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メシアの生涯(48)—12使徒の選抜‐マタイ、トマス-—

  • 2013.02.18
  • ルカ6章:12〜16、マルコ3章:13〜19
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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マタイ、トマスの人生から教訓を学びます。

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「12使徒の選抜‐マタイ、トマス-」

§053 マコ3:13~19、ルカ6:12~16

1.はじめに

    (1)宣教の拡大のために、使徒たちを選抜し、彼らを各地に派遣する段階になった。

(2)12使徒のリストは、4ヶ所に出て来る。

    ①マコ3章、マタ10章、ルカ6章、使1章

    ②同名の者、別名を持つ者などがいて、非常に難解である。

    ③4人一組で考えれば、分かりやすい。

(3)A.T.ロバートソンの調和表

(§53)徹夜の祈りの後、イエスは12使徒を選ぶ。

マコ3:13~19、ルカ6:12~16

(4)これまでに6人取り上げた。

    ①ペテロ:キーマン

    ②アンデレ:紹介者

    ③ヤコブ:天国への一番槍

    ④ヨハネ:主が愛された弟子

    ⑤ピリポ:哲学者

    ⑥ナタナエル(バルトロマイ):イスラエルの型

  (5)今回は、第2組の後半の2人を取り上げる。

    ⑦マタイと⑧トマス

<12使徒の歌(ルカ6:14~16)>

1. イエスの使徒たち12人、彼らは全員20代、

1組4人で活動し、御国の福音伝えます。

    2. ペテロが最初の長(おさ)となり、弟アンデレそこに付き、

ヤコブとヨハネの兄弟も、 御国のために仕えます。

      3.ピリポの組の者たちは、バルトロ、別名ナタナエル、

マタイ、もとは取税人、トマス、あだ名がデドモ(双子)です。

4. ヤコブの父はアルパヨで、シモンの前歴熱心党、

別名タダイのユダがいて、 裏切り者のユダ最後。

  2.アウトライン

    (1)マタイ

      ①概略の紹介

      ②召命を受けた場面

      ③食事会の場面

    (2)トマス

      ①概略の紹介

      ②イエスとともに死のうとした場面

      ③イエスのことばを理解できないと言った場面

      ④イエスの復活を疑った場面

  3.結論

    (1)マタイの性格

    (2)トマスの性格

このメッセージは、マタイとトマスの人生から教訓を学ぼうとするものである。

Ⅰ.マタイ

  1.概略の紹介

    (1)4つのリストの中で、位置が変わる。

      ①7番目か8番目

    (2)マタイという名の意味は、「ヤハウェからの贈り物」である。

      ①アルパヨの子レビ(マコ2:14)とある。

      ②このアルパヨは、9番目に出て来るヤコブの父アルパヨとは別人である。

      ③当時は、2つの名前を持つ人がいた。

    (3)今までに登場した使徒たちは、バプテスマのヨハネの弟子であった。

      ①マタイは、バプテスマのヨハネの弟子ではなかった。

    (4)彼の職業は、取税人であった。

      ①カペナウムで関税(通行税)を徴収する取税人であった。

      ②ローマの官吏ではなく、国主ヘロデ・アンテパスに仕える取税人であった。

      ③税額を前納し、それ以降取り立てたものとの差額が、収入になった。

    (5)彼は相当な教育を受けていたであろう。

      ①アラム語

      ②ギリシア語

  2.召命を受けた場面

  「イエスは、そこを去って道を通りながら、収税所にすわっているマタイという人をご覧

になって、『わたしについて来なさい』と言われた。すると彼は立ち上がって、イエスに

従った」
(マタ9:9)

  (1)マタイは、イエスの権威を認識した。

    ①突然起こったことではない。

    ②収税所は、情報の収集センターのようなものである。

    ③さらに、イエスは取税人や罪人たちの間で評判がよかった。

  (2)これは、徹底的な従順である。

    ①ルカ5:28

    「するとレビは、何もかも捨て、立ち上がってイエスに従った」

    ②マタイの福音書には、「何もかも捨て」という言葉はない。

    ③マタイにとっては、後戻りできない献身であった。

  3.食事会の場面

「イエスが家で食事の席に着いておられるとき、見よ、取税人や罪人が大ぜい来て、イエ

スやその弟子たちといっしょに食卓に着いていた」
(マタ9:10)

(1)それからしばらくして、マタイは自宅で宴会を開いた。

    ①霊的新生を感謝する会である。

    ②古いマタイには考えられないような、気前のよいことが起こっている。

  (2)招かれた客

    ①イエスと使徒たち6人

    ②取税人や罪人(娼婦)が大ぜい

  (3)「いっしょに食卓に着いていた」

    
①ユダヤ的視点では、食事をともにすることは、親密な交わりを意味する。

    ②マタイは取税人としての特権や富を捨てたが、イエスを友とするようになった。

    (4)これ以降、マタイの記録は福音書には出てこない。

Ⅱ.トマス

  
1.概略の紹介

    (1)彼もまた、バプテスマのヨハネの弟子ではない。

    (2)トマスという名前の意味

      ①双子(彼には双子の兄弟がいたのであろう)

