中川洋が語る「ペテロの歩み」パート2

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このメッセージでは...

「キリストのへりくだり」「ペテロのへりくだり」がテーマ。

 

2023 年 3 月 26 日(日) 中川洋が語る「ペテロの歩み」パート2

前半:変貌山の事件

後半:ペテロがイエスを三度知らないというところまで

「キリストのへりくだり」「ペテロのへりくだり」がテーマ

マタイ16:7 このことをあなたに明らかにしたのは血肉ではなく、天におられるわたしの父です。

ターニングポイント:ペテロの信仰告白を受けて、そこからご自分が十字架の死を遂げ、3日目に復活しなくてはならないことを教え始めた。

直後に変貌山

マルコ9:2 それから六日目に、イエスはペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、高い山に登られた。すると、彼らの目の前でその御姿が変わった。3 その衣は非常に白く輝き、この世の職人には、とてもなし得ないほどの白さであった。

マタイ 17:2 すると、弟子たちの目の前でその御姿が変わった。顔は太陽のように輝き、衣は光のように白くなった。 (キリストの御顔にある神の栄光の輝き)

マルコ9:4 また、エリヤがモーセとともに彼らの前に現れ、イエスと語り合っていた。
5 ペテロがイエスに言った。「先生。私たちがここにいることはすばらしいことです。幕屋を三つ造りましょう。あなたのために一つ、モーセのために一つ、エリヤのために一つ。」
6 ペテロは、何を言ったらよいのか分からなかったのである。彼らは恐怖に打たれていた。
7 そのとき、雲がわき起こって彼らをおおい、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。彼の言うことを聞け。」
8 彼らが急いであたりを見回すと、自分たちと一緒にいるのはイエスだけで、もはやだれも見えなかった。
9 さて、山を下りながら、イエスは弟子たちに、人の子が死人の中からよみがえる時までは、今見たことをだれにも話してはならない、と命じられた。

神様が場所に持たせているメッセージの重要性

1 洗礼を受けた地(ヨルダン川)

 キリストが洗礼を受けた場所はヨルダン川、バプテスマのヨハネが活動地域は荒野、ヨルダン川が死海に流れ込むあたり、エリコの付近。

 キリストの公生涯の働きのスタート地点として選ばれた
 バプテスマのヨハネの働きの継承がなされた
 イエスが「メシア」「神の子羊」だと証言
 自分の弟子たちにイエスに従うように勧めた。
 アンデレもペテロも従った。

この地では二つの重要なリーダーシップの継承がなされた(変貌山で現れたモーセとエリヤ)

1 モーセからヨシュア
祭司が契約の箱を持って川に入るとヨルダン川の水が止まった、対岸はエリコモーセの紅海を分けた奇跡を同じような奇跡でリーダーシップを確認

ヨシュア記3:7 【主】はヨシュアに告げられた。「今日から全イスラエルの目の前で、わたしはあなたを大いなる者とする。わたしがモーセとともにいたように、あなたとともにいることを彼らが知るためである。

2 エリヤからエリシャ
エリコに滞在していてヨルダン川へ行く

第二列王記2:8 エリヤは自分の外套を取り、それを丸めて水を打った。すると、水が両側に分かれたので、二人《ふたり》は乾いた土の上を渡った。

霊の2倍が欲しいー取り去られる最後を見たら叶う

13 それから、彼はエリヤの身から落ちた外套を拾い上げ、引き返してヨルダン川の岸辺に立った。
14 彼は、エリヤの身から落ちた外套を取って水を打ち、「エリヤの神、【主】はどこにおられるのですか」と言った。エリシャが水を打つと、水が両側に分かれ、彼はそこを渡った。
15 エリコの預言者の仲間たちは、遠くから彼を見て、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言って、彼を迎えに行き、地にひれ伏して礼をした。

2 変貌山

モーセとエリヤからリーダーシップの継承を受けた

天からの声(バット・コル) 「神の子」だという証言
 バプテスマの後「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ。」

マルコ9:7「これはわたしの愛する子。彼の言うことを聞け。」

モーセとエリヤに従うものは正当な後継者としてイエスに従いなさい

ヨルダン川をわける継承を確認する奇跡がない。キリストが与えるしるしは?

