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メシアの生涯(52)—八福の教え—

  • 2013.03.25
  • マタイ5章:3〜12、ルカ6章:20〜26
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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このメッセージでは...

このメッセージは、八福の教えの本質について学ぼうとするものである。

「八福の教え」

§054 マタ5:3~12、ルカ6:20~26

1.はじめに

    (1)文脈の重要性

      ①文脈を無視して、山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い。

      ②イエスは、神の国の福音をもたらされた。

      ③当時のユダヤ人たちの関心事

*自分の義は、神の国に入るにふさわしいものか。

      ④彼らが教えられていた唯一の義は、パリサイ人の義であった。

        *口伝律法を行うことによる義である。

      ⑤イエスは、信仰による義を紹介された。

    (2)山上の垂訓の本質

      ①山上の垂訓は、「メシアによる律法解釈」である。

        *パリサイ人は、律法の外面的な服従にこだわった。

        *イエスは、内面的服従と、外面的服従の両方を強調した。

      ②山上の垂訓は、救いの道を示したものではない。

        *もしそれが救いの道を示したものであるなら、業による救いが可能となる。

        *聖書が教える方法は、常に、信仰と恵みによるものである。

      ③山上の垂訓は、現代のクリスチャンに適用すべきものではない。

        *もしそうなら、私たちは、613のモーセの律法を実行せねばならなくなる。

        *ただし、山上の垂訓から多くの教訓を学ぶことができる。

*新約時代の律法とは、「キリストの律法」(ガラ6:2)のことである。

*山上の垂訓の教えの多くが、「キリストの律法」に登場する。

*十戒の内九戒までが、「キリストの律法」に登場する。

    (3)八福の教えの本質

      ①信仰による義を獲得した人たちの特徴(すでに得た)。

        *イエスをメシアと信じる信仰

      ②信仰による義を獲得した人たちが目指すべき目標(完成への途上にある)。

      ③神に全面的に信頼した結果、内面の変化を経験する。

      ④外面のみを強調するパリサイ的義とは異なる。

  2.アウトライン

    (1)神の前での謙遜

    (2)悔い改め

    (3)神の恵みへの信頼

    (4)神の義への渇望

    (5)責任転嫁からの脱却

    (6)信仰の結果

    (7)キリストの紹介

    (8)迫害

  3.結論:八福の教えと新約時代のクリスチャン

このメッセージは、八福の教えの本質について学ぼうとするものである。

Ⅰ.神の前での謙遜

「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから」
(3節)

    (1)物質的貧しさとは違う。

      ①経済的弱者、社会的弱者は、神の愛の対象である。

      ②と同時に、裕福な者も神に愛されている。

    (2)内面的な貧しさである。

      ①現実的に、客観的に、自己評価ができている人

      ②自分の義に信頼を置いていない人

      ③傲慢(プライド)とは正反対の性質を持った人

      ④神にのみ信頼を置いている人

    (例話)綿畑に投資した人が財産すべてを失った。

Ⅱ.悔い改め

「悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから」
(4節)

  (1)人生で味わうさまざまな悲しみとは違う。

  (2)罪に関する悲しみのことである。

    ①罪に対する感受性が豊かな人

    ②結果として、神に対して罪を告白する人

  (3)イザ61:3

「シオンの悲しむ者たちに、灰の代わりに頭の飾りを、悲しみの代わりに喜びの油を、

憂いの心の代わりに賛美の外套を着けさせるためである。彼らは、義の樫の木、栄光

を現す【主】の植木と呼ばれよう」

  ①シオンの悲しむ者たちとは、信仰による義人たちである。

  ②彼らは、頭に灰をかぶり、断食をし、喪に服したような状態である。

  ③神は彼らに喜びを与え、彼らを祝福される。

    ④彼らは、「義の樫の木、栄光を現す【主】の植木」と呼ばれる。

Ⅲ.神の恵みへの信頼

「柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐから」
(5節)

  
  (1)モーセのような人(民12:3)

    「モーセはその人となり柔和なこと、地上のすべての人にまさっていた」(口語訳)

    (2)主イエスのような人(マタ11:29)

    「わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたし

に学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう」
(口語訳)

