使徒の働き(88)―カイザリヤ到着―

  • 2020.01.06
  • 使徒の働き 23章31~35節
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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神の時について学ぶ。

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「カイザリヤ到着」

使徒23:31~35

1.はじめに

(1)文脈の確認

①パウロ殺害の陰謀が発覚した。

②このことを千人隊長に知らせたのは、パウロの甥であった。

③千人隊長は、直ちにパウロをカイザリヤに移送することにした。

④歩兵200人、騎兵70人、槍兵200人を護衛部隊とした。

⑤パウロのために馬を用意した。

⑥千人隊長は、総督宛の手紙を用意した。

⑦エルサレム出発は、ローマに向かう旅の始まりであった。

 

 

(2)アウトライン

①エルサレムからカイザリヤへ(31~33節)

②総督による予備審問(34~35節)

③カイザリヤでの2年間

 

 

結論: 神の時

神の時について学ぶ。

 

 

Ⅰ.エルサレムからカイザリヤへ(31~33節)

1.31~32節

Act 23:31 そこで兵士たちは、命じられたとおりにパウロを引き取り、夜中にアンテパトリスまで連れて行き、

Act 23:32 翌日、騎兵たちにパウロの護送を任せて、兵営に帰った。

(1)エルサレムからアンテパトリスまで

①アンテパトリスは、エルサレムから約60キロ北西にある町である。

②かつてはクファル・サバと呼ばれた。

③ヘロデ大王が自分の父に敬意を表して、アンテパトリスと命名した。

④現在は、クファル・サバになっている。

⑤470人の兵士たちが、夜を徹して移動した。

*ユダの山地→シェフェラー(低地)→アンテパトリス

*途中森林地帯を通過するので、伏兵に襲われる危険性があった。

⑥一行は、大急ぎで移動し、明るくなる頃にはアンテパトリスに着いた。

 

 

(2)アンテパトリスからカイザリヤまで

①カイザリヤまでは約45キロの道のりである。

②平地が続き、伏兵に襲われる危険性もない。

*さらに、ユダヤ人人口が少ない地域に入っている。

③400人の兵士たちはエルサレムの兵営に帰って行った。

④残った70人の騎兵たちが、パウロをカイザリヤまで送り届けた。

 

 

2.33節

Act 23:33 騎兵たちは、カイザリヤに着き、総督に手紙を手渡して、パウロを引き合わせた。

(1)騎兵たちは、任務を果たした。

①カイザリヤに着いた。

②総督に千人隊長からの手紙を渡した。

③総督にパウロを引き渡した。

 

 

(2)当時の総督は、アントニウス・ペリクスである。

①彼は、紀元52年から59年までユダヤの総督であった。

②ポンテオ・ピラトは、紀元26年から36年まで、同じ地位に就いていた。

③彼は、解放奴隷であった。

*クラウデオ帝の母アントニアの力で解放された。

④彼は、解放奴隷がローマ属州の総督となった最初の人物である。

*兄パッラスの援助(クラウデオ帝の下で権勢を誇った解放奴隷)

*目的のためには手段を選ばないという政治手法

*3回にわたる政略結婚

⑤彼は、武力によってユダヤの治安維持を図ろうとした。

⑥過激な反ローマ主義者シカリ党には厳しく対応した。

⑦「ペリクスの統治は、奴隷の心情で王権を行使したものであった」(タキトゥス)

 

 

Ⅱ.総督による予備審問(34~35節)

1.34節

Act 23:34 総督は手紙を読んでから、パウロに、どの州の者かと尋ね、キリキヤの出であることを知って、

(1)総督は、パウロの出身地を尋ねた。

①その出身地に別の統治者がいる場合は、その者に裁判の優先権がある。

②ルカ23:6~7

Luk 23:6 それを聞いたピラトは、この人はガリラヤ人かと尋ねて、

Luk 23:7 ヘロデの支配下にあるとわかると、イエスをヘロデのところに送った。ヘロデもそのころエルサレムにいたからである。

*ピラトは、ガリラヤの国主ヘロデ・アンティパスに裁判を委ねた。

*ヘロデがそれを拒否したので、ピラトが判決を出すはめになった。

 

 

(2)パウロはキリキヤの出である。

①そこには別の統治者がいないので、ペリクスが裁判を担当することになった。

②訴える者がいないと裁判にならない。

 