      ②ギリシア語でデドモという。

      ③恐らく、ギリシア人との付き合いではデドモと呼ばれていたのであろう。

  2.イエスとともに死のうとした場面

  「そこで、イエスはそのとき、はっきりと彼らに言われた。『ラザロは死んだのです。わ

たしは、あなたがたのため、すなわちあなたがたが信じるためには、わたしがその場に居

合わせなかったことを喜んでいます。さあ、彼のところへ行きましょう』」。そこで、デド

モと呼ばれるトマスが、弟子の仲間に言った。「私たちも行って、主といっしょに死のう

ではないか」
(ヨハ11:14~16)

  (1)ラザロは死んだ。

    ①イエスがその場に居合わせなかったのは、よいことであった。

    ②ラザロを生き返らせることで、人々の信仰をかき立てることができるから。

  (2)しかし、イエスがユダヤ地方に行くのは、危険なことであった。

    ①指導者たちが、イエスの命を狙っている。

    ②もしイエスが逮捕され、殺されたなら、弟子たちも同じ目に会うだろう。

  (3)トマスは、他の弟子たちを鼓舞してこう言った。

  「私たちも行って、主といっしょに死のうではないか」

    ①彼には、イエスに対する熱烈な愛と献身の思いがある。

    ②しかし、これは信仰の言葉ではない。

    ③これは、絶望の言葉である。

    ④情熱が、ペテロとは正反対の方向に向かう。

    (例話)盤面を見ているだけで、負けたと思った棋士

  (4)トマスにはその意識がなったが、ここにはアイロニー(皮肉)がある。

    ①彼は、イエスの贖罪の死の意味を理解していなかった。

      ・イエスは、ラザロの命と引き換えに、自分の命を犠牲にしようとしていた。

    ②後に、ほとんどの弟子たちが、殉教の死を遂げるようになる。

  3.イエスのことばを理解できないと言った場面

  「『わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのも

とに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。わたしの行く道は

あなたがたも知っています』。 トマスはイエスに言った。『主よ。どこへいらっしゃるの

か、私たちにはわかりません。どうして、その道が私たちにわかりましょう』。イエスは

彼に言われた。『わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでな

ければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません』」
(ヨハ14:3~6)

  (1)弟子は、ラビの教えが分からない場合は、質問をした。

    ①ここでは、12使徒全員が不思議に感じている。

    ②トマスが、群れを代弁して質問している。

  (2)イエスの素晴らしい回答が与えられた。

    ①イエスはこれまでにも、弟子たちに救いの道を教えて来られた。

    ②再度、確認される。

      ・救いの道はひとつだけである。

      ・イエスだけが救いの道である。

      ・イエスは、道、真理、いのち、そのものである。

  4.イエスの復活を疑った場面

  「十二弟子のひとりで、デドモと呼ばれるトマスは、イエスが来られたときに、彼らとい

っしょにいなかった。それで、ほかの弟子たちが彼に『私たちは主を見た』と言った。し

かし、トマスは彼らに『私は、その手に釘の跡を見、私の指を釘のところに差し入れ、ま

た私の手をそのわきに差し入れてみなければ、決して信じません』と言った。八日後に、

弟子たちはまた室内におり、トマスも彼らといっしょにいた。戸が閉じられていたが、イ

エスが来て、彼らの中に立って『平安があなたがたにあるように』と言われた。それから

トマスに言われた。『あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、

わたしのわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい』。ト

マスは答えてイエスに言った。『私の主。私の神』。イエスは彼に言われた。『あなたはわ

たしを見たから信じたのですか。見ずに信じる者は幸いです』」
(ヨハ20:24~29)

  (1)トマスがなぜ他の使徒たちといっしょにいなかったのかは、分からない。

  (2)トマスの疑い

    ①他の使徒たちが何かを見たことは否定していない。

    ②彼は、イエスが復活の体を持たれたことを信じなかった。

    ③それを信じるためには、触って確かめてみる必要がある。

  (3)イエスは、その言葉を聞いておられた。

    ①8日目に、復活のイエスが現れた。

    ②トマスは、「私の主。私の神」と叫んだ。

      ・これは、トマスの信仰告白である。

結論:

  1.マタイは、「神からの贈り物」である。

    (1)彼は、人々の富を奪うために、自分の才能を用いていた。

    (2)しかし、その才能は「神からの贈り物」であることに気づいた。

    (3)そして、彼自身が、他の人に対して「神からの贈り物」となった。

    (4)福音書にはわずかしか登場しないが、イエスの行いと教えを観察していた。

    (5)そして、マタイの福音書を後世に遺した。

  2.トマスは、「懐疑論者」である。

    (1)情熱家である。

    (2)しかし、うつ的気質の人であり、ものごとを否定的に見る人である。

    (3)その彼の人格もまた、完成へと導かれた。

    (4)ヨハネの福音書の2つの流れ

      ①不信仰の拡大→最後は、イエスを十字架に付ける。

      ②弟子たちの信仰の成長→トマスの信仰告白がクライマックスになっている。

    (5)トマスが疑った結果、私たちが信じることができるようになった。

      ①復活を信じるかどうかは、弟子たちを信頼するかどうかにかかっている。

    (6)彼は、ガリラヤ湖畔で復活のイエスに出会った中のひとりである(ヨハ21章)。

    (7)彼は、聖霊降臨を待つ信者の群れの中にいる(使1:13)。

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