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メシアの生涯(10)—ヨセフへの告知—

  • 2012.05.14
  • マタイ1章:18〜25
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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イエス誕生の意味について学ぶ。

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「ヨセフへの告知」
 マタイ1:18~25

1.はじめに

  (1)ヨハネとイエスの対比(特にルカの福音書)

  ①誕生の告知

  ②実際の誕生物語

    ③神の約束が成就し、人々に喜びをもたらす。

  (2)ヨセフの側から見た物語(マタイの福音書)

  2.アウトライン

(1)ヨセフの苦悩(18~19節)

(2)天使の御告げ(20~23節)

  (3)ヨセフの応答(24~25節)

  3.メッセージのゴール

    (1)イエスという名の意味

    (2)インマヌエルという呼称の意味

このメッセージは、イエス誕生の意味について学ぼうとするものである。

Ⅰ.ヨセフの苦悩(18~19節)

  1.18節

  「イエス・キリストの誕生は次のようであった。その母マリヤはヨセフの妻と決まってい

たが、ふたりがまだいっしょにならないうちに、聖霊によって身重になったことがわかっ

た」

  (1)イエス・キリスト(1節と同じ名称)

    ①ユダヤ人に対する情報である。

②メシアとして到来されたイエスは、ダビデの家系である。

    ③マタイは、イエスの誕生が超自然的なものであることを説明する。

  (2)ユダヤ式結婚の習慣を知る必要がある(第7回目「イエス誕生の告知」参照)。

①今の私たちが「婚約」と言っている意味とは、異なる。

「その母マリヤはヨセフの妻と決まっていたが」(新改訳)

口語訳と新共同訳は、ともに「婚約していた」と訳している。

    (3)ユダヤ式結婚の手順

      ①両親の合意で話が進められる。

      ②花嫁の父親に花嫁料を払った段階で、正式な準結婚関係が成立する。

      ③同居は、1年ほど先のことになるが、法的には結婚関係とみなされる。

      ④その期間は、花嫁が父に仕える期間である。

⑤また、花嫁の純潔が証明される期間でもある。

    ⑥もし花嫁が他の男と関係を持てば、姦淫の罪を犯したことになる。

    ⑦婚約関係の破棄は、離婚によってのみ可能になる。

  (3)実質的な結婚関係が始まらない内に、マリアは身重になった。

    ①聖霊によって。

      *実に簡潔な記述である。

    ②これは、マリアの側の情報であって、ヨセフは事情を知らない。

    ③ヨセフはマリアを愛していたので、彼女の背信の行為のゆえに心が痛んだ。

2.19節

「夫のヨセフは正しい人であって、彼女をさらし者にはしたくなかったので、内密に去ら

せようと決めた」

  (1)「夫のヨセフは正しい人であって」

    ①まったく罪がないという意味ではない。

    ②旧約聖書的な意味での義人

    ③モーセの律法に従って生きているという意味である。

    ④彼もまた、イスラエルの残れる者(レムナント)である。

  (2)ヨセフの選択肢

 「彼女をさらし者にはしたくなかったので、内密に去らせようと決めた」(新改訳)

 「彼女のことが公けになることを好まず、ひそかに離縁しようと決心した」(口語訳)

 「マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した」(新共同訳)

    ①公にするか、個人的に解決するか。

    ②公にした場合は、マリアは石打の刑に処せられる可能性がある。

      *町の門の所に座っている裁き人に訴え出る。

      *申22:23~24

      「ある男と婚約している処女の娘がいて、別の男が町で彼女と出会い、床を

共にしたならば、その二人を町の門に引き出し、石で打ち殺さねばならない。

その娘は町の中で助けを求めず、男は隣人の妻を辱めたからである。あなた

はこうして、あなたの中から悪を取り除かねばならない」

      ③個人的に解決する場合は、2人の証人の前で離婚状を与える。

      ④ヨセフの場合は、正義よりも恵みが勝った。

    (3)神の苦しみとヨセフの苦しみ

      ①アブラハムがイサクを捧げた出来事

      ②預言者ホセアの召し

        *神は、背信の妻イスラエルを不変の愛(ヘセッド)をもって愛し続けた。

*このメッセージは、ホセアの家庭的体験によって具体化された。

*彼は、「姦淫の女」ゴメルをめとれと命じられた。

Ⅱ.天使の御告げ(20~23節)

