Q346 ファッション産業に進むのは罪ですか。

  • 2023.06.08
  • スピーカー 中川健一
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346 ファッション産業に進むのは罪か

Q:私は今大学生で、将来ファッションに関わる仕事に就きたいと考えていますが、ファッションのことを神様が良く思っているかどうか分かりません。私にとってファッションは、暗い気持ちを明るくさせてくれたり、勇気をもらえたりするものですが、聖書には「麗しさは偽り、美しさは虚しい」とあります。……ファッションは、人にポジティブな影響を与えられる良いものであり、聖書の教えに反抗しているとは思えないのですが、いかがでしょうか。

A:はじめに

私はファッションの専門家ではありませんので、基本的なことしか言えません。クリスチャンが衣服に関心を示すのは、決して悪いことではありません。私もその日の気分によって着るものを選びますし、衣服によって気分が引き上げられることもあります。大切なのは、ファッションの基準を決めるのは神であって、ファッション産業ではないということです。このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。

1番目に、衣服の基本的な役割を確認しましょう。

(1)衣服の基本的な役割は、裸を覆うことと、自然界の脅威から身を守ることです。

  ①アダムとエバに皮の衣を与えたのは、神です。

  ②今も神は、摂理的な方法を通して、人類に衣を与えておられます。

  ③衣服は、神から与えられている祝福です。

2番目に、ファッションに関する神の基準を確認しましょう。

(1)聖書では、衣服は着る人の地位や本質を表現するものです。

  ①王、祭司、預言者たちは、それぞれにふさわしい衣服をまといました。

  ②クリスチャンの衣服も、「内的清さ」を表現したものであるべきです。

(2)神が嫌われる衣服というものがあります。

  ①異性の情欲をかき立てるような衣服は、問題です。

  ②申命記22章5節

「女は男の衣装を身に着けてはならない。また男は女の衣服を着てはならない。このようなことをする者はみな、あなたの神、【主】が忌み嫌われる」

  ③男女の区別が明確に分かる衣服を身に着けるべきです。

3番目に、ファッションを偶像化する危険性を確認しましょう。

(1)クリスチャンの美しさは、外面からではなく、内面から出ます(1ペテ3:3~4)。

(2)ファッション産業は、浮き沈みの激しい産業です。

(3)ファッションを偶像化する人は、必ず失望させられます。

(4)クリスチャンは、この世に生きながら、この世のものではありません。

まとめ:神の基準に従うなら、祝されたファッションの仕事を展開することは可能です。

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