申命記(19)第5戒

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第5戒について学ぶ

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申命記19回

「第5戒」
申5:16

 

1.はじめに

(1)申命記の構造(宗主権契約に基づく4つの説教)
①第1の説教:歴史の回顧(1:5~4:43)
②第2の説教:契約に基づく義務(4:44~26:19)
*総論:臣下の義務(4:44~5:33)
*全的従順の呼びかけ(6~11章)
*律法の解説と日常生活への適用(12:1~26:15)
*【主】に対する誓約(26:16~19)

 

(2)シナイ山での契約締結とモアブの地での契約更新の対比
①シナイ山での契約締結では、恐ろしい光景が展開された。
②モアブの地での契約更新では、恵みと希望に満ちた光景が展開された。
③申5:6以降で、律法の内容が解説される(613の命令)。
④十戒が最初に出て来る。

 

2.メッセージのアウトライン
(1)第5戒(5:16)
(2)旧約聖書と第5戒
(3)新約聖書と第5戒

 

3.結論:第5戒に関する現代的課題

 

第5戒について学ぶ。
Ⅰ.第5戒(5:16)
1.16節
あなたの父と母を敬え。あなたの神、【主】が命じたとおりに。それは、あなたの日々が長く続くようにするため、また、あなたの神、【主】があなたに与えようとしているその土地で幸せになるためである。
(1)モーセの律法は、両親を敬うことの重要性を強調している。
①神との関係(1~4戒)
②人との関係(5~10戒)
③人との関係の最初に、両親を敬えという戒めが出て来る。
④敬うというのは、両親の価値を高く評価することである。
⑤その外的表現が、両親への従順である。

 

(2)その背後にある考え方は、次のようなものである。
①両親を敬うことは、神の立てた秩序と権威に従うことである。
②両親に反抗する者は、神に敵対する人間になる可能性が大である。
③両親を敬うことは、謙遜を学ぶことでもある。
④自分だけで生きている人はいない。傲慢は破滅をもたらす。

 

(3)この戒めには約束が伴っている。
「それは、あなたの日々が長く続くようにするため、また、あなたの神、【主】が
あなたに与えようとしているその土地で幸せになるためである」
①これは、個人的な長寿の約束というよりも、イスラエルの民が約束の地で平
安の内に長く住むようになるという約束である。「あなた」は複数形である。
②両親を敬うことは、民族として生き延びるための鍵である。
*家族は、社会の最小単位である。
*宗教的指導者ではなく、両親(特に父)が子どもの教育に責任を持つ。
*父たちには、子どもたちに保守的な価値観を教える義務がある。

 

2.イエスもまた、第5戒の重要性を指摘された(マタ15:4)。
神は『父と母を敬え』、また『父や母をののしる者は、必ず殺されなければならない』と言われました。
(1)「父や母をののしる者は、必ず殺されなければならない」は、他の箇所から
の引用である。

 

3.イエスは、第5戒を実行された(ルカ2:51~52)。
それからイエスは一緒に下って行き、ナザレに帰って両親に仕えられた。母はこれらのことをみな、心に留めておいた。
イエスは神と人とにいつくしまれ、知恵が増し加わり、背たけも伸びていった。

 

Ⅱ.旧約聖書と第5戒
1.出21:17
自分の父や母をののしる者は、必ず殺されなければならない。
(1)両親をののしる者は、殺人者と同じ扱いを受けた。

 

2.レビ20:9
だれでも自分の父や母をののしる者は、必ず殺されなければならない。その人は自分の父あるいは母をののしったのだから、その血の責任は彼にある。
(1)現代のキリスト教は、この罪を軽く扱っている。

 

3.申27:16
「自分の父や母を軽んじる者はのろわれる。」民はみな、アーメンと言いなさい。
(1)呪いの宣言と民の同意

 

4.箴20:20
自分の父や母をののしる者、
そのともしびは、闇が近づくと消える。
(1)「ともしびが消える」とは、死の比喩的表現である。

 

5.箴30:17
自分の父を嘲り、
母への従順を蔑む目は、
谷の烏にえぐり取られ、
鷲の子に食われる。
(1)両親を嘲る者は、死んでも埋葬されず、その死体は鳥の餌となる。
Ⅲ.新約聖書と第5戒
1.ロマ1:29~30
彼らは、あらゆる不義、悪、貪欲、悪意に満ち、ねたみ、殺意、争い、欺き、悪巧みにまみれています。また彼らは陰口を言い、
人を中傷し、神を憎み、人を侮り、高ぶり、大言壮語し、悪事を企み、親に逆らい、
(1)神を認めない者たちの堕落した姿が描かれている。

 

2.コロ3:20
子どもたちよ、すべてのことについて両親に従いなさい。それは主に喜ばれることなのです。
(1)両親への従順が救いをもたらすというのではない。これは創造の秩序である。