(3)静かで、動じることのない強さを持った人

  ①神への絶対的な信頼がある。

  ②神の権威を認め、それに従っている。

  ③神の恵みによって生きている。

  ④自分を実態以上に大きく見せる必要はない。

    (4)詩37:11

    「しかし柔和な者は国を継ぎ、豊かな繁栄をたのしむことができる」(口語訳)

Ⅳ.神の義への渇望

「義に飢え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足りるから」
(6節)

    (1)飢え渇きは人間の本能である。

      ①食物

      ②愛

      ③神

(2)ここでは、霊的な意味で、飢え渇きという言葉が使用されている。

      ①完全な基準に基づいて生きたいという願い

      ②この文脈では、モーセの律法が完全な基準である。

      ③聖い生活への渇望

Ⅴ.責任転嫁からの脱却

「あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるから」
(7節)

  (1)自分に厳しく、他者にやさしい人

    ①他者の必要に敏感に答える人

  (例話)罪を犯した直後のアダムとエバ

(2)詩18:25

「あなたは、恵み深い者には、恵み深く、全き者には、全くあられ、」

(3)箴11:17

「いつくしみある者はおのれ自身に益を得、残忍な者はおのれの身をそこなう」

(口語訳)

Ⅵ.信仰の結果

「心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るから」
(8節)

  (1)これこそ、信仰による救いの結果である。

    ①魂の奥底に真理が宿っている。

  (2)正しい動機で行動を起こしている。

    ①神に喜ばれる行為を行っている。

②これは、パリサイ人の義と大いに異なる点である。

    (3)「神を見る」

      ①イエスが神であることを認識する。

      ②神を実感として感じることができるようになる。

    (4)詩24:3~5

    「だれが、【主】の山に登りえようか。だれが、その聖なる所に立ちえようか。手が

きよく、心がきよらかな者、そのたましいをむなしいことに向けず、欺き誓わなかっ

た人。その人は【主】から祝福を受け、その救いの神から義を受ける」

Ⅶ.キリストの紹介

「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから」
(9節)

  (1)政治的平和とは無関係の箇所である。

  (2)キリストを伝達する人

  (3)信者同志の間に平和をつくる人

Ⅷ.迫害

「義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。わたし

のために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、

あなたがたは幸いです。喜びなさい。喜びおどりなさい。天ではあなたがたの報いは大き

いから。あなたがたより前にいた預言者たちを、人々はそのように迫害したのです」

(10~12節)

    (1)常に神の基準によって生きている人

      ①たとえ迫害が来ても、生き方を曲げない。

    (2)イエスをメシアと信じたユダヤ人にとっては、迫害は現実的なことであった。

    (3)2テモ3:12

    「確かに、キリスト・イエスにあって敬虔に生きようと願う者はみな、迫害を受けま

す」

結論:

  1.八福の教えは、信仰による義を得た者の特徴を示している。

    (1)と同時に、信仰者が生きるべき目標を示している。

  2.八福の教えを実行することによって、義とされるのではない。

    (1)いかなる律法を行ったとしても、それによって義とされることはない。

  3.では、そのようにして八福の教えを実行することができるのか。

    (1)悲劇的信仰者の姿

①最大の悲劇は、律法を行うことによって聖化を達成しようとすること。

      ②この理解は、クリスチャン生活を律法主義的生活に追い込む。

    (2)ロマ書7章クリスチャンとロマ書8章クリスチャンの違い

      ①前者は、自分で自分に重荷を課している。

      ②その人が苦しむのは、自然の成り行きである。

      ③後者は、聖霊の導きで歩む。

      ④その結果として、祝福と平安が与えられる。

    (3)ロマ8:3~4

「肉によって無力になったため、律法にはできなくなっていることを、神はしてくだ

さいました。神はご自分の御子を、罪のために、罪深い肉と同じような形でお遣わし

になり、肉において罪を処罰されたのです。それは、肉に従って歩まず、御霊に従っ

て歩む私たちの中に、律法の要求が全うされるためなのです」

  ①キリストを信じた瞬間、私たちは罪に対して死に、解放された。

  ②その結果、御霊に従って歩む自由が与えられた。

  ③御霊に従って歩むなら、結果的に律法の要求が全うされる。

  ④これが聖化である。

  ⑤すべての鍵は、「位置的真理」を思い出すことである。

(4)昇天のイエスは、大祭司として執りなしをしておられる。

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