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使徒の働き(75)―マケドニアとアカヤ再訪―

  • 2019.09.09
  • 使徒の働き 20章1~6節
  • スピーカー 中川健一
  • 東京定例会
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「マケドニアとアカヤ再訪」
使徒20:1~6

 

1.はじめに
(1)この段階でのパウロの自己認識
 ①まだ余力はあるが、決して若くはない。
 ②これまでの奉仕を締めくくる必要がある。
  *各教会に分かれを告げる必要がある。
 ③残された仕事に着手する必要がある。

 

(2)パウロは、予定よりも早くエペソを出ることになった。
 ①予期せぬ暴動事件が勃発した。
 ②この箇所は、パウロの旅程の記録である。
 ③教会教父たちは、この箇所の重要性を認めていない(注解が残っていない)。
 ④講解メッセージには、苦しみと喜びがある。

 

(3)アウトライン:マケドニアとアカヤ再訪
 ①エペソからトロアスへ(1節)
 ②トロアスからピリピへ(1節)
 ③ピリピからコリントへ(2~3節a)
 ④コリントからピリピへ(3節b)
 ⑤ピリピからトロアスへ(4~6節)

 

結論:
(1)これまでの奉仕の締めくくりをする。
 ①諸教会に別れを告げる。
 ②コリント人への手紙第二を執筆する。
(2)残された仕事に着手する。
 ①異邦人信者の献金をエルサレム教会に届ける。
 ②ローマ人への手紙を執筆する。

 

マケドニアとアカヤ再訪から霊的教訓を学ぶ。
Ⅰ.エペソからトロアスへ(1節)
1.1節
Act 20:1 騒ぎが治まると、パウロは弟子たちを呼び集めて励まし、別れを告げて、マケドニヤへ向かって出発した。
(1)エペソでの騒動が治まって以降のパウロの動き
 ①彼は、マケドニア、アカヤを経由してエルサレムに向おうとした。
 ②使19:21
Act 19:21
これらのことが一段落すると、パウロは御霊の示しにより、マケドニヤとアカヤを通ったあとでエルサレムに行くことにした。そして、「私はそこに行ってから、ローマも見なければならない」と言った。
 ③「励まし」「embrace」「アスパゾマイ」は、幅広い意味を持つ言葉である。
 ④叱責、警告、矯正、励まし

 

(2)彼は、エペソを出て、トロアスに向った。
 ①トロアスは、かつてパウロがマケドニア人の幻を見た港町である。
 ②2コリ2:12~13
2Co 2:12 私が、キリストの福音のためにトロアスに行ったとき、主は私のために門を開いてくださいましたが、
2Co 2:13 兄弟テトスに会えなかったので、心に安らぎがなく、そこの人々に別れを告げて、マケドニヤへ向かいました。
  *トロアスでは、伝道の機会が与えられていた。
  *しかしパウロは、すぐにマケドニア(ピリピ)に向った。
  *コリント教会のことが気がかりであった。
  *パウロは、厳しい手紙とともにテトスを先に派遣していた。
  *そのテトスとトロアスで落ち合う予定であったが、会えなかった。
  *コリント教会の様子を知りたかったが、それが叶わなかった。
  *そこで、トロアスでの滞在を短時間で切り上げ、ピリピに向った。
  *ルカは、トロアスを省いて、すぐにマケドニアに向ったと書いている。

 

Ⅱ.トロアスからピリピへ(1節)
1.1節
Act 20:1 騒ぎが治まると、パウロは弟子たちを呼び集めて励まし、別れを告げて、マケドニヤへ向かって出発した。
(1)パウロは、マケドニアでテトスに会えた。
 ①2コリ7:5~8
2Co 7:5 マケドニヤに着いたとき、私たちの身には少しの安らぎもなく、さまざまの苦しみに会って、外には戦い、うちには恐れがありました。
2Co 7:6 しかし、気落ちした者を慰めてくださる神は、テトスが来たことによって、私たちを慰めてくださいました。
2Co 7:7
ただテトスが来たことばかりでなく、彼があなたがたから受けた慰めによっても、私たちは慰められたのです。あなたがたが私を慕っていること、嘆き悲しんでいること、また私に対して熱意を持っていてくれることを知らされて、私はますます喜びにあふれました。
2Co 7:8
あの手紙によってあなたがたを悲しませたけれども、私はそれを悔いていません。あの手紙がしばらくの間であったにしろあなたがたを悲しませたのを見て、悔いたけれども、
2Co 7:9
今は喜んでいます。あなたがたが悲しんだからではなく、あなたがたが悲しんで悔い改めたからです。あなたがたは神のみこころに添って悲しんだので、私たちのために何の害も受けなかったのです。
  *テトスは、コリント教会が悔い改めたという知らせをもたらしてくれた。
  *これによって、パウロは大いに慰められた。
  *そこでパウロは、コリント人への手紙第二を書いた。
  *ピリピに滞在している間に執筆したと思われる。

 

Ⅲ.ピリピからコリントへ(2~3節a)
1.2節
Act 20:2 そして、その地方を通り、多くの勧めをして兄弟たちを励ましてから、ギリシヤに来た。
(1)この時期に、イルリコ伝道を行ったものと思われる。
 ①マケドニアの北西の地域(旧ユーゴスラビア)
 ②ロマ15:19
Rom 15:19
また、しるしと不思議をなす力により、さらにまた、御霊の力によって、それを成し遂げてくださいました。その結果、私はエルサレムから始めて、ずっと回ってイルリコに至るまで、キリストの福音をくまなく伝えました。

 

