。その歌詞は、イエスを信じて自分の罪が許された人にとっては「自分の心を代弁してくれている?!」と思ってしまうほど、共感できる内容になっています。
この素晴らしい歌詞が生まれた背景には、いったいどんな事があったのでしょう。
Q. 質問
アメイジング・グレイスというゴスペルが大好きです。この歌の意味とその背景について教えてください。
A. 回答
この讃美歌は、世界的に知られている。作曲者は不明です。
アイルランドかスコットランドの民謡から出ているという説が有力です。
いつものように3つ申し上げます。
1.作詞者は英国人のジョン・ニュートンです(1725–1807)。
(1)敬虔なクリスチャンの母親が、彼が7歳の時に亡くなりました。
(2)父に倣って船乗りとなった彼は、奴隷貿易から巨万の富を得るようになりました。
(3)西アフリカからアメリカや英国の植民地に奴隷を運ぶ仕事でした。
2.彼が22歳の時に転機が訪れました。
(1)船が嵐に会って浸水し、転覆しそうになりました。
(2)彼は、初めて真剣に神に祈りました。
(3)貨物が穴をふさいだので、浸水は弱くなりました。
(4)それから7年後、彼は船を降り、英国国教会の牧師への道を歩み始めました。
(5)19世紀初頭、ウィルバーフォースの奴隷廃止運動に協力しました。
3.この讃美歌は、彼の信仰告白の歌です。
(1)奴隷貿易に携わったことから来る罪責感を告白しています。
(2)神の愛の大きさを、「恵み(グレイス)」という言葉で表現しています。
(3)この讃美歌は、歌う人ひとりひとりの信仰の歌でもあります。
参考になる聖句
「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です」(エペソ人への手紙2:8)
週間アクセスランキング
コリント人への手紙第二(14)パウロと偽使徒の違い(1)11:1~15
イスラエル旅2023#088中川牧師とめぐる旅:【エルサレム旧市街】4つの地区とエルサレムの再統一
コリント人への手紙第二(13)批判する者たちへの反論10:1~18
Q421 天国でも性別は存在しますか。
コリント人への手紙第二(12)エルサレム教会への献金(3)-喜んで与える祝福―9:1~15
30日でわかる聖書 マタイの福音書(1)メシアの誕生