  1.20~21節

  「彼がこのことを思い巡らしていたとき、主の使いが夢に現れて言った。『ダビデの子ヨセ

フ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるの

です。マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の

民をその罪から救ってくださる方です』」

  (1)旧約時代によく起こる神の啓示法

    ①夢を通した啓示

    ②天使を通した啓示

  (2)「ダビデの子ヨセフ」

    ①イエスの義父は、メシアを排出する家系に属している。

    ②イエスは法的にもダビデの子孫である。

  (3)メッセージの内容

    ①命令:恐れないでマリアを妻として迎えよ。

    ②理由:胎内の子は聖霊によって身ごもったから。

    ③命令:生まれてくる男の子にイエスという名を付けよ。

    ④理由:イエスとは、「ヤハウェは救い」という意味である。

*バプテスマのヨハネの場合と同様に、神から名が与えられる。

      *イエスがもたらす救いは、罪からの救いである。

  2.22~23節

  「このすべての出来事は、主が預言者を通して言われた事が成就するためであった。『見よ、

処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる』(訳す

と、神は私たちとともにおられる、という意味である)」

  (1)これは、マタイによる解説である。

    ①ユダヤ人読者を意識している。

    ②イエスにおいて、ひとつの重要なメシア預言が成就した。

  (2)イザ7:14

  「それゆえ、主みずから、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ。処女がみ

ごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける」

  ①ヘブル語の「アルマー」は、乙女、若い娘のこと。

    *この聖句を処女懐胎の預言とは見ない人たちがいる。

  ②マタイは、ギリシア語の「パーセノス」を使っている。

    *これは、処女という意味である。

    *当時は、乙女と言えば、処女のことである。

    *紀元1世紀のユダヤ教は、イザ7:14を処女懐胎の預言と理解していた。

Ⅲ.ヨセフの応答(24~25節)

  1.24~25節

  「ヨセフは眠りからさめ、主の使いに命じられたとおりにして、その妻を迎え入れ、そし

て、子どもが生まれるまで彼女を知ることがなく、その子どもの名をイエスとつけた」

  (1)ヨセフの旧約聖書理解

    ①イエスという名の意味を理解した。

      *詩130:8

      「主は、イスラエルをすべての罪から贖ってくださる」(新共同訳)

      *エレ31:31~37 新しい契約の約束

    ②イザ7:14の預言

  (2)ヨセフは時を移さず、マリアと住むようになった。

    ①天使のことばを信じたということを示すため

    ②マリアを守るため

  (3)イエスが誕生するまで、実際の夫婦関係はなかった。

  (4)「その子どもの名をイエスとつけた」

    ①ルカ2:21によれば、それは生後8日目(割礼の日)に行われた。

結論:マタイは、ユダヤ人に対して2つのキーワードを示し、イエスのメシア性を証明しよう

としている。

  1.イエスという名の意味

    (1)ヘブル語でイェシュアという。

      ①旧約聖書のヨシュアと同じである。

      ②メシアとして誕生した方は、ごく普通のユダヤ人男子の名前を持った。

      ③「ヤハウェは救い」「ヤハウェは救う」という意味である。

      ④メシアがもたらす救いは、政治的な解放ではない。

      ⑤それは、霊的な解放である。

    (2)ユダヤ人伝道とイエスという名

      ①イエス(英語でJesus)という名は、ユダヤ人に忌み嫌われる。

      ②ユダヤ人は、イエスという名によって迫害されてきた。

      ③これは、ユダヤ人がかかわらない方がよい名である。

      ④ユダヤ人伝道においては、イェシュアというヘブル名を使うのがよい。

  2.インマヌエルという呼称の意味

    (1)これは、イエスの名ではなく、イエスの特徴を表現する呼称である。

      ①その意味は、「神は私たちとともにおられる」ということ。

    (2)処女懐胎したイエスは、神であり人である。

      ①神が人間の世界(有限の世界)に介入された。

      ②ヨハ1:14

      「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。

父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに

満ちておられた」

      ③イエスは、私たちの苦悩と弱さを理解し、それを共有してくださる。

      ④処女懐胎は、神が私たちに近づき、私たちを救うための神の方法である。

        *「すべての道は同じゴールに到達する」というのは、真理ではない。

        *神の方法によらねば、救いはない。

      ⑤マタイ28:20b

      「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます」

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