マタイ12:39 しかし、イエスは答えられた。「悪い、姦淫の時代はしるしを求めますが、しるしは与えられません。ただし預言者ヨナのしるしは別です。
40 ヨナが三日三晩、大魚(タイギョ)の腹の中にいたように、人の子も三日三晩、地の中にいるからです。

キリストにとっての紅海が分かれる奇跡は、人類の救いの道を開く「受難と復活」

 出エジプトが予表していたものの成就をキリストがする。
 具体的には、過越の祭りの時に捕えれて、十字架で血を流し、「世の罪を取り除く神の子羊」としての役割、3日目に復活すること。

土地の標高が持っているメッセージ

バプテスマの場所は死海のすぐ近くなので約束の地で最も標高が低いところ。海よりも低い。
エリコでも標高マイナス250メートル世界で一番低い街。死海はマイナス400メートル。
イエス様もバプテスマのヨハネから働きの継承を受けて公生涯をスタート。
ヨシュアをリーダーとしたイスラエルの民の約束の地での歩みのスタート。

変貌山がハーモン山だとすると約束の地で最も高いところ。そうでなくてもダンの地は最も標高の高い地

イエスのそもそものスタートは天の御座、あの輝いたイエスの栄光は天の御座にいた時から持っていたもの。栄光の神が、もっとも標高が低いところで洗礼を受けてくださり、もっと低い、ヨナのしるし、つまり3日土の中で過ごす。

霊的にも人類の全て罪を背負い、神の怒りを追い、一番低いところに下ってくださる。その権威ある方が律法を代表するモーセと預言者を代表するエリヤの働きを継承した。

ペテロが三人の「幕屋を三つ造りましょう。あなたのために一つ、モーセのために一つ、エリヤのために一つ。」はちょっとずれている。
 タイミングのずれ:過越の祭りがあってから、仮庵の祭り(メシア的王国)
 場所のずれ:天から下られた方が人と共に住むのはエルサレムの山、ここではない。

マルコ9:9 さて、山を下りながら、イエスは弟子たちに、人の子が死人の中からよみがえる時までは、今見たことをだれにも話してはならない、と命じられた。

十字架の道のり、「へりくだり」の歩みがスタート

 ペテロもこの歩みに同行させた
 へりくだりは、日本人が言う謙遜な人になるとは違い、父なる神の前にへりくだる。

二人の違い
 キリストは父なる神に従って、自らへりくだった。
 ペテロは患難と挫折を通してへりくだりを学んだ。

マタイ19:21 イエスは彼に言われた。「完全になりたいのなら、帰って、あなたの財産を売り払って貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を持つことになります。そのうえで、わたしに従って来なさい。」
22 青年はこのことばを聞くと、悲しみながら立ち去った。多くの財産を持っていたからである。
23 そこで、イエスは弟子たちに言われた。「まことに、あなたがたに言います。金持ちが天の御国に入るのは難しいことです。
24 もう一度あなたがたに言います。金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうが易しいのです。」
25 弟子たちはこれを聞くと、たいへん驚いて言った。「それでは、だれが救われることができるでしょう。」
26 イエスは彼らをじっと見つめて言われた。「それは人にはできないことですが、神にはどんなことでもできます。」

マタイ19章
永遠のいのちを得るためには、どんな良いことをすればよいのでしょうか?質問が間違っている。彼ができないことを言った。

27 そのとき、ペテロはイエスに言った。「ご覧ください。私たちはすべてを捨てて、あなたに従って来ました。それで、私たちは何をいただけるでしょうか。」
28 そこでイエスは彼らに言われた。「まことに、あなたがたに言います。人の子がその栄光の座に着くとき、その新しい世界で、わたしに従って来たあなたがたも十二の座に着いて、イスラエルの十二の部族を治めます。
29 また、わたしの名のために、家、兄弟、姉妹、父、母、子ども、畑を捨てた者はみな、その百倍を受け、また永遠のいのちを受け継ぎます。

ペテロは、すべてを捨てて従っている:自分は血肉でできていると思っている
このあと、全力をだしても挫折するということを学ぶ

最後の過越の食事

マタイ26:30 そして、彼らは賛美の歌を歌ってからオリーブ山へ出かけた。
31 そのとき、イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたはみな、今夜わたしにつまずきます。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊の群れは散らされる』と書いてあるからです。
32 しかしわたしは、よみがえった後、あなたがたより先にガリラヤへ行きます。」
33 すると、ペテロがイエスに答えた。「たとえ皆があなたにつまずいても、私は決してつまずきません。」
34 イエスは彼に言われた。「まことに、あなたに言います。あなたは今夜、鶏が鳴く前に三度わたしを知らないと言います。」
35 ペテロは言った。「たとえ、あなたと一緒に死ななければならないとしても、あなたを知らないなどとは決して申しません。」弟子たちはみな同じように言った。