 

3.2テモ3:1~2
終わりの日には困難な時代が来ることを、承知していなさい。
そのときに人々は、自分だけを愛し、金銭を愛し、大言壮語し、高ぶり、神を冒涜し、両親に従わず、恩知らずで、汚れた者になります。
(1)終末論時代に現れる霊的堕落の描写である。

 

4.エペ6:1~3
子どもたちよ。主にあって自分の両親に従いなさい。これは正しいことなのです。
「あなたの父と母を敬え。」これは約束を伴う第一の戒めです。
「そうすれば、あなたは幸せになり、その土地であなたの日々は長く続く」という約束です。
(1)「第一の戒め」
①第1戒という意味ではなく、約束が伴った第一の戒めという意味である。
②今の時代(恵みの時代)は、モーセの律法の役割は終了している。
③第5戒と同じ命令が、「キリストの律法」の中にも含まれている。
④今の時代においても、両親を敬えという命令が与えられている。

 

(2)エペソ6章の文脈から学ぶこと
①結婚生活は、キリストと教会の関係の投影(表れ)である。
②親子関係もまた、主への献身の投影でなければならない。
③子どもは、神への献身の表れとして両親を敬う。
④親もまた、神への献身の表れとして子どもたちを訓練する。
⑤親子ともに、神からの命令と使命が与えられている。

 

結論:第5戒に関する現代的課題
1.虐待を経験した子どもでも、両親を敬うべきか。
(1)虐待にはさまざまな形態がある。
①暴力による肉体的虐待
②言葉による虐待
③無視という虐待
(2)自分が傷ついていることを神に申し上げよう。
①神は、私たちのすべてをご存じである。
②両親を敬うことができないなら、そのことも、正直に告白しよう。
(3)両親との間に具体的な境界線を引こう。
①独り立ちできる年齢になったなら、自立した生活を志そう。
②適度な距離を置いたところから、両親を敬うことは可能である。
③境界線とは、これ以上は親に介入させないという線のことである。
(4)両親がしてくれた良いことを思い出す努力をしよう。
①積極的な記憶を呼び戻し、そのことのゆえに両親に感謝しよう。
(5)両親の救いのために祈り始めよう。
①両親の救いのために祈るのは、第5戒の実践である。
(6)「親換え」を実行しよう。
①「親換え」とは、地上の父を天の父(父なる神)に置き換えることである。
②「親換え」は、イエス・キリストを信じる信仰によって可能となる。
③「親換え」には時間がかかるが、確実に癒しと解放を体験するようになる。

 

2.両親は暴君か。
(1)Noah Berlatsky(米国人作家)のツイート
①彼は、幸せな子ども時代を過ごした。現在10代の娘がひとりいる。
「両親は暴君である。親は、金持ちや白人と同じように、抑圧的階級である。親子関係の濫用を最小限に食い止める方法はいくつかあるが、その病は常に存在する」
②この議論は、すべての親を「暴君」として一括りにしている点が問題。
③このままでは、親であること自体が罪とされる時代が来る。
④社会に分断を作り出し、不満を醸成することで既存の秩序を破壊するのが
共産主義者の常套手段である。

 

3.性別を含む言語は不適切か。
(1)米下院議長ペロシは「性別を含む言語」を排除する行動規則案を出した。
①「父、母、息子、娘、兄、姉、祖父、祖母」などの使用が禁止される。
②親権の制限やジェンダーレス社会の推進は、家族制度の否定につながる。
(2)米下院議会の冒頭の祈りで、民主党議員は「amen and a-women」と言った。
①Emanuel Cleaver議員(ミズーリ州)は、牧師でもある。
②「amen」はジェンダーとは無関係である。
③ヘブライ語で「その通り」「本当に」「そうでありますように」などの意味。
(3)子どもの養育に関しては、政府が責任を持つという考え方が広がりつつある。
①イスラエルのキブツで、子どもたちの世話を専門のスタッフに委ねた。
②母親は授乳の時間にだけやって来て、それ以外は職場で働いた。
③子どもも大人も、多くの者が愛着障害に陥った。
(4)ジェンダーレス社会のゴールは、家庭の破壊である。
①男女ともに参画できる職業に関しては、ジェンダーレスの用語でよい。
*チェアーマン、チェアーウーマン=チェアーパーソン
*ポリースマン、ポリースウーマン=ポリースオフィサー
②しかし、肉体上の性差は、創造の秩序として存在する。
③それをあたかも存在しないかのように振る舞うのは、非現実的である。
④神は、私たちが「違い」をエンジョイするように自然界を創造された。
⑤家庭の破壊は、生存の基盤の破壊であり、聖書的価値観への挑戦である。

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