私たちはプロテスタントのキリスト教福音団体です。『1. 聖書のことばを字義どおりに解釈する 2. 文脈を重視する 3. 当時の人たちが理解した方法で聖書を読む 4. イスラエルと教会を区別する』この4点を大切に、ヘブル的聖書解釈を重視しています。詳しくは私たちの理念をご確認ください。
Q279 普遍的教会とはなんですか
- このメッセージに感謝を贈る
-
この無料配信メッセージは、皆様の祈りと献金のサポートで成り立っています。
あなたの「ちょっとした感謝」を300円献金で贈ってみませんか?
このメッセージでは...
279 普遍的教会とはなんですか
Q:最近、クリスチャンの友人から普遍的教会という言葉を聞きました。耳慣れない言葉だったので、戸惑いました。普遍的教会は、私たちが知っている通常の教会と何が違うのですか。教えてください。
A:このテーマに関して、いつものように3つ申し上げます。
1番目に、教会には2種類のものがあります。
教会は、ギリシア語で「エクレシア」と言います。「エクレシア」とは、「この世から呼び出された」という意味です。つまり、教会とは建物ではなく、イエス・キリストを救い主として信じた信者の群れのことです。教会には、2種類のものがあります。地域教会と普遍的教会です。私たちが知っている通常の教会は、目に見える教会であり、地域教会です。これ以外に目に見えない教会があります。それが普遍的教会です。
2番目に、地域教会は欠点を宿した不完全な教会です。
パウロは、諸教会に手紙を書きました。その目的のひとつは、教会内の問題を解決するためです。なぜ教会内に問題があるかというと、霊的に成熟していない信者がいるからです。さらに問題なのは、地域教会には本物の信者と名前だけの信者が存在していることです。名前だけの信者とは、信仰を告白していても、本物の救いを経験していない人たちのことです。「教会」という言葉が複数形で出ていれば、それは100%地域教会を指します。
3番目に、普遍的教会は真の信者だけが属する教会です。
普遍的教会とは、使徒の働き2章で教会が誕生して以降信者になったすべての人を含む概念です。つまり、すでに死んだ信者とまだ生きている信者を含む概念だということです。この中には、ユダヤ人信者と異邦人信者がいます。普遍的教会は、「キリストの花嫁」であり、キリストを頭とするキリストの「みからだ」です。携挙に与るのは、この普遍的教会です。普遍的教会を指す場合は、「教会」という言葉は100%単数形で出て来ます。
自分は普遍的教会に属しているから、地域教会に属さなくてもよいということではありません。真の信者は、地域教会に所属しながら、神の栄光を表わすために奉仕をします。地域教会と普遍的教会の違いを理解し、置かれている場でキリストに従順に従うのは、素晴らしいことです。
参考になる聖句
「教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです」(エペ1:23)
地域教会に所属しながら、神の栄光を表わすために奉仕するのは素晴らしいことです。
週間アクセスランキング
コリント人への手紙第二(18)最後のあいさつ13:11~13
ルカの福音書(9)羊飼いたちへの告知2:8~20
コリント人への手紙第二(17)訪問を前提とした勧告12:19~13:10
ルカの福音書(8)イエスの誕生2:1~7
ヨハネの黙示録(9)—7つの封印を開く前の天の様子—
Q425 天にいるイエスのからだには、十字架の傷跡が残っているのでしょうか。