ゲッセマネでの祈りー自らのへりくだり、父への従順

36 それから、イエスは弟子たちと一緒にゲツセマネという場所に来て、彼らに「わたしがあそこに行って祈っている間、ここに座っていなさい」と言われた。
37 そして、ペテロとゼベダイの子二人《ふたり》を一緒に連れて行かれたが、イエスは悲しみもだえ始められた。
38 そのとき、イエスは彼らに言われた。「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。ここにいて、わたしと一緒に目を覚ましていなさい。」
39 それからイエスは少し進んで行って、ひれ伏して祈られた。「わが父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしが望むようにではなく、あなたが望まれるままに、なさってください。」
40 それから、イエスは弟子たちのところに戻って来て、彼らが眠っているのを見、ペテロに言われた。「あなたがたはこのように、一時間でも、わたしとともに目を覚ましていられなかったのですか
41 誘惑に陥らないように、目を覚まして祈っていなさい。霊は燃えていても肉は弱いのです。」

3回同じ祈りをした。その度にペテロたちは眠ってしまっていた。同行はしていたけれどイエスのことは理解できていなかった。

イエスが捕えられる瞬間ーペテロは自分の力で「剣」で対処しようとする

ヨハネ 18:10 シモン·ペテロは剣を持っていたので、それを抜いて、大祭司のしもべに切りかかり、右の耳を切り落とした。そのしもべの名はマルコスであった。

ルカ22:49 イエスの周りにいた者たちは、事の成り行きを見て、「主よ、剣で切りつけましょうか」と言った。
50 そして、そのうちの一人《ひとり》が大祭司のしもべに切りかかり、右の耳を切り落とした。
51 するとイエスは、「やめなさい。そこまでにしなさい」と言われた。そして、耳にさわって彼を癒やされた。

イエスが捕えられる時

56 しかし、このすべてのことが起こったのは、預言者たちの書が成就するためです。」そのとき、弟子たちはみなイエスを見捨てて逃げてしまった。

イエスを捕らえられ大祭司の家へ、ペテロは中庭まで行った。

ルカ22:54 彼らはイエスを捕らえ、引いて行き、大祭司の家に連れて入った。ペテロは遠く離れてついて行った。
55 人々が中庭の真ん中に火をたいて、座り込んでいたので、ペテロも中に交じって腰を下ろした。
56 すると、ある召使いの女が、明かりの近くに座っているペテロを目にし、じっと見つめて言った。「この人も、イエスと一緒にいました。」
57 しかし、ペテロはそれを否定して、1回目「いや、私はその人を知らない」と言った。
58 しばらくして、ほかの男が彼を見て言った。「あなたも彼らの仲間だ。」しかし、ペテロは2回目「いや、違う」と言った。
59 それから一時間ほどたつと、また別の男が強く主張した。「確かにこの人も彼と一緒だった。ガリラヤ人だから。」

ヨハネ 18:26 大祭司のしもべの一人《ひとり》で、ペテロに耳を切り落とされた人の親類が言った。「あなたが園であの人と一緒にいるのを見たと思うが。」
27 ペテロは再び否定した。すると、すぐに鶏が鳴いた。

ルカ22:60 しかしペテロは、3回目「あなたの言っていることは分からない」と言った。するとすぐ、彼がまだ話しているうちに、鶏が鳴いた。
61 主は振り向いてペテロを見つめられた。ペテロは、「今日、鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言います」と言われた主のことばを思い出した。
62 そして、外に出て行って、激しく泣いた。

 

ルカ22:61 主は振り向いてペテロを見つめられた。

ペテロに対する裁きの目ではない。
ペテロの罪に対する裁きを受けるために十字架に向かっているから
ペテロはイエスを知らないと3回言ったが、捕まる直前イエスは3回何をしたか?
イエスは、父なる神のみこころに従って裁きを受けいれる祈りを3回も祈ってくださった。
ペテロの罪のため、全人類の罪のため、あなたの罪のために

62 そして、外に出て行って、激しく泣いた。

ペテロは挫折によってへりくだりを学んだ、どんなにか辛かっただろうか。

あなたは患難の中にいますか?挫折をしていますか?挫折をした経験がありますか?キリストはあわれみをもって、あなたに顔を向けられている。
へりくだるということはキリストの罪の赦しが必要だと認めること

福音を受け入れましょう

キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、
4 また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと、
5 また、ケファに現れ、それから十二弟子に現れたことです。

へりくだること、挫折を学んだペテロが後に書いた文章

第一ペテロ5:5 同じように、若い人たちよ、長老たちに従いなさい。みな互いに謙遜を身に着けなさい。「神は高ぶる者には敵対し、へりくだった者には恵みを与えられる」のです。
6 ですから、あなたがたは神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神は、ちょうど良い時に、あなたがたを高く上げてくださいます。
7 あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。
8 身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、吼えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。
9 堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい。ご存じのように、世界中で、あなたがたの兄弟たちが同じ苦難を通ってきているのです。
10 あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあって永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみの後で回復させ、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。
11 どうか、神のご支配が世々限りなくありますように。アーメン。

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