 

2.35節

Act 23:35 「あなたを訴える者が来てから、よく聞くことにしよう」と言った。そして、ヘロデの官邸に彼を守っておくように命じた。

(1)訴えるユダヤ人たちが来るまで、パウロはヘロデの官邸に収監された。

①「ヘロデの官邸」とは、ヘロデ大王が建設した建物である。

②そこには、いくつかの監獄が設置されていた。

③パウロの生活は、かなり快適なものであったと思われる。

*ローマ市民であった。

*罪を犯したかどで正式に訴えられているわけではない。

 

 

(2)ペリクスの頭の中にあるのは、邪悪な思いである。

①いかにしてユダヤ人の機嫌取りをするか。

②いかにしてパウロから賄賂をもらうか。

 

 

(3)使24:1

Act 24:1 五日の後、大祭司アナニヤは、数人の長老およびテルトロという弁護士といっしょに下って来て、パウロを総督に訴えた。

 

 

Ⅲ.カイザリヤでの2年間

(1)パウロは、ここから約2年間カイザリヤに収監されることになる。

①2人の総督と1人の王の前で弁明する。

②使9:15の成就である。

Act 9:15 しかし、主はこう言われた。「行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です。

 

 

(2)ペリクスによる裁判

①3区分

*パウロに対するユダヤ人たちの訴え(24:1~9)

*訴えに対するパウロの弁明(24:10~21)

*ペリクスの応答(24:22~27)

②それぞれにほぼ均等なスペースが割かれている。

③ルカの意図は、パウロに有罪宣言を出せなかったことを示すことにある。

*ユダヤ人たちの巧妙な訴えがあった。

*ペリクスは邪悪な総督であった。

 

 

(3)ルカはこのパターンを3回繰り返している。

①ペリクス、フェスト、ヘロデ・アグリッパⅡ世

 

 

(4)3回の裁判を通してルカが示そうとしたこと

①キリスト教は、政治運動とは無関係である。

②ユダヤ教がキリスト教を迫害する理由は、明白である。

*ユダヤ教の希望は復活のイエスにおいて成就したとのキリスト教の主張

 

 

結論 :神の時

1.サラ

(1)神の計画は、年老いた夫婦から息子が誕生するというものであった。

(2)しかし、サラには神の時を待つ忍耐心がなかった。

①彼女は、「神の前を歩く女」になった。

(3)彼女は、女奴隷ハガルによって子を得ようとした。

①当時の習慣からすると不道徳なことではなかった。

(4)イシュマエルの子孫とイサクの子孫の葛藤は、今日まで約4000年続いている。

 

2.ヨセフ

(1)ヨセフは、逆境の中でも神を称えることができた人物である。

(2)彼は、兄たちの手で奴隷に売られた。

(3)パロの廷臣で侍従長のポティファルのもとに住むことになった。

(4)ポティファルの妻から濡れ衣を着せられ、監獄に入れられた。

(5)エジプト王の献酌官長と調理官長の二人に会うことになった。

(6)献酌官長と調理官長は、獄中で不吉な夢を見た。

(7)ヨセフは2人の夢の解き明かしをした。

*献酌官長には、良い解き明かしをした。

*調理官長には、悪い解き明かしをした。

(8)この献酌官長は、ヨセフのことを全く忘れていた。

(9)それから2年後、ファラオは夢を見た。

 

3.モーセ

(1)エジプトでの40年間

(2)ミディアンでの40年間

(3)出エジプトの40年間

 

4.パウロ

(1)エルサレムで2回証言をした。

①ユダヤ人の群衆に対して

②サンヘドリンに対して

 

(2)カイザリヤで3回証言をした。

①パウロvs.ペリクス

②パウロvs.フェスト

③パウロvs.ヘロデ・アグリッパⅡ世

 

(3)カイザリヤでの2年間は、ローマという大舞台を用意する期間であった。

①神は眠ってはおられない。

②ヘブ10:36~39

Heb 10:36 あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。

Heb 10:37 「もうしばらくすれば、/来るべき方が来られる。おそくなることはない。

Heb 10:38 わたしの義人は信仰によって生きる。/もし、恐れ退くなら、/わたしのこころは彼を喜ばない。」

Heb 10:39 私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です。

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