(2)ギリシアに来たとは、コリントに来たという意味である。
2.3節a
Act 20:3a パウロはここで三か月を過ごしたが、
(1)コリントに3ヶ月間滞在した。
 ①冬は海が荒れるので、春になるのを待った。
 ②ロマ16:23
Rom 16:23
私と全教会との家主であるガイオも、あなたがたによろしくと言っています。市の収入役であるエラストと兄弟クワルトもよろしくと言っています。
  *ガイオの家に滞在した。

 

(2)この時期に、パウロはローマ人への手紙を執筆した。
 ①エルサレムを訪問した後、ローマ、スペインに行くつもりであった。
 ②エルサレムを訪問する目的は、異邦人クリスチャンたちの献金を届けるため。

 

Ⅳ.コリントからピリピへ(3節b~4節)
1.3節b
Act 20:3bそこからシリヤに向けて船出しようというときに、彼に対するユダヤ人の陰謀があったため、彼はマケドニヤを経て帰ることにした。
(1)パウロは、コリントからシリアに向う船に乗ろうとしていた。
 ①ケンクレアの港からカイザリヤに向う船便
 ②カイザリヤからエルサレム(春の祭りを祝おうとしていた)
  *過越の祭りと種なしパンの祭り(合計8日間)
  *多くのユダヤ人が集まるので、伝道のチャンスが広がる。
 ③多くのユダヤ人の巡礼者たちが、その船便を利用していた。

 

(2)彼は、ユダヤ人の陰謀についての情報を得た。
 ①どのようにして知ったかは、書かれていないが、明らかに神の守りがある。
 ②熱狂的なユダヤ人たちにとって、船上でパウロを殺すのは容易なことであった。
 ③パウロは計画を変更し、マケドニア経由でエルサレムに向うことにした。
 ④当然、過越の祭りには間に合わない。次の祭りは、ペンテコステである。

 

2.4~5節
Act 20:4
プロの子であるベレヤ人ソパテロ、テサロニケ人アリスタルコとセクンド、デルベ人ガイオ、テモテ、アジヤ人テキコとトロピモは、パウロに同行していたが、
Act 20:5 彼らは先発して、トロアスで私たちを待っていた。
(1)7名の同行者たち
 ①3名がマケドニアから
  *プロの子であるベレヤ人ソパテロ
  *テサロニケ人アリスタルコとセクンド
 ②4名が小アジアから
  *デルベ人ガイオ
  *テモテ(ルステラ)
  *アジヤ人テキコとトロピモ

 

(2)彼らは、先発してトロアスでパウロの一行を待った。
 ①彼らに対する陰謀がないので、ケンクレアからトロアスに直行できた。

 

Ⅴ.ピリピからトロアスへ(6節)
1.6節
Act 20:6 種なしパンの祝いが過ぎてから、私たちはピリピから船出し、五日かかってトロアスで彼らと落ち合い、そこに七日間滞在した。
(1)パウロの一行は、ピリピで種なしパンの祭りを祝った。
 ①「私たち章句」が始まる。
 ②ルカがピリピで合流した。
 ③ルカは、ピリピ教会の代表である。
 ④「私たち章句」は、使20:5~15、21:1~18と続く。

 

(2)一行は、ネアポリス(ピリピの港町)から船に乗り、トロアスに向った。
 ①以前は、2日間しかかからなかった(使16:11)が、今回は5日かかった。

 

(3)トロアスで同行者たちに合流し、そこで7日間滞在した。
 ①パウロは、トロアスの教会で奉仕をする(次回の内容)。

 

結論:
1.これまでの奉仕の締めくくり
(1)諸教会に別れを告げる。
 ①自分が設立した諸教会を訪問し、信者たちを励ました。

 

(2)コリント人への手紙第二を執筆する(ピリピ滞在中)。
 ①特徴
  *地域教会が直面する課題について書かれた書簡である。
  *コリント人への手紙第一では、パウロは教師である。
  *コリント人への手紙第二では、パウロは牧会者である。
  *皮肉的な言葉が多いが、その判断が難しい。
  *個人的な感情を伝える言葉が多い。
 ②執筆目的
  *コリント訪問の計画を変更した理由
  *懲戒を正しく実行したことへの褒め言葉
  *パウロの動機を疑う者たちへの応答
  *エルサレムの聖徒たちへの献金
  *パウロの使徒職を疑う者たちへの応答

 

2.残された仕事に着手
(1)異邦人信者の献金をエルサレム教会に届ける。
 ①ロマ15:25~27
Rom 15:25 ですが、今は、聖徒たちに奉仕するためにエルサレムへ行こうとしています。
Rom 15:26 それは、マケドニヤとアカヤでは、喜んでエルサレムの聖徒たちの中の貧しい人たちのために醵金することにしたからです。
Rom 15:27
彼らは確かに喜んでそれをしたのですが、同時にまた、その人々に対してはその義務があるのです。異邦人は霊的なことでは、その人々からもらいものをしたのですから、物質的な物をもって彼らに奉仕すべきです。

 

(2)ローマ人への手紙を執筆する(コリント滞在中)。
 ①特徴
  *第三次伝道旅行の終りごろ、コリント滞在中に執筆された。
  *エルサレムに諸教会の献金を届ける直前に書かれた。
  *第3次伝道旅行はエルサレムで終わる。
  *そこで投獄され、ローマに送られる。
  *紀元60年にローマに到着(使28:11~15)。
 ②執筆目的
  *自らの神学をまとめるため。
  *スペイン伝道の支援を求めるため。
  *ローマ教会にあったユダヤ人信者と異邦人信者の葛藤を解決するため。
  *最初の組織神学の書である